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ThinkPad P40 Yoga - 14インチ、ディスプレイ360度回転式の「ワークステーション」

ThinkPad P40 Yoga
Lenovoの「YOGA」という製品ブランドはThinkPadブランドやLenovoブランドと併記され、「ディスプレイが分離したり(タブレット)フレキシブルに回転したりする(2 in 1)製品」につけられるもの、と理解しています。なので、「YOGA=モバイルマシン」ということで整理できると思っていたのですが、「YOGA HOME 900 & 500」なんてのも出てきましたし、今度は「ワークステーション」までYOGAになってしまいました!ちょっと奇妙な感じもしますがチェックしてみましょう。

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1.スペック

OS: Windows 10 Home 64bit / Windows 7 Professional SP1 64bit
CPU: Intel Core i7-6600U / Core i7-6500U
GPU: NVIDIAl Quadro Maxwell M500M 2GB VRAM
RAM: 最大16GB
ストレージ: 最大512GB SSD
ディスプレイ: 14インチIPS(2,560 x 1,440)/ (1,920 / 1,080)※10点マルチタッチ
入出力: USB3.0 × 3、4in1カードリーダー(SD,SDHC,SDXC,MMC)、HDMI、Mini DisplayPort
ワイヤレス: 802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.1
バッテリー: 最大約10時間
サイズ: 338 x 236.3 x 19.9 mm / 重量 1.8㎏

補足します。ワークステーションなんでOSはWindows 7も選べますね。CPUはSkylake世代のCore i7ですが、6500Uと6600Uの2種類があります。処理性能の差は小さく(ターボ・ブースト時のクロックスピードが0.1GHz異なる程度)、6600UがvPro対応、6500Uが非対応、というのが最も大きな相違点です。なお、vProについてはこちらをご覧ください。

この製品が「ワークステーション」を名乗っている理由のひとつはGPUです。「Quadro」というのは業務用の製品で

「CADやプロダクション3DCGのモデリング、医療イメージングなどといった業務用途に設計されており、OpenGLに最適化されている。そのため、ゲームアプリケーション向けのMicrosoft DirectX (Direct3D) に最適化されたGeForceシリーズと対比される。(出所:Wikipedia)」

とのことです。すみません、このあたりは実体験がないので私は何ともいえません。ですがLenovoとしては「高度な金融シミュレーションや構造解析、3Dグラフィックス制作など、高度な演算能力を必要とする業務に対応」する、としています。

また、YOGAらしくパーソナルな利用にも向いた設計になっています。ディスプレイは2,560 x 1,440と高精細なものが用意されていますし、ThinkPad Pen Pro(オプション)を使用しての2,048段階の筆圧に対応した手書き入力、ディスプレイ360度回転式の構造を活かした「4つのスタイル」での利用も強調しています。

サイズですが、さすがに重いですね。1.8 kgです。モバイル利用ができないことはないですが、いつもウインタブで紹介しているような2 in 1とはちょっと使い勝手が異なるでしょう。

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2.筐体

ThinkPad P40 Yoga 変形イメージ
この製品は公開されている画像が少ないのですが、上の画像を見てもらえれば構造が理解できると思います。ワークステーションといえど、基本的な構造はキーボード非分離・ディスプレイ360度回転型の2 in 1そのものですね。

ThinkPad P40 Yoga 筐体
厚さ19.9 mmと、決して「分厚い」製品ではありませんが、先入観があるせいか、ちょっと重厚な感じに見えなくもないです。

Lenovo thinkPad P40 Yoga タブレットモード
こちらがおなじみのタブレットモード。サイズが14インチなのでかなり大きくなりますが、テーブルやデスクの上で手書き入力などをする際には便利に使えそうです。

ThinkPad P40 Yoga キーボード
キーボードはThinkPad Yoga 260に採用された「Lift’n’ Lock」タイプですね。「ディスプレイ部分を回転させてタブレットモードやスタンドモードにすると、キーボード面のフレームが上昇し、キーをロックする」という構造になっています。

「ワークステーション」という言葉に身構えてしまいましたが、筐体はThinkPad Yogaそのもので、十分な堅牢性と使い勝手の良さを両立したもの、と言えそうです。

3.価格と発売時期

Lenovo ThinkPad P40 Yogaは2016年1月19日から発売されることが発表されていますが、直販サイトでの販売は2月上旬から、とのことです。3つのバリエーションがあり、

20GR0003JP(i7-6500U、8GB、256GB、1,920 x 1,080): 231,000円
20GR0002JP(i7-6600U、16GB、512GB、1,920 x 1,080): 309,000円
20GR0008JP(i7-6600U、16GB、512GB、2,560 x 1,440): 321,000円
※価格はすべて税抜き
※カッコ内は左からCPU、RAM、ストレージ、ディスプレイ解像度

となっています。やっぱ決して安くはないですね。さすが「ワークステーション」でも、Lenovoだから得意のクーポンセールで多少安く買えることがあるかもしれませんね。一度性能を試してみたいもんです。

4.関連リンク

用途に合わせて形を変える世界初のマルチモード・モバイルワークステーション「ThinkPad P40 Yoga」登場:Lenovo プレスリリース
ThinkPad P40 Yoga:Lenovo直販サイト

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