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NEC LAVIE Tab W TW708 & TW508 - CPUが新しくなった2015年夏モデル

NEC LAVIE Tab TW708
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。NECのWindowsタブレット、「LaVie Wシリーズ」が2015年夏モデルとなりました。夏モデルからは「LaVie」じゃなくて「LAVIE」となり、新しいロゴマークに変わりました。別記事で10インチタブレット「TW710シリーズ」を紹介していますが、今回は8インチタブレット「TW708シリーズ」を紹介したいと思います。TW710のほうはハードウェア面で全く変更点がなかったのですが、TW708の方はいくつか変更点があります。なお、TW708の既存モデルについては以前記事を書いていますので、参考としてこちらもご覧いただければ、と思います。
NEC LaVie Tab W TW708/T1S - NEC最初の8インチWindowsタブレットが販売開始!

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では本題に。

1.スペック

LaVie Tab W スペック表

クリックで拡大します

補足します。既存モデルからの変更点は大きく2つあります。ひとつはCPUで、これまで8インチタブレットの定番ともいえるIntel Atom Z3735Fだったのが、夏モデルでは「Z3736F」となっています。Z3736Fについて詳しい情報はわからないのですが、スペックを見るとバースト時のクロックスピードが格段に速くなっていて、Z3735Fが1.83GHzであるのに対し、Z3736Fは2.16GHzとなっています。また、Passmarkのベンチマークテストでは下記の通りです。

Z3735F: 876
Z3736F: 944
(参考)Z3775: 1,328
(参考)Z3795: 1,678
※数値が大きいほうが高性能。Z3775はASUS TransBook T100 Chiなどに搭載されている、Windowsタブレット向けとしてはやや上位のCPU、Z3795はThinkPadやLAVIE Tab W TW710などに搭載されている、Atomとしては最上位のCPU

ベンチマークスコアは若干良くなっている感じがしますが、それでもZ3775やZ3795には及ばない感じですね。また、私の持論は「WindowsタブレットにはZ3735Fでも十分使える」ということなので、価格に転嫁されない範囲で若干でも性能が向上するならよかったんじゃない?、というくらいの印象です。

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次の変更点です。TW708は従来1バリエーションだったのですが、夏モデルからはストレージとOfficeのバージョンの異なる2バリエーションとなりました。ここまで単に「TW708」と書いてきましたが、正確には「TW708とTW508」ですね。

TW708BAS:ストレージ64GB、Office Home&Business(PowerPointつき)
TW508BAS:ストレージ32GB、Office Personal(PowerPointなし)

価格については下のほうで触れますが、実売価格の差がどの程度なのか気になりますね。

2.抜群の質感はそのまま

NEC LAVIE Tab TW708 の筐体
TW708シリーズの外観は既存モデルから変更はありません。もともと低価格帯タブレットと一線を画するきわめて質感の高い筐体なのですが、その質感は夏モデルでも維持されている、ということですね。また、1920×1200の高精細ディスプレイも健在です。CPUなどのカタログスペックには表れにくい総合力がある、ということは間違いがなく、さすがはNEC、と個人的には思っています。

3.価格について

NECの直販サイト「NEC Direct」での2015年5月13日現在の価格は下記の通りとなっています。

TW708BAS: 53,784円(税込み)
TW508BAS: 48,384円(税込み)
※NEC Directのポイント5%つき。タブレットカバーが税込み2,160円となるキャンペーンあり。

CPUやRAMのスペックだけ見ると中国メーカーのタブレットよりも割高になってしまいますが、筐体の仕上がりの良さや高精細なディスプレイが用意されていることを思えば、決して高すぎるということはないでしょう。また、TW710の紹介記事では「スペックが全く変わらないので既存モデルが在庫処分価格になっているのがねらい目」という趣旨のことを書きましたが、TW708はCPUが性能アップしているので必ずしも既存モデルのほうがお買い得、とは言えませんね。しかし、価格ドットコムで調べたら、既存のTW708が30,913円(税込み、2015年5月13日現在の最安値)となっており、多少の性能差に目をつぶれるのなら選択する価値はあるかも、です。

以前TW708の紹介記事を書いた際に「質感がすごいよ」というコメントをいただいたため、量販店で実機をしばらく触ってみたのですが、確かにその通り、非常に素晴らしい仕上がりでした。もともとNECファンの人には文句なしにおすすめできますし、そうでない人にもぜひ実機に触ってみてもらいたいなあ、と思っています。

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コメント

  1. 匿名 より:

    おぉ~上位モデルになってたのか…
    NECタブのダメな所はマイナーなのか専用ケース/カバーが少ない点だな
    後、バッテリーの持ちが普通な点もいただけない
    最低でも芝/ASUS並のバッテリーに増量して欲しかったな
    ハイエンド機にする様な玄人がたかが数十グラムケチったバッテリーの持ちを選ぶ奴なんていないでしょ
    追及するならとことん追求して欲しかった

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。文面から察するにLaVie Tabのオーナーさんなのでは?バッテリーの持ちが普通なのがいただけない、というのはなかなか手厳しい。私のThinkPad 8とAspire Switchはどっちもバッテリーの持ちは「悪い」ですからねえ。でも、きっとNECファンなんでしょうね。そんなコメントに見えますけど。

  2. 匿名 より:

    どこでも良いから全部入りの8インチタブ出してくれないかな
    ・MicroHDMI端子(もしくはUSBTypeC)
    ・LTE対応SIMフリー
    ・CPUはAtomZ3795クラス以上もしくはCoreM
    ・メモリは4GB以上、ストレージは64GB以上、MicroSDの対応は128GB以上
    ・液晶はフルHD以上でIGZO液晶でバッテリー持ち改善、WACOMの筆圧対応
    ・幅5mm以下のベゼル幅、それで2~3mmくらい厚みが増しても良い

    今の技術なら上の条件全部満たすようなWINタブだって十分作れるだろうに
    何故か新機種ほど安物・スペックダウンしていく傾向にある8インチ(今回のは順当進化だけど)

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。8インチタブレットはスペックよりも手軽さを追求する方向に進んでいると私も思います。昨年末ThinkPad 8(コメントの条件を一部満たしてます)を購入したのですが、その時に思ったのが「この機種って後継機がでないんじゃね?」という危惧でした。小型かつハイスペックというのは日本人好み、いや日本人の中でもデバイスオタクがこよなく愛するジャンル(私もその一人です)だと思うので、いただいたコメントのような機種が登場したら私も飛びつくかもしれないです。

    • 匿名 より:

      俺もそれめっちゃ欲しいと思いました。
      やっぱりWindowsを動かす場合64bitOSで4GRAMないとなぁと思いました。それでいて片手で持てるくらいのサイズ感重量感がいいですね。
      あと、現行のatomだとグラフィック性能が低すぎるのも気になります

      • wintab より:

        こんにちは、コメントありがとうございます。質感が高いのももちろんですけど、最近GEARBEST(中国の通販サイト)対応で少し疲れてしまっていることもあり、NEC製なら安心だよね、と思えてしまいます。AtomはCherryTrailでグラフィック性能が大幅アップしているようなんですが、8インチへの搭載はまだです。HPとかDELLでCherryTrail機を出すという情報があるので、それを待つのもいいかもしれません。