記事にアフィリエイト広告を含みます

MSI GE66 RAIDERの実機レビュー - 迫力あるデザインとトップクラスのパフォーマンス!いや、これ化け物でしょ…

msi_ge66_raider-7
どうも。ひつじです。個人的には本業で在宅ワークが続いていることもあり1台画面がそこそこ大きなノートパソコンが欲しいなーなんて思ったりしています。仕事のメインユースには13インチだとちょっと小さいんですよね。ただ、私物として購入するなら仕事以上にプライベートで活躍してほしいなんて思ってしまうのも事実。

スポンサーリンク

そんな悩める私にとってはありがたいことにゲーミングノートの実機をレビューする機会を頂きました。しかもMSI。その上液晶が240Hzという化け物。これだけでもう十分注目に値するスペックなわけなんですが、他にも色々と注目点が多いガジェット好きの食指が動く製品「MSI GE66 RAIDER」です。

1.スペック

GE66_spec
MSI GE66 RAIDERのCPUは第10世代のCorei7-10875Hで、一般的なゲーミングノートに搭載されているCore i7-10750Hよりも高性能な型番です。そして上位はCorei9を搭載しています。正直この両者について、性能差がイメージ程大きいとは思えません。ゲーミング用途として考えればCore i7-10875Hで十二分に役目を果たせるので、この点は上位にこだわる必要はないように思います。どちらも結局Turboで5GHz越え、コア数8つというのはもう化け物ですよね…。

GPUはGeForce RTX2070 SUPERを筆頭に、下位機種もRTX2070を持ってきています。そろそろRTX3000番台の足音が聞こえつつある状況ではありますが、RTX2070でも次期モデルに対して余力は十分、というところでしょう。また、プレイステーション5をはじめとするコンシューマ系ゲーム機もレイトレーシングの採用が見込まれていますし、RTXシリーズの活躍の場は今後増えて来るはず。そういう意味では「今購入できる一番良いポイント」がこのRTX2070やRTX2070 SUPERなんじゃないかなと思っています。

RAMは16GB。これは最近のゲーミングノートではスタンダードになりつつありますね。もちろん必要十分な量を搭載している、といった感じです。ストレージはNVMeの1TB。WesternDigital社のSN730を使用しているようですね。

あと、強烈なのがディスプレイ。IPS方式のFHD、と言えば普通になってしまいますが、なんと240Hz駆動に対応してしまっています。もちろんこの240Hzを使いきれなかったとしても、60Hzの画面駆動では感じられないような滑らかな画面描写を体験できるかと思います。

それから面白いのがLAN周り。Killerチップを搭載しています。これは現行のゲーミングPCでは非常に魅力度の高いものになっています。無線LANは当然ax対応。また、有線も2.5Gbpsのリンクスピードに対応しており、さすがに最新鋭の10Gbpsや5Gbpsまでは使い切れないものの、長らく定番になっていた1Gbpsを超える速度でインターネット接続することが出来ます。もちろんこれには対応する回線が必要、ということにはなりますが…。

それからスペック表からは外れますが、スピーカーに関しても個人的には気になるポイントが。最近のノートPCはオーディオメーカーの名前を冠してスピーカーの音質の高さをアピールすることが多いのですが、「DYNAUDIO」の名前が今回使われています。DYNAUDIOは知名度こそ他社に譲るものの、ハイエンドなスピーカーメーカーとして高い技術力を有しています。オーディオ好きはこの名前を見てちょっと驚くのでは?

重量やサイズ感はディスクリートGPU(外部GPU)を搭載している機種としては標準的と言えるでしょう。ちなみに今回はCore i7/RTX2070搭載のモデルを使用させて頂いています。

2.筐体

msi_ge66_raider-5
MSI GE66 RAIDERの同梱物です。マニュアルと電源ケーブルとシンプルです。
msi_ge66_raider-参考
この電源ケーブルはさすがに結構な大きさや重量がありますね。

msi_ge66_raider-12
続いて本体。天面はヒンジ部分の造形が凝っています。カラーは少し青みがかっていて、ちょっとだけ「ランボルギーニ」っぽい感じ。天板部分とそれ以外でカラーが2トーンになっている機種は結構珍しいかもしれません。

msi_ge66_raider-1
画像では点灯していませんが、フロント部分にはLEDが仕込まれています。この記事のトップ画像で点灯している様子を掲載していますが、結構派手ですよね。ゲーミングノート!というインパクトがあります。

msi_ge66_raider-3
右側面にはUSBが2つ。間にはSDカードスロットがあります。分かりにくいのですが画像の左側の細かいパンチ部分、これがスピーカーです。大きな穴は排気口ですね。

msi_ge66_raider-2
左側面にはUSB、それからUSB Type-C、オーディオジャックが。この位置のUSB Type-Cは個人的にありがたいです。特にゲーミングノートであれば、コントローラ等も差し込む想定が出来ると思いますし。

msi_ge66_raider-4
後ろ部分にはMiniDisplayPort、USB Type-C、LAN(RJ45)、HDMI、電源ポートがあります。基本的に映像出力系やLANといった常時接続するものが配置されているのが分かります。また電源ポートはリバーシブル仕様。向きを気にせず挿せます。

msi_ge66_raider-13
裏面。さすがにディスクリートGPUを搭載するからか、通風孔が目立ちます。拡張できそうな開口部は特にないですね。

msi_ge66_raider-10
ちなみに画面はこの位まで開けます。

3.使用感

専用アプリ

MSI GE66 RAIDERにはCyberlink社の各種アプリ(AudioDirector等)がインストールされていますが、これらは単体ソフトとして情報が多数あるので割愛します。また、DragonCenterはSDKの初期化に手間取り、今回はチェック対象から外しました。

・MSIAppPlayer
GE66_app
純正アプリの中でも一番の注目株かと思いました。中身はAndroidエミュレータのようなものでGooglePlayストアからゲームをDLして遊んだりすることが出来ます。

RealRacing3等はすんなり動作しましたし、動きがもっさりすることもありません。非常に快適です。これは単体でも欲しい位良いソフトですね。もちろんGooglePlayストアのアカウントでストアを使えますから、スマホで購入しているゲームなんかも流用できると思います。

・KillerControlCenter
GE66_killer
LAN周りを制御するソフトウェアです。無線LAN等の帯域幅を設定する等の面白い機能が盛り込まれています。

GE66_killer3
個人的にはPCをアクセスポイント化する機能が中継器のようで面白く感じました。

GE66_killer2
他にもタスクマネジメントなども行えるようで、ゲーミング環境へかなりフォーカスしたソフトウェアに仕上がっています。

・MSI TrueColor
GE66_truecolor
モニタのカラー調整ソフトです。調整と言ってもパターン選択が中心なので細かい調整までは出来ません。それでも他のノートPCだと調整の余地さえないことが多いのでありがたい機能です。

GE66_truecolor2
さらに一部のハードウェアキャリブレーションに対応もしています。どこまで調整が追い込めるか、という点は気になりますが、これってかなり珍しい仕様ではないでしょうか。正直言って驚きました。

・SteelSeries Engine3
GE66_steel
キーボードや本体のLEDパターンを変更する等ができます。Per-Key RGB(キー個別の設定)に対応しているなど、かなり細かく変更が可能です。また、ゲームごとの機能拡張も出来るようですね。使いこなすと結構便利なソフトと思われます。なおキーボードのライティングについては後述しますが1点懸念事項も。

ディスプレイ

msi_ge66_raider-8
全体的に鮮やかという印象でした。(sRGB設定)色が濃いあるいは彩度が高め(調整不可)というべきでしょうか。特定の色が極端に目立つような絵作りではありませんが完全にゲーミング用といったところです。元よりsRGBの範囲にとどまっている点はあるとは思いますが、静止画像表示の正確性を期待するような向きの液晶ではありません。ただ見栄えや視野角は良好なので多くの人にとっては不満の出ない品質ではないかと思います。元々良質な液晶なんでしょう。絵作りとしてはテレビのゲームモードなどに近く、あえてこういった調整を行っている感じがします。

HDRに対応している液晶というわけではないのですが、ピーク照度は結構高く感じます。240Hz駆動という特徴を抜きにしても「大きな不満は出ない液晶」といったところ。じゃあ小さな不満は出るのか、という話ですが色表現はかなり脚色があるのでイラストレーター等には厳しい部分はあると思います。

ただ、ハードウェアキャリブレーションに対応しているのでこれで補正がきっちりできるならクリエイター向けのノートPCとしての需要が急激に上がるんじゃないかなと思います。

キーボード

msi_ge66_raider-6
キーボードは本体を開いた際にも斜めになることなく、完全にフラットなので慣れるまでは入力が多少し難いかもしれません。とは言えトリッキーな配置は特定箇所を除き少ないですし、打鍵感も悪くありません。メンブレン式に似たふわふわとペチペチの間、といったところでしょうか。

打鍵音は小さめで、キートップの剛性はそれなりといったところ。ただ筐体そのものの剛性が高いことから、トータルとしての質は良好です。テンキーがないことでキーピッチもおよそ19mmを確保しており、タイピング姿勢も画面に対しまっすぐ取れます。この点もありがたいです。

例外として、右下のShiftやFnキーの位置は独自配列になっているので、その点は注意が必要ですね。短い試用期間中でもミスタッチ等はあまり出ませんでしたし、そこそこのペースで文字入力も出来ました。独自配列の箇所を除けば不満の出ないキーボードでしょう。

GE66_key
ただ、これとは別に日本語配列になった際に追加されたであろう一部キー(カナ切替キーなど)のライティングが適切に制御されていないのも気になります。写真はライティングをDisableにしたのですが、このように点灯したまま残ってしまうキーが。これらのキーも制御そのものは出来るみたいですが、アプリ動作できっちり統制が取れておらず、色表示や点灯有無などで狂いが出ているようです。発売直後ということもあり、アップデートにより改善されるものと思われます。

スピーカー

DYNAUDIO監修とあって期待していたポイントです。率直に感想を伝えるなら、ステレオ表現の音場が広めであることが一番の特徴であるように思います。

音域で見れば、かなり高音域寄りでハイハットが目立ち、ハイハットと女性ボーカルの間の帯域は聴こえづらいといったところです。低音はドラムやベースのアタック音が辛うじて分かる、といったところでしょう。少しこもっていると感じる人もいるかもしれません。それとノートPCを使用する距離とスピーカーが求める端末との距離感がずれている気がします。少し離れると割といい音に聞こえてくるんですよね。

このスピーカーですが、サンプリングレートを変更することで音質が大きく変動します。デフォルトでは16bit/44.1KHzの音源を24bit/192KHzに変更するだけで結構変わりました。

EQで調整した感じのある音作りではありますが、他社に比べて見劣りするようなポイントはありません。ちょっと厳しい書き方はしたもののBGM用途などでは十分に活躍するでしょう。

スポンサーリンク

バッテリー

一応ゲームでのバッテリー消費を前提にテストをしました。吊るしのまま、FF15のベンチマークを10分ほどループ再生したところ、21%程バッテリーが減少しました。GPU未使用時は自動でオンボードGPUに切り替わるのでもう少しバッテリーは長持ちするかもしれませんが、ゲーム中は原則充電ありきで考えておいた方が良いように思います。一方でそもそもこの機種のバッテリー搭載量は大きい方で、99.9Whrというのは「機内持ち込み可能な上限の容量」です。GPU未使用時であれば1時間で約10%前後の消費に留まるのではないでしょうか。

4.ベンチマーク

今回、ゲーム系のものとしてはDQ10、ドラゴンズドグマオンライン、それからFF15、3DMarkでテストをしています。

GE66_dq10
DQ10は頭打ちとなって久しく、あまり意味があるテストとは言えなくなっているのが残念なところ。ただこういったゲームこそ240Hzのリフレッシュレートを余すことなく体験できるので導入を検討する意味はあると思いますよ。

GE66_ddo
個人的にはドラゴンズドグマオンラインが各ベンチマークの中で最も「60fps越え」を素晴らしいと感じさせてくれるように思いました。キャラクターの動き以上にパーティクルや魔法のエフェクトの挙動が素晴らしいんです。例えばベンチマーク後半で術師が氷の魔法を唱えるシーンがあるのですが、氷柱が地面から現れる動作がちゃんと分かるんですよね。これ、60fpsだと「唐突に表れた」ように毎回見えていたんです。勿論キャラクターの動作も非常に丁寧に作り込まれていたことが伝わってきます。

GE66_FF15supply

GE66_FF15battery

参考:
ドスパラ GALLERIA GCR2070RNF(Core i7-9750H、RTX2070):7,440
MSI GL63(i7-8750H RTX2060) :6,982
ドスパラ GALLERIA GCF1070NF(i7-8750H GTX1070):6,691
ASUS ROG Zephyrus G14(Ryzen 9 4900HS、RTX2060 Max-Q):6,041
MSI GS65(i7-8750H GTX1070 Max-Q) :5,821
ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E(i7-8750H GTX1060):4,675
MSI GF63 Thin(Core i7-10750H、GTX1650Ti):3,911
ASUS TUF Gaming A15(Ryzen5 4600H、GTX1650):3,872
ドスパラ GALLERIA GCR1650GF7(Core i7-9750H、GTX1650):3,865
MSI Prestige 15(Core i7-10710U、GTX1650 Max-Q):3,350
MSI GF75 Thin(i7-8750H GTX1050Ti Max-Q):2,990
ドスパラ GALLERIA GCF1050TNF(i7-8750H GTX1050Ti) :2,914

こちらはFF15のベンチマークです。1つ目が電源供給下でのテスト、2つ目がバッテリー駆動でのテストです。MSI GE66 RAIDERのスコアはRTX2070を搭載するGALLERIA GCR2070RNFを超えています。CPUが最新鋭になったから、といえばそれまでなんですが、それだけが理由でないのでは、と思えるくらいのスコアの違いです。手放しで優秀と言って良いでしょう。またかなり重量級なベンチマークだとは思いますが、2つ目も何とか動作出来ている点が良いですね。調整さえすればポータブル用途でゲームプレイなんかも出来るんじゃないでしょうか。(バッテリー持ちの問題はありますが)

GE66_3dmark

参考:
Lenovo Legion Y740(17)(i7-9750H、RTX2080Max-Q):7,655、16,867、39,482
HP OMEN X 2S 15(i9-9880H、RTX2080 Max-Q):7,545、16,652、40,212
ドスパラ GALLERIA GCR2070RNF(i7-9750H、RTX2070):7,219、16,668、35,109
マウス NEXTGEAR-NOTE i7901BA1(i7-7700K、GTX1080):6,703、17,345、37,589
ASUS ROG Zephyrus S GX502GV(i7-9750H、RTX2060):6,566、15,229、36,469
Lenovo Legion Y740(15)(i7-9750H、RTX2070 Max-Q):6,508、14,067、36,491
MSI GP65 Leopard(i7-9750H、RTX2060):6,397、14,646、35,296
OMEN X by HP(i7-7820HK、GTX1080):6,283、15,476、30,804
MSI GL63 8SE(i7-8750H、RTX2060):6,205、14,838、33,985
ASUS ZenBook Pro Duo UX581GV(i9-9980HK、RTX2060):5,850、13,667、28,140
GALLERIA GCR1660TNF-E(i7-9750H、GTX1660ti):5,837、13,402、34,468
Lenovo Legion Y540(15)(i7-9750H、GTX1660Ti):5,777、13,259、34,332
ドスパラ GALLERIA GCR1660TGF-QC-G(i7-9750H、GTX1660Ti):5,610、12,852、34,583
ドスパラ GALLERIA GCF1070GF(i7-8750H、GTX1070):5,583、15,146、36,268
ドスパラ GALLERIA GCF2060GF-E(i7-8750H、RTX2060):5,453、13,800、33,609
ドスパラ GALLERIA GKF1070NF(i7-7700HQ、GTX1070):5,280、14,030、30,686
ASUS ROG Zephyrus G14(Ryzen9 4900HS、RTX2060 Max-Q):-、13,719、31,513
DELL ALIENWARE 17(i7-7700HQ、GTX1070):5,257、13,233、29,845
HP Pavilion Gaming 15-dk0000(i7-9750H、GTX1660Ti Max-Q):5,096、11,802、26,814
ASUS ROG Zephyrus G GA502DU(Ryzen7 3750H、GTX1660Ti):4,219、10,223、20,073
ドスパラ GALLERIA GCF1060NF(i7-8750H、GTX1060):3,965、10,506、29,442
ドスパラ GALLERIA GKF1060GFE(i7-7700HQ、GTX1060):3,808、9,888、26,344
Lenovo Legion Y7000(i7-9750H、GTX1650):3,722、8,164、26,019
GALLERIA GKF1060NF(i7-7700HQ、GTX1060):3,717、9,989、24,824
DELL G7(i7-8750H、GTX1060):3,703、9,743、26,843
ドスパラ GALLERIA GCR1650GF7(Core i7-9750H、GTX1650):3,686、8,290、26,358
ASUS TUF Gaming A15(Ryzen5 4600H、GTX1650):3,637、8,779、25,063
ドスパラ GALLERIA GCR1650GF(Core i5-9300H、GTX1650):3,627、8,240、24,774
GALLERIA GKF1060GFE(i7-7700HQ、GTX1060):3,625、9,784、24,233
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(i5-7500、GTX1060):3,583、9,276、22,203
MSI GF63 Thin(Core i7-10750H、GTX1650Ti):3,530、8,372、26,065
ドスパラ raytrek RKF1060TGK(i7-7700HQ、GTX1060):3,518、9,207、23,689
ASUS TUF Gaming FX505DT(Ryzen5 3550H、GTX1650):3,441、8,036、19,066
MSI Prestige 15(i7-10710U、GTX1650 Max-Q):3,286、7,326、23,978
MSI Prestige 14(i7-10710U、GTX1650 Max-Q):3,111、6,973、22,126
ASUS ZenBook 15 UX534FT(i7-8565U、GTX1650):2,988、6,789、20,260
ドスパラ GALLERIA GCF1050TNF(i7-8750H、GTX1050Ti):2,528、6,776、17,005
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(i5-8300H、GTX1050Ti):2,523、6,802、20,045
GALLERIA GKF1050TNF(i7-7700HQ、GTX1050Ti):2,492、6,858、18,179
NEXTGEAR-NOTE i4400GA1(i7-7700HQ、GTX1050Ti):2,449、6,852、20,453
Lenovo ThinkPad X1 Extreme(i7-8750H、GTX1050Ti Max-Q):2,393、6,490、19,506
GALLERIA QSF965HE(i7-6700HQ、GTX965M):–、5,344、16,987
ドスパラ Critea VF-HGK1050(i7-7700HQ、GTX1050):1,826、5,553、17,109
HP Pavilion Power 15(i5-7300HQ、GTX1050):1,797、5,230、14,052
※左からTime Spy、Fire Strike、Sky Diverのスコア

3DMarkでも記録更新してますね…。Max-Q仕様とはいえ、RTX2080を抜き去るとは思わず…。本当に優秀です。恐らくCPUだけでなくSSDの性能や冷却性能の高さから性能低下しにくいのだろうと思います。いや、でも正直驚きです…。RTX2070 SUPERならまだ分からないでもないですが、SUPERなしのRTX2070ですからね…。

GE66_cdm
またCrystalDiskMarkでのSSDの速度についても。この数値はかなり優秀なんじゃないでしょうか。勿論世の中にはPCIExpress4.0対応のM.2 NVMe SSDなんかもいますが、そういったレアなものを除けばほぼ上限に近い数値になっていると思います。

GE66_pcmark

参考:
HP OMEN X 2S 15(i9-9880H、RTX2080 Max-Q):6,447
Lenovo Legion Y740(17)(Core i7-9750H、RTX2080Max-Q): 6,151
ASUS ROG Zephyrus G14(Ryzen 9 4900HS、RTX2060 Max-Q):5,852
Lenovo Legion Y740(15)(Core i7-9750H、RTX2070 Max-Q): 5,830
ASUS ZenBook Pro Duo UX581GV(Core i9-9980HK、RTX2060): 5,727
Lenovo Legion Y7000(Core i7-9750H、GTX1650): 5,618
ドスパラ GALLERIA GCR1660TGF-QC-G(Core i7-9750H、GTX1660Ti): 5,573
ASUS ROG Zephyrus S GX502GV(Core i7-9750H、RTX2060): 5,506
ドスパラ GALLERIA GCR2070RNF(Core i7-9750H、RTX2070): 5,505
DELL G7(Core i7-8750H、GTX1060): 5,401
MSI Prestige 15(Core i7-10710U、GTX1650 Max-Q):5,350
ドスパラ GALLERIA GCF2060GF-E(Core i7-8750H、RTX2060): 5,328
MSI GP65 Leopard(Core i7-9750H、RTX2060): 5,299
ドスパラ GALLERIA GCF1070GF(Core i7-8750H、GTX1070): 5,122
MSI GF75 Thin(Core i7-8750H、GTX1050Ti): 5,009
ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E(Core i7-8750H、GTX1060): 4,976
ASUS TUF Gaming A15(Ryzen5 4600H、GTX1650):4,959
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 4,906
ドスパラ GALLERIA GCF2070GF-E(Core i7-8750H、RTX2070): 4,893
ASUS ZenBook 15 UX534FT(Core i7-8565U、GTX1650): 4,709
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 4,545
ASUS ROG Zephyrus G GA502DU(Ryzen 7 3750H、GTX1660Ti): 4,365
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 4,290
iiyama STYLE-17FH054-i7(Core i7-8750H) : 4,281
HP Spectre x360 13(Core i7-8565U): 4,223
Lenovo ThinkPad T490(Core i7-8565U、MX250): 4,158
ASUS VivoBook S15 S531FA(Core i7-10510U): 4,155
Lenovo ThinkPad X1 Carbon(Core i7-8665U): 4,132
ASUS TUF Gaming FX505DT(Ryzen 5 3550H、GTX1650): 4,124
Lenovo ThinkPad X1 Yoga(2019)(Core i7-8665U):4,120
ASUS X545FA(Core i7-10510U): 4,114
HP Elitebook x360 1040 g6(Core i5-8265U):4,038
ASUS ZenBook 14 UX434FL(Core i5-8265U、MX250):3,933
Lenovo ThinkPad X280(Core i7-8550U): 3,909
ドスパラ raytrek VF-HEW(Core i7-8565U、MX150):3,861
ドスパラ Altair F-13KR(Core i5-8350U): 3,778
HP Spectre 13(Core i5-8265U): 3,766
HP ENVY X360 13(Ryzen 7 3700U): 3,728
Lenovo ThinkPad E595(Ryzen 5 3500U): 3,714
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 3,704
ドスパラ Critea VF-HEKS(Core i7-8550U、MX150): 3,704
ASUS ExpertBook B9: 3,674
マウス X5-B(Ryzen 5 3500U): 3,673
マウス m-Book X400B(Ryzen 5 3500U): 3,659
HP ENVY x360 15(Ryzen 3500U): 3,617
DELL Inspiron 17 5000(5770)(Core i7-8550U、Radeon 530): 3,607
東芝 dynabook AZ65/G(Core i7-8550U): 3,546
HP ENVY 13(Core i7-8550U):3,534
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 3,518
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 3,492
東芝 dynabook VZ82/F(Core i7-8550U): 3,491
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 3,479
Microsoft Surface Pro 6(Core i5-8250U): 3,399
東芝 dynabook DZ83/J(Core i7-8550U): 3,353
マウス m-Book J(Core i5-8250U): 3,350
東芝 dynabook UZ63/F(Core i7-8550U): 3,341
Microsoft Surface Laptop 2(Core i5-8250U): 3,199
HP Spectre Folio 13(Core i5-8200Y): 3,108

次にPCMarkです。仕事を自宅のPCで作業する人ってかなり増えていると思うのですが、6,000越えのスコアはかなり優秀。まずもって不満は出ないでしょう。

MSI GE66 RAIDERでForza Horizon4をテスト

最後にForza Horizon4でもテストをしたのでご紹介します。実プレイだと強制終了してしまうことがあったので、ベンチマークの動画になっています。Forza Horizon4は今どきのレースゲームですからPCの性能もそこそこ求める「割と重い」ソフトだと思います。ただ、見えにくいですが右上のフレームレートを見て頂いたら分かるように100fps越えで安定して動いているんですよね。(プリセット:ウルトラで確認)60fps越えのヌルヌルさは存分に体感できます。

排熱についてはしっかりした軸音のファンが回っているのが良く分かります。ただ通常使用時には気になる程の騒音はありませんし、排熱もちゃんとできているのか筐体もキーボード部がほのかに温かいかも?位の印象です。

5.価格など

MSI GE66 RAIDERはMSI公式オンラインショップ「MSI Store」で販売されており、今回のレビュー品と同等の仕様であるGE66-10SF-278JPは269,800円(税込)で販売されています。上位機種のGE66-10SFS-276JPは6月25日現在だとMSI Storeでは販売されていませんが、おそらく30万円を少し超える位の金額になるんじゃないかなと思います。

スペックが高いだけあって、価格も決して安いとは言えないですが、ハイエンドと言っていいゲーミングノートであることに間違いはなく、価格に見合う満足感はあるように感じました。また、正直珍しいと思えるくらい純正のソフトウェア群がしっかりしている点もかなり魅力的ですね。Androidアプリが使用出来たり液晶の調整が可能で在ったりと「痒いところに手が届く」仕様は見逃せないです。Androidユーザーにとってはまさにゲーミング母艦と言えるような存在になってくれるんじゃないかなと思うんですよね。

正直ゲーミングノートってカタログスペックからだいたいの性能は類推できるんですが、この機種は性能以外の魅力もちゃんと持っている点が強みになっているように思います。いいノートパソコンでゲームも仕事もしたい…といったような方にはうってつけの製品じゃないでしょうか。個人的にはすごく良い機種だと感じました。

6.関連リンク

GE66 raider : MSI
GE66-10SF-278JP:MSIストア

スポンサーリンク

コメント

  1. 匿名 より:

    Forza上手くて最後まで見てしまいましたw
    GE66いい機種ですねー

    • ひつじ より:

      コメントありがとうございます!Forza、これデモプレイなんですw
      一応Horizon3はクリアしましたがここまで高性能な車だと絶対1回はぶつけます!笑

      GE66、ソフトウェアに惹かれるとは思わず…。でした。それにGPUがカタログスペックのイメージ以上で。
      そういう意味でも驚きでしたねー。