中国タブレットメーカー、VOYOの新製品「VBook V3」については以前紹介記事を書いています。
VOYO VBook V3 - キーボード非分離、ディスプレイ360度回転型2 in 1、13.3インチサイズ
簡単に言うとこの製品は13.3インチサイズ、CherryTrail世代のAtom Z8300を搭載した、キーボード非分離・ディスプレイ360度回転型の2 in 1です。サイズが大きめなのでノートPCとしての使い勝手もよさそうに思われます。それで、このVBook V3に上位機種「VOYO VBook V3 Flagship」が登場しました。
1.スペック
OS: Windows 10 64ビット
CPU: Intel Core m3-6Y30
RAM: 4GB
ストレージ: 128GB
ディスプレイ: 13.3インチIPS(1,920 × 1,080)
ネットワーク: 802.11b/g/n、Bluetooth
カメラ: イン2MP / アウト2MP
入出力: USB3.0 × 2、microHDMI、DC電源アダプタ、オーディオ、microSD
サイズ: 330 x 220 x 16 mm / 重量 1,500 g
バッテリー: 10,000mAh、最大稼働時間8時間
※SIMスロット搭載モデルあり
※スタイラスペンは別売り
補足します。VBook V3とほぼ同一のスペックなのですが、相違点が2つあります。ひとつはCPUで、AtomではなくCore m3-6Y30に変更されました。そしてもうひとつはストレージで、64GBから128GBに倍増となりました。この結果、VBook V3はモバイルノートPCとして見た場合でもエントリーモデルではなく、ミドルスペックといっていい構成になっています。
あえていくつかケチをつけるなら、Wi-Fiが2.4GHz帯にしか対応しないこと(一応日本では…)、重量が1.5 kgあり、13.3インチサイズのモバイルノートとしては重いことくらいでしょうか。特に重量についてはもう少し頑張ってくれたらなお良かったかな、と思います。
2.筐体
筐体についてはVBook V3と全く同じです。この製品はキーボード非分離・ディスプレイ360度回転式の2 in 1の典型といっていいデザインになっています。また、この製品はスタイラス(別売)を使った手書き入力を強調していますが、筆圧に対応してるかは不明で、画像を見る限り対応していないように思われます。
カラーバリエーションは非常に豊富、というか全5色存在しますが、GEARBESTで扱っているのは「オレンジ」と「グレー」のみです。オレンジはこの製品のイメージカラーのようですが、ビジネスなども意識するとグレーを選ぶことになるのかな、と思いますね。
各部名称です。USBポートは両側面に振り分けられた格好ですね。またSIMスロットも見えます。
3.価格と発売時期
VOYO VBook V3 Flagshipは現在GEARBESTでプレセール(予約販売)中で、プレセール終了は3月15日となっているので、配送はそれ以降となります。価格は560.89ドル(68,288円)です。
うーん、7万円弱かあ…。中国タブレットとしてはちょっと割安感が弱いかな、と思います。クラムシェルノートであればマウスコンピューターでCore i5搭載の13.3インチが79,800円からありますし、11.6インチになりますがドスパラの2 in 1「Diginnos DG-D11IW」はCore m搭載で税抜き59,800円です。
それでもこの製品には割安感はあります。でもなあ、5万円以上出すんならドスパラとかマウスとか、あるいはこのジャンルが大得意なLenovoのほうがいいかなあ、というのが正直な感想です。VBook V3を購入するならFlagshipのほうじゃなく、Atom搭載の無印バージョンのほうが魅力的かな。
コメント
Core m搭載が値崩れしてくるのかな楽しみ
こんにちは、コメントありがとうございます。あとは製品の信頼性ですね。1万円のものなら長持ちしなくても我慢できるけど、この価格ですぐ故障でもしたらねえ。