7月22日と23日、ライターのかのあゆさんと一緒にキャンプに行ってきました。先日レビューしたポータブル電源のBLUETTI AC60&B80をフィールドで使ってみたかった、というのがキャンプに行く目的だったのですが、かのあゆさんに「一緒に行く?」と聞いてみたら、「わー行きます行きます!」と即答されました。
愛読者の方々ならご存知のことと思いますが、かのあゆさんと言えば「筋金入りのガジェットオタク」です。まさかキャンプに乗り気になるとは予想だにしていなかったのですが、私はキャンプ初心者の上、過去のキャンプや車中泊(今年に入ってからトータル4回出かけました)が常に「ソロ」だったので、ガジェットオタクと2人で行くキャンプがとても楽しみに思われました。
1.BLUETTI AC60&B80
冒頭記載のとおり、今回のキャンプの「表向きの理由」はポータブル電源「BLUETTI AC60&B80」の野外での使用感を確認する、というものでした。この製品の実機レビューはすでに実施済みですが、「小型サイズのポータブル電源本体+拡張電源」というパッケージングが新鮮で、これをキャンプで使うとどんな感じになるのかな、ということが気になっていました。
BLUETTI AC60&B80の実機レビュー記事はこちらです
BLUETTI 小型ポータブル電源AC60 & 拡張バッテリーB80 レビュー - 単体で使えばコンパクトサイズ、拡張すれば大容量に!用途に合わせて使い分け可能なポータブル電源
2.キャンプ場
訪問したキャンプ場は「9時17時(くじごじ)道志オートキャンプ場」です。私は東京都の西の外れに住んでいて、山梨県道志村までは車で1時間半ほどで着きます。道志村には非常に多くのキャンプ場があり、しかも「割とお値段低め」です。9時17時キャンプ場は「チェックインが午前9時、チェックアウトが午後5時」という、ちょっと変わったシステムになっていて、滞在時間が長くとれる上、繁忙期でも5割~7割程度しか予約を取らないので、とてもゆったりと過ごせます。
私自身キャンプには慣れておらず、かのあゆさんも「初めてのキャンプ」ということだったので、せかせかしていないであろう、このキャンプ場を利用することにしました。
キャンプ場の情報・予約はこちらです
9時17時道志オートキャンプ場:なっぷ
かのあゆさんに私の自宅から近い橋本駅まで来てもらい、そこから車でキャンプ場に向かいました。で、その途中の「コピオ相模原インター」にある「元祖一条流がんこ総本家(二代目) 」で昼食。私、相模原方面に出かける際はここでラーメンを食べることにしていて、今回もぜひかのあゆさんにラーメンを食べてもらいたかったんですよね。ここの「しょっぱうまい」味はクセになります。
3.テント設営
いつものソロキャンプとは違い、2人だったので、以前から使っているAmazonベーシック ワンポールテントに加え、安価なソロテントも購入し、持っていきました。Amazonのワンポールテントでも2名はラクラク寝られるのですが、個人的にちょっと抵抗がありまして…。
私はものぐさなので、テントを購入する際には必ず「設営・撤収がラクなもの」を選ぶようにしています。最初に購入したAmazonのワンポールテントは設営がラクではあるのですが、サイズがやや大きく、ペグを打つ箇所が意外に多くて真夏だと少し大変ですし、やはりサイズが大きめなせいで撤収後にテントをたたむのに少し苦労します。ただ、今回はかのあゆさんと2人だったので、そのへんもスムーズでした。
新しく買ったソロテントの方は「1人が寝るだけ」のスペースしかないのですが、その分設営と撤収がめちゃめちゃラクでしたね。おそらく次回ソロキャンプに出る際はこのソロテントを使うと思います。
4.遊んだ、仕事もした
道志村のキャンプ場は付近に小川が流れていることが多く、9時17時キャンプ場に隣接して三ヶ瀬川というのが流れていました。
当日はかなり暑く、テントを設営したところで少し涼みました。これは「小川に足を浸してくつろぐかのあゆさん」です。こういう場面でもスマホを離さないのがガジェットオタクらしいところです。
小川で少しくつろいだ後、かのあゆさんと一緒に「Blackview N6000のレビューの仕上げ」をしました。キャンプ場にそれぞれパソコンを持ち込み、BLUETTI AC60で給電しながら1時間ほど作業をし、無事記事を公開しています。このあたり、ウインタブらしいというか、「本来キャンプ場でするようなことではない」のですが、ライターとリアルで会う機会が多くはないので、私としては楽しく、気持ちよく作業ができました(かのあゆさんが楽しかったかどうかは定かではありません)。
ちなみにBLUETTI AC60のほうは本体のみを使い、拡張バッテリーは車の荷室に置いたままでした。PCへの給電くらいなら本体のみで十分ですし、本体のみならサイズも小さいので、それほどかさばりませんでした。
BLUETTI AC60&B80ですが、個々の重量は10キロ弱ながら、このように重ねてしまうと(当然ですが)20キロ近くになってしまいます。しかし、私が使っているキャンプ用の折りたたみテーブルは耐荷重30キロなので、コンロとか食材とか酒を置いてしまうとちょっと不安…。
なので、こんなふうに本体(AC60)をテーブルに置き、拡張バッテリー(B80)を地面に置くようにしました。こうやって分離して設置できるのがこの製品の大きなメリットだと思います。
午後6時くらいから夕食の調理をし、2人で酒盛りです。例によって「オール電化」で、電気コンロで味付け済みの肉、もやしなんかを焼くだけですわ…。
かのあゆさんは結構な酒飲みで、缶チューハイを5本くらい飲んでました(私は2本だけ)。とりとめのない話(ガジェット関連が80%くらいかなあ)を延々と続け、10時くらいまで酒を飲みながら話し込みました。こうやってライターさんと時間を気にせずに話せたのはすごく良かったと思います。
あたりが暗くなってからはこんな感じ。LEDランタンも持っていったのですが、先日レビューしたタフネスタブレットの「Blackview Active 8 Pro」のライトを使いました(この画像ではBLUETTI AC60の上にActive 8 Proを載せています)。Active 8 Proはバッテリー容量が22,000 mAhと「強烈」なので、バッテリー切れを気にすることなく長時間ライトを使えます。
キャンプ場によっては消灯時間が決まっているケースもありますが、9時17時キャンプ場では特に決まっていなかったようで、周囲のキャンパーの様子をうかがいつつ、「一般常識」とも言える午後10時には話を切り上げ、それぞれのテントに入りました。
で、この画像をご覧ください。かのあゆさんのテントの中なんですけど、上でご説明したとおり仕事用のノートPCに加え、ゲーミングUMPCのAYANEO、実機レビューの題材であるBlackview N6000、それに加えスマホ3台を持ってきていました…。要は「キャンプ場にパソコン2台とスマホ4台を持ち込んでいた」わけです。…さすがに「なんなんだ、こいつは」と思いました。
翌朝聞いたら、「いやあ、AYANEOでゲームをしようと思ったんですけど、酔っ払ってたんで寝落ちしちゃいました」とのことでした。ちなみに私はテントの中ではBlackview Active 8 Proで20分くらい動画を観て、眠くなったんで寝てしまいました。
5.翌朝
翌朝、さすがに2人で「せっかくキャンプに来たんだから、散歩くらいはしようぜ」ということで、キャンプ場の周辺を30分ほど散策し、その後朝食です。
朝食も非常にいい加減で、電気コンロでウインナーソーセージを焼き、食パン界の王者「ヤマザキのダブルソフト」を調理せずに食べただけです。さすがに暑く、自販機(キャンプ場の管理棟にありました)で冷えた缶コーヒーを買いました。
ポータブル電源のBLUETTI AC60&B80ですが、PCへの給電、夕食、翌朝の朝食など、すべての電源を賄って、残量は19%ほどでした。ものぐさキャンプにはある程度容量にゆとりがあるポータブル電源があると、本当に心強いです。また、本体と拡張バッテリーの「モジュール式」の筐体構造も使い勝手がよく、重宝しました。
6.帰路
9時17時キャンプ場のすぐそば(車で5分)に「道の駅どうし」があります。かのあゆさんはキャンプ初体験なだけでなく、山梨県訪問も初めてだったので、道の駅どうしでご家族へのお土産を購入したい、ということで、キャンプ場をチェックアウトした後に立ち寄ることにしました。
…駐車場満車、駐車待ちの長い車列あり…。
よって別な道の駅に行くことに。道の駅どうしから最も近いのは「道の駅富士吉田」で、車で40分~50分くらいはかかります。しかし、かのあゆさんは「家に帰るのが遅くなってもいいので、ぜひ行ってみたい」とのことでした。
私は以前道の駅富士吉田に行ったことがあり、その経験から「かのあゆさん、この道の駅から見える富士山は圧巻だよ!」と話し、車中2人で盛り上がっていたのですが、あいにく雲がかかって富士山は見えず…。残念無念!
ただ、ご当地グルメの「吉田のうどん」というのがありまして、これを昼食にしました。吉田のうどんは麺がかなり固くて独特の食感、また肉は馬肉を使っているのですが、面白い体験だったと思います。
道の駅富士吉田を出て、橋本駅までかのあゆさんを送って解散となりました。午後3時すぎだったと思いますが、かのあゆさんはその足で秋葉原に向かったそうです。
7.まとめ
記事の冒頭に書きましたが、私は2023年に入ってから車中泊を2回、ソロキャンプを2回しています。今回は初めてのデュオキャンプとなりましたが、キャンプも含め、アウトドアでのレジャーに関してはまだまだ初心者です。
キャンプ場でも仕事場でも、その他様々な場所でも「界隈の人」というのがいて(特にWeb・SNS上ね)、やたらと教えたがりだったり、妙に作法にうるさかったりします。特に経験豊富なおじさん(私もおじさんです)。「自分が教えてやる」みたいなスタンスで、それが初心者とか若い人にとってはしばしばクソ迷惑だったりするのですが、本人は迷惑がられていることに気づきません。私も「こうはなりたくない」と気をつけていますが、今回のキャンプでかのあゆさんに対して「界隈の人」と化していなかったか、ちょっと心配です。
これまでのキャンプで、私はとにかくものぐさで、料理も出来合いの食材を使って電気コンロで焼くだけでしたし、さらにPCを持ち込んで仕事をしたりしています。でも、私が楽しいんだからそれでいいです。
かのあゆさんもキャンプ場にゲーミングUMPCとか大量のスマホを持ち込んでいましたが、それもまたいいんじゃないでしょうか。今回のキャンプを終えてかのあゆさんは「すごく楽しかったです。次に行くときも必ず声をかけてください!」と言っていましたが、自然の中でガジェットをいじるのが彼にはとても楽しかったんでしょう。
それと、ウインタブの運営面でもプラスにはなったと思います。ウインタブではタフネススマホのレビュー機会が多いのですが、今回ライターと私でタフネススマホとタフネスタブレットを持ってキャンプに行ってみましたので、ここでの経験は次回以降のタフネスガジェットのレビューに必ず役に立つと思います。
そう言えば来月、ライターのnatsukiさんともキャンプをする予定です。natsukiさんは私よりもキャンプの経験が豊富なので(でも彼は性格的に「界隈の人」ではないです)、一緒に行くと私も新しい知識を得られそうで楽しみです。でも、まずは「体裁はどうでもいいから、とにかくライターさんと楽しく過ごすのが最大の目的である」というスタンスで行きたいと思います。
できれば年内にライターさん複数(全員行けるとも思えないので…)と私で行くキャンプも実現させたいです。楽しいだろうなあ。