こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。2月1日に都内にてMSIの新製品内覧会があり、ライターのtakumiさんと一緒に行ってきました。MSI製品に関しては昨年後半から実機レビューもさせていただけるようになりましたし、レビューを通じて実機に触れてみると非常に高品質と感じていましたので、このイベントを楽しみにしていました。
1.GeForce RTX!
この時期のゲーミングPC新製品に欠かせないのが外部GPUのNVIDIA GeForce RTXシリーズです。MSIの新製品の中でも中位クラス以上のものにはすべてGeForce RTXが搭載されています。「新しいんだから性能いいんでしょ?」くらいなことは誰でも感じていると思いますが、新製品情報に敏感なゲーマーでもないと「どうすごいのか」ということはよくわかりません。
内覧会ではゲストでNVIDIAのマーケティングマネージャー、Peter Chen氏がRTXの特徴についてプレゼンテーションをしてくれました。
RTXシリーズの機能面での目玉は「レイトレーシング(ray tracing、光線追跡法)」と「AI(DLSS、Deep Learning Super Sampling)」です。「機能」と書きましたが、GPUのアーキテクチャにも大きく手が加えられています。
レイトレーシングの効果が実感できる画像です。左側(従来)と右側(RTX)で、「鏡の中」の映像がまるっきり異なっていることがわかります。レイトレーシングにより、「光の反射」がより忠実に映像に反映されるようになります。要するに、より現実に近づいた、ということですね。
また、RTXになって、従来のGTXよりもパフォーマンスが向上しています。これはNVIDIAではなく、MSIが用意した資料ですが、「GTX1070よりもRTX2060のほうがベンチマークスコアが上」という点は参考にしたいものです。もちろんRTX2080がいい!というのはありますけど、製品価格を見ると、現状はRTX2080ってめちゃめちゃ高価なんで…。
2.MSIご担当者おすすめは…
内覧会なので、当然新製品がずらりと展示されていました。また、MSIのプレゼンテーションで最初に紹介されたのが…
GS75 Stealthです。この製品についてはウインタブでも紹介記事を掲載していますので、詳しくはこちらの記事をご覧ください。GeForce RTX2080 Max-Qを搭載しながら薄型で上品な筐体構造を備えるMSIのハイエンドクラスのゲーミングノートですね。これなら誰もが欲しくなると思いますが、「40万円とかするし…」なわけです。もう少し購入しやすい製品は…、と思っていたら、
MSIのスタッフの方が「これです!」と言っておられたのが「GL63」です。GLシリーズはMSIのゲーミングノートでは中位クラスに位置し、今回のリニューアルに際しても「型番が変わっていない」です。つまり、私達ユーザーが理解できるのは「GPUがGeForce GTXからRTXに変わった」ということくらいなんです。その意味では地味なニューモデルということになります。
MSIのスタッフの方によれば(MSIを代表する意見ではなく、スタッフの方の私見です)、「Coffee LakeのCore i5であればゲーミング用として十分な性能があります。このGL63はRTX2060を搭載していますし、PUBGくらいなら余裕を持って動作します。そしてCore i5モデルであれば20万円くらいです」とのこと。
実機に触れてみましたが、筐体素材はプラスティックながらしっかりしたものになっていましたし、キーボードもSteelSeriesです。
RTX搭載ゲーミングノートは、国内メーカーなどを探せば、比較的割安なものもあります。MSIのゲーミングノートは必ずしも最安値とは言えませんし、上位クラスの製品であれば30万円台、40万円台というものも珍しくありません。
しかし、ゲーミングノートはCPUとGPUだけで使い勝手が決まるわけではなく、ネットワーク品質とか冷却システム、またメーカーの設定アプリの品質などを評価するのも重要です。MSI製品は「Cooler Boost」という冷却システムを採用していて、ネットワーク用のチップはKiller製が採用されているケースが多いです。このGL63も「Cooler Boost 5」という強力な冷却システムとKiller E2400という有線LAN用のチップが装備されます。また上に書いたようにキーボードはSteel Seriesですし、ディスプレイのリフレッシュレートは120 Hzと高速なものになっています。
そのへんをトータルで考えると、やはりゲーミングというジャンルに強いMSIの製品は安心できるんでしょうね。
3.PUBG実機プレイ
MSIスポンサードの強豪チーム「SunSister」の方々も内覧会に出席されており、一般参加者の方々と即席チームを組んで、PUBGをプレイされていました。なんかですね、展示機をそのまま使ってプレイしてまして、それが斬新というか、ヤラセなしというか、妙にリアルに感じられました。
一般参加者の多くは日頃デスクトップPCでPUBGをプレイされているとのことでしたが、「デスクトップPCと全く同じ感覚でプレイできました」という感想が多かったです。
でも私、「PUBGをプレイすると酔う」んですよね。どちらかと言うとレースゲーム系のほうが好きです。あんまり関係ないですけど。
4.まとめ
MSIの内覧会に参加し、ご担当者といろいろお話をしましたが、製品に対する情熱とか、思い入れのようなものがしっかり感じられました。もちろん実機も(ちょっと触っただけなんですけど)高品質だと感じましたし、なにしろカッコよかったです。
2018年の後半まで、MSI製品をレビューする機会もなく、メーカーさんとコンタクトをとることもできずにいたのですが、今後はMSIの主力モデルをしっかり実機レビュー(takumiさんのウエイトが高くなります)させていただいて、少しでも読者のお役に立ちたいと思います。