MSI Prestige 14（A10SC-280JP）－ GeForce GTX1650を搭載するモバイルノートにAmazon限定モデルが追加されました。お値段もかなり低め！

MSIが14インチサイズの高性能なビジネス・クリエイターノート「Prestige 14（A10SC-280JP）」を発売します。Prestige 14というのは日本国内で販売されているモバイルノートとしては屈指の性能を誇る製品ですが、今回Amazon限定モデルとして追加されたA10SC-280JPは価格面でも非常に魅力的です。

なお、Prestige 14はウインタブでも実機レビューをしています。今回追加されたモデルとはストレージ容量が異なりますが、外観や使用感についてはほぼ同じだと思いますので、こちらも合わせてご覧ください。この記事では主にスペックや価格についてご説明します。
MSI Prestige 14（A10SC-165JP）レビュー － 14インチ・1.29 kgでGTX1650搭載！これが国内最高性能のモバイルノートだ！（実機レビュー）

1.概要

A10SC-280JPも「国内屈指の性能のモバイルノート」にふさわしいシステム構成です。OSはPro版、CPUは第10世代（Comet Lake）のCore i7-10710Uを搭載します。10710UはノートPC用の省電力タイプながら6コア12スレッドを誇る高性能版です。Prestige 14には第11世代（Tiger Lake）のCoreプロセッサーを搭載するモデル（型番に「A11」がつきます）もありますが、パフォーマンスという点では10710Uでも十分すぎるくらいの実力があると言えるでしょう。

また、外部GPUのGeForce GTX1650 Max-Qも搭載します。ビジネスモバイルノートでも外部GPUを搭載する製品はありますが、それらの製品のほとんどは「GeForce MXシリーズ」です。MXシリーズとGTXシリーズでは非常に大きな性能差があり、ゲーミングノートにも使われているGTXシリーズを搭載するモバイルノートは非常に少ないです。

スペック表の上では「十分にオンラインゲームもプレイできる性能」と言えますが、薄型のモバイルノートのため、冷却性能はゲーミングノートに及びませんので、長時間快適にゲームプレイが楽しめるかというと少し疑問ではあります。息抜きに短時間遊ぶくらいなら大丈夫だと思いますけどね。

RAMは16GBで「オンボード」です。つまり、増設や換装はできません。このあたり、他のPrestige 14シリーズからコストダウンされている感じはします。また、ストレージは256GBのM.2 SSDなので、換装は可能です（ただし、自分で換装作業する場合、保証が切れてしまいますので、MSI指定販売店に相談するようにして下さい）。

このA10SC-280JPはCPUやGPUの構成から見て価格が低く抑えられていますが、その要因として「増設できないRAMと他のバリエーションモデルよりも容量の小さいストレージ」という点が挙げられます。

ディスプレイは14インチのFHD解像度で、sRGB相当の広色域を誇りますので、クリエイターの利用にも耐える発色性能と言えます。また、通信周りではWi-Fi 6に対応し、入出力ポートでも2つのThunderbolt 3ポートを備えるなど、十分すぎる構成になっています。

サイズ等については既存のPrestige 14と同じです。そのため、筐体品質については記事冒頭にリンクした実機レビュー記事が参考になると思います。

2.価格など

MSI Prestige 14（A10SC-280JP）は1月21日の発売予定で、Amazon限定モデルとなります。1月12日現在、予約販売がスタートしていて、価格は税込み127,800円です。この製品がモバイルノートであり、またCPUとGPUのスペックが高いことを考慮すると、この価格は非常に安いと思います。というか、記事中にも書きましたが、「GTXを積むモバイルノート」という時点で「レア」です。

Amazon限定のこのモデル、強いて言えば（これだけの性能の割には）ストレージ容量が若干小さめと言えなくもありませんが、PCスペックにこだわりのある人にはいい選択肢と言えるでしょう。

3.関連リンク

【Amazon限定モデル・薄型軽量】MSIビジネスノートPC Prestige-14-A10SC-280JP：Amazon