MSIがCES 2024の開催に合わせ、ゲーミングハンドヘルドPC(ウインタブではゲーミングUMPCと呼んでいます)「Claw」を発表しました。同じ台湾の大手メーカーであるASUSがROG Allyをリリースしたこともあって、個人的には「やっぱりねー」と思いました。もちろん「あのMSI」が手掛けるゲームマシンなので、「期待しかない」ですね!
1.製品概要
スペック表
Claw A1M | |
OS | Windows 11 Home/Pro |
CPU | (最高)Core Ultra 7 155H |
外部GPU | なし(内蔵GPUはIntel Arc) |
RAM | 16GB(LPDDR5, オンボード, デュアルチャネル) |
ストレージ | NVMe M.2 2230 SSD by PCIe Gen 4 x4 |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 7インチ (1920 x 1080) 120 Hz IPSレベル, タッチ対応, 100%sRGB, 500nit |
ネットワーク | Intel Killer Wi-Fi 7 BE1750, Bluetooth 5.4 |
入出力 | USB Type-C(Thunderbolt 4)、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | なし |
バッテリー | 53Whr |
サイズ | 294 x 117 x 21.2 mm |
重量 | 675 g |
コメント
最大の特徴はCPUにCore Ultra(最高でCore Ultra 7 155H)を搭載している、という点です。MSIによれば「Core Ultraを搭載する世界初のゲーミングハンドヘルド」とのこと。Core Ultraは「AI処理性能の向上」が特徴ですが、内蔵GPUも第13世代CoreのIntel Iris XeからIntel Arcに変更され、グラフィック性能も大幅にアップしているということなので、ある意味ゲーミングUMPCにもピッタリの型番だと思います。
RAMは16GBと開示されていますが、SSDはメーカー開示のスペック表には容量が記載されていませんでした。CESの展示機は1TB SSD搭載だったので、おそらく1TBというのは確実で、他に512GBもラインナップされるかもしれませんね。
ディスプレイは7インチでIPSレベルの液晶、FHD解像度、リフレッシュレートは120Hzです。また、このディスプレイは100%sRGBの発色品質になっています。
今のところメーカーサイトで開示されている製品画像はこれだけです。筐体色はブラックのみですが、なんとなく「ROG Allyに似てる…」と感じました。
ちなみにこちらがROG Allyです。
ただ、サイズはROG Allyよりも少し大きいです。
MSI Claw:294 x 117 x 21.2 mm /675 g
ROG Ally:280.0 × 111.38 × 21.22-32.43 mm/608 g
ディスプレイサイズは7インチと両者同じですが、ClawのほうがROG Allyよりも一回り大きい、という感じです。
2.価格など
MSI Clawの発売時期や価格はまだ明らかになっていません。日本で発売される可能性は非常に高く、おそらくROG AllyやLenovo Legion Goを意識した価格(15万円以下)になるものと思われます。また、MSIだけに品質面(操作性や冷却性能など)も不安はない、と言っていいでしょう。私も実機に触ってみたいです。
3.関連リンク
MSI Unveils World’s First Gaming Handheld with Core™ Ultra at CES 2024:MSI ニュースリリース