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NEC LAVIE Direct PM(X) - 13.3インチでビジネスっぽいモバイルノート、LAVIEとしてはかなり低めの価格で新発売です!

NEC LAVIE Direct PM(X)
NECがWeb直販専用モデルとなる13.3インチモバイルノート「NEC LAVIE Direct PM(X)」を発売しました。既存モデルに「NEC LAVIE Pro Mobile(LAVIE Direct PM)」というモバイルノートがありますが、よく似た名称ながらまるっきりの別モデルとなっています。PM(X)のほうはどちらかと言うとビジネス色の濃い味付けと言えます。

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1.スペック

NEC LAVIE Direct PM(X)
NECのカスタマイズモデル(直販モデル)は注文時に構成をカスタマイズすることができます。ただし、完全に好き勝手にカスタマイズできるわけではなく、選択するCPUによってRAMやストレージの容量に制約があります。

OSはHome版とPro版を選べ、CPUは第8世代(Whiskey Lake)のCore i3(エントリー構成)とCore i5(ハイスペック構成)からの選択になります。Core i3を選ぶとRAMは4GBのみ、かつディスプレイはHD解像度のみです。Core i5を選ぶとRAMは4GB/8GBを選択でき、ディスプレイはIPS液晶、FHD解像度のみです。なお、ストレージに関しては選択するCPUに関わらず128GB/256GB/512GB SSDを選べます。

ここまで見てみると、最近の個人向けモバイルノートとしてはやや特殊な印象があります。Core i3搭載モデルでディスプレイがHD解像度のものしか選べないとか、Core i5搭載モデルでRAM4GBが選べるとか、こういう構成は他社製品ではあまり見かけません。Lenovo ThinkPadシリーズあたりだとこういう構成にすることができますが、ThinkPadの場合は「4GBも選べる」「HDディスプレイも選べる」ということであって、「これしか選べない」ということではないですから。あと、DELLのノートPCなんかはいまだに「Core i3にはRAM4GBのみ」という設定が多いです。

通信まわりでは選択するCPUに関わらずLTEモジュールの追加が可能です。また入出力ポートも13.3インチサイズとしては充実している部類でUSB Type-Cポートのうち1つはThunderbolt 3ですし、合計で4つのUSBポートを備え、オプションのコネクターによって有線LANポートやアナログRGB(D-sub)ポートにも対応します。

サイズは少し大きめです。LAVIE Pro Mobile(LAVIE Direct PM)と比較してみます。

PM(X):312 × 217.2 × 17.8 mm / 1.29 kg~1.34 kg
PM:307.8 × 215.7 × 15.5 mm / 783 g~941 g

このように、かなりサイズが違っていて、特に重量はLAVIE Pro Mobile(LAVIE Direct PM)から相当重くなってしまいました。この理由はいろいろあると思います。ただ、この製品の大きなセールスポイントであるバッテリー稼働時間の長さについてはLAVIE Pro Mobileでも十分長く(むしろモデルによっては最長約20時間と、さらに長くなっています)、筐体の強度についてもメーカー側で特段比較しているわけでもないので、具体的にどこが、というのはよくわかりません。価格を低めに抑えているというのも要因なんだろうと思います。

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一通りスペックを確認してみて、HD液晶であるとか、小さめのRAM容量であるとか、やや大きく重い筐体であるとかの点から、法人向けあるいは業務用PCとしての性格が強い製品と思われます。

2.筐体

NEC LAVIE Direct PM(X)
この製品の横幅は312 mmと、10万円オーバーの上級モバイルノートとしては大きめになっています。そのため、ベゼル幅もそこそこに太く、やや無骨な印象がありますね。

NEC LAVIE Direct PM(X)
筐体色はブラックのみで、メテオグレー、クラシックボルドー、フレアゴールドといったカラフルな筐体色を揃えるLAVIE Pro Mobileとは対照的です。また筐体はカーボン素材が使われていて、面加圧試験、落下試験などをクリアした堅牢なものになっています。

キーボードの拡大画像は入手できませんでしたが、JIS標準配列(88キー)でキーピッチ18.5mm、キーストローク1.8mmとなっていて、パームレストには指紋センサーも装備されます。また防滴タイプのキーボードが採用されています。

NEC LAVIE Direct PM(X)

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側面、背面と入出力ポートの配置です。特に左側面にポート類が多く配置され、画像を見ると特にイーサネット拡張コネクター付近が「ThinkPadっぽい」印象です。製造ラインがLenovoと同じ(LenovoとNECは合弁会社を設立しています)だと思いますので、この辺は「なるほど」という気がします。また、背面にmicroSD/SIMスロットが配置されている点もThinkPadっぽいですね。

3.価格など

NEC LAVIE Direct PM(X)はNEC Directで販売中で、10月2日現在、エントリー構成(Core i3/RAM4GB/128GB SSD)が99,040円(税込み108,944円)から、ハイスペック構成(Core i5/RAM8GB/128GB SSD)が109,440円(税込み120,384円)から、となっています(いずれも製品ページにある20%割引クーポン使用後のものです)。

スペック表を確認してみて「あれっ?」と思った部分がいくつかありましたが、この価格はNEC LAVIEのモバイルノートの価格としてはかなり安いと感じられます。よりパーソナルな印象の既存モデル「LAVIE Pro Mobile(LAVIE Direct PM)」と比較すると、けっこう無骨な印象ですし、小さめのRAM容量などは「余計なことをしないで仕事に集中しなさい!」と言われているような気もします。ビジネス色の強い製品であることは間違いないと思いますので、仕事用に頑丈で信頼性の高いモバイルノートが欲しい、と思っている人に向くんじゃないでしょうか。

4.関連リンク(NEC)

LAVIE Direct PM(X) コンパクトで堅牢なモバイルPC

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