6月に発表されたOne-Netbookのコンパクトサイズの2 in 1 PC「ONEMIX 5」ですが、名称を「One-Netbook 5」に変更して10月から海外で販売がスタートしています。すみません、記事にするのが遅れてしまいました。ただ、中国EC市場で年間最大のセール日となる11月11日(シングルデー)も間近ですし、購入を検討されるにはいいタイミングかな、とは思います。
1.スペック
スペック表
One-Netbook 5 | |
OS | Windows 11 |
CPU | Intel Core i7-1250U |
外部GPU | なし |
RAM | 16GB/32GB(LPDDR5-5200) |
ストレージ | 1TB/2TB SSD (PCIe4.0 ×4) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 10.1インチLTPS(2,560 x 1,600) |
ネットワーク | Wi-Fi6(a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB4 Type-C、USB3.2 Type-C、オーディオジャック、microSDカードリーダー |
カメラ | なし(推定) |
バッテリー | 11,000mAh(3.85V)/42.35Wh、6-8時間 |
サイズ | 232 × 167 × 15(最薄部) mm |
重量 | 970 g |
コメント
前回の紹介記事ではスペック表を掲載できませんでしたが、現在はほぼ完全にスペックが公開されています。CPUは第12世代のCore i7-1250Uと、ちょっと古めの型番ですが、製品特性を考えると十分かな、と思います。RAMとSSDは「16GB/1TB」と「32GB/2TB」の2種類。One-Netbook社の製品はRAMとSSDの容量に余裕がありますよね。実用性を考慮するとCPUの型番にこだわるよりもRAMとSSD容量を大きめにするほうが使いやすいんじゃないでしょうか。
ディスプレイも高品質です。10.1インチとコンパクトながら解像度は2,560 × 1,600と高く、108.8%sRGBの発色性能、そしてタッチ対応し、4,096段階の筆圧対応のペン入力も出来ます。
2.筐体
特徴的なのは、天板中央付近にもヒンジを備えている(フリップタイプ)という点です(上の画像の真ん中)。以前はVAIO ZやHP Spectre Folio 13がこの形状でしたが、最近は見かけないですね。
キーボードです。現時点で日本での販売がスタートしていませんので英語配列のみがラインナップされています。画像を見る限り右下部分がちょっと窮屈そうですが、アルファベットキーのキーピッチは18.5 mmを確保しているとのことなので、タイピングしていて狭苦しさもないでしょう。
もう一つの特徴は表面(天板と底面)が本革で覆われていること。ここもSpectre Folio 13っぽいですけどね。入出力ポートはUSBが2つのみと、ちょっと不足気味です。
スピーカーも凝っています。HARMAN製のステレオスピーカーを搭載しているので、音質のほうも期待できそう。
なお、サイズは「たしかに小さい」ですが、重量の970 gというのは13.3インチの超軽量モバイルノートと比較して特に軽いほうではありません。…まあ、1キロを切っているのなら全く文句はないですけどね。
3.価格など
One-Netbook 5はONEXPLAYER StoreやAliExpressで販売中です。また、AliExpressではOne GX Official StoreとOneXPlayer Official Storeで取り扱いがあります。
で、価格なんですけど、ショップによって若干の違いがあり、OneXPlayer Official Storeでは1,100ドル(1ドル150円として165,000円)を下回る価格になるようです(この記事執筆現在でまだセールがスタートしておらず、正確な価格はわかりません)。
10.1インチと取りまわしのいいサイズ感でレザー張りの高級な筐体が魅力の製品です。どこまで日本のユーザーに受けるでしょうかね?
4.関連リンク
One-Netbook 5:ONEXPLAYER Store
One-Netbook 5:One GX Official Store(AliExpress)
One-Netbook 5:OneXPlayer Official Store(AliExpress)
コメント
One-NetbookA1を使っていますが、ペンの描画がしばしば遅延し、途切れます。
Surfaceペン自体がこの程度のものなのか同社製品の問題なのかは分かりませんが、ペンの操作性に期待している方は実際の動作を確認してから購入した方が良いかもしれません。
One-Netbookの製品はMicrosoft Pen Protocol(MPP)を採用しているものとそうでないものがあり、確かA1はMPPではなかったと思います。頂いたコメントの通りペン入力を重視されるのであればこの製品がMPPなのかどうかを確認するほうが安心ですね。おそらくOneMixシリーズの上位モデルと同様にMPPだとは思いますが…。