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Minisforum U820の実機レビュー(その1・筐体編) – Core i5搭載で内部アクセスが容易で拡張性も高い!メインマシンに据えたいミニPC

Minisforum U820 トップ こんにちは、オジルです。ウインタブではもはやおなじみとなったMinisforumが手掛けるミニPCの新製品、U820/U850の予約販売(4月出荷予定)が2月より始まっていて、この度は幸運なことに一般ユーザーに先駆けてU820を触れる機会に恵まれましたので、2回に分けて実機レビューをお届けします。レビューにあたりサンプル品を提供くださったMinisforumにはこの場をお借りして厚くお礼申し上げます。なお、本記事では筐体と拡張性など仕様について触れ、次回は性能面にフォーカスした内容となっています。製品紹介記事は下記リンクよりご確認ください。

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MINISFORUM U820/U850 - Core i5搭載でメンテナンス性にも優れたミニPC、メインマシンとしても十分な性能です。早割クーポンあり!

1.スペック

  MINISFORUM U820
OS Windows 10 Pro
CPU Intel Intel Core i5-8259U
外部GPU なし
RAM 16GB(最大32GB)
ストレージ 256GB/512GB M.2 NVMe SSD
(2.5インチSATAスロット×2空き)
光学ドライブ なし
ディスプレイ なし
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1
入出力 USB Type-C(映像出力可)、USB3.1 Gen2 × 4、HDMI、DisplayPort、LAN(RJ45)× 2、オーディオジャック
カメラ なし
バッテリー なし
サイズ 127×127×53.1mm
重量 実測値 538g

主要ポイントを以下に記載します。

■OSがWindows 10 ProなのでHomeよりも利用シーンは広がる(ニーズありの方向け)
■CPUは第8世代の省電力タイプCore i5-8259U(詳細は次回「性能編」にて)
■外部GPU非搭載ながら内蔵GPUがIris Plus 655なのでグラフィック性能強化
 ※ただしやはり外部GPUより非力で、重量級ゲームには不向き。日常利用は支障なし。
■RAMは16GBでも十分だが最大32GBまで換装可能
■搭載されているSSDはPCIe接続なので読み書きが高速
■2.5インチSATAスロットの空きが2つあり、今後のストレージ拡張も安心
■HDMI、DisplayPort、USB Type-Cで最大3画面の映像出力が可能
■通信周りは無線がWi-Fi 6とBluetooth5.1、有線LANポートも2つ搭載
■127mm四方のサイズは数値よりも実物で見るとコンパクトさを実感

本製品はストレージが256GBまたは512GBのいずれかを選択可能で、価格差は5,000円弱。あらかじめ余裕を持っておいてもいいでしょうし、折を見て増設する方向で検討するという手もあります。なお、レビュー機は256GBのSSDが搭載されていました。ちなみに公式ではRAMが最大64GBと記載されていますが、Core i5-10210Uを搭載する「U850」が最大64GB、U820は最大32GBなのでご注意を。システム、ストレージの状態は下記画像よりご確認ください。

Minisforum U820 システム

Minisforum U820 SSD

Minisforum U820 空き

2.筐体

まずは同梱品から。製品本体に加えて分離式の電源アダプター・ケーブル、HDMIケーブル、DisplayPortケーブル、VESAマウント(ネジ付き)、2.5インチ固定用ネジ、説明書(日本語あり)が付属します。

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Minisforum U820 アダプター

アダプターは分離タイプ(65W)で端子はUSB Type-C

Minisforum U820 同梱品

HDMI、DisplayPortケーブルの2種が付属しているのは有難い

さて、それでは本体を見ていきましょう。筐体素材は基本的に黒い部分はプラスチック、グレーの部分は天板を除き金属(詳細不明)です。

Minisforum U820 天面

天面:Minisforumおなじみ、手前部分を押すだけで容易に内部アクセス可能。天板素材はプラスチック

Minisforum U820 カバーオープン

カバーを外したところ。ストレージ拡張用のスロットは天板裏ではなく本体内部に最大2つ収納可。SATA接続ケーブルも付属しており、接続部分にはカバー付き

Minisforum U820 ブラケット外し

ブラケットはネジ留めされているため、取り外す際には工具が必要

Minisforum U820

ブラケットを外したところ。左端に2280サイズのSSD、右端に8GBメモリ×2枚

画像最下部にツメがありますけど、これ以上分解するためには底面のネジを外さなければなりません。この下にあるファンの部分まで見てみたかったのはありますが、何かトラブルが発生するとレビューに支障をきたすため今回は断念しました。

Minisforum U820 底面

底面:四隅にゴム足、メッシュ部分からは冷却ファンが視認可能。技適認証番号の記載あり。中央の両端の窪みはVESA用のネジ穴

Minisforum U820 手前部分

手前:左からマイク、USB-Type-C、Type-A×2、オーディオジャック、電源ボタン、リセットボタン(要ピン)

Minisforum U820 後部

後部:左からUSB Type-A×2、DisplayPort(上)/HDMI(下)、有線LAN×2、USB-Type-C(電源用)

Minisforum U820 左側面

左側面:排熱用と思しきメッシュあり

Minisforum U820 右側面

右側面には何もなし

3.設置例~持ち運びも余裕~

U820に加え、手持ちのモバイルモニターVissles-Mと、何年か前にスティックPCを購入した際にセットで安く入手したMicrosoftのタッチパッド付き無線キーボード(押し入れの奥に眠っていましたw)で、恐らく最小構成と思われるデスクトップ環境を構築してみました。

Minisforum U820 設置

どうでしょう、かなりコンパクトですよね?さらに、設置する際に最小限のスペースで済むだけでなく、デスクトップではまず実現しない「使い終わったらどこかにしまっておく」や「他の部屋や外へ気軽に持ち運ぶ」もU820なら決して絵空事ではありません。さすがにノートPCほどすっきりとした状態にするのは無理ですけど、なんとか持ち運びができるくらいコンパクトにまとめられます。

Minisforum U820 収納

本来、一般的なデスクトップならたとえ省スペースタイプの本体だけでも「ほんとに持ち帰るの?」となるはずが、この構成なら心配無用なのは心強いですね。トータルの重量は全部ひっくるめて2kgちょっと、サイズ含め「持ち運べるデスクトップPC」としてバックパックの中に忍ばせるのも十分現実的です。実際、一式を持って何度か自宅~会社を行き来しても全く苦になりませんでした。

4.まとめ・次回予告

Minisforum U820は現在予約販売中で4月から発送開始予定で、価格は256GBモデルが63,980円、512GBモデルが税込み68,690円となっています。また、その価格から、先着割引として早い者勝ちで5,000円が減額されるようになっており、試しにカートに入れてみたらコードを入力しなくても自動的に適用後の価格が表示されていました。

本記事では筐体を中心にご紹介しましたが、次回は気になる「Core i5-8259Uを搭載したデスクトップPCの性能」について、ベンチマークソフトの実施や静音性などの所感を交えつつお届けします。先にお伝えしておくと、これまでメインマシンとして使っていたCore i5-4460搭載のデスクトップPC(本体サイズは20倍くらい)よりも全然高性能で、「このサイズでこれだけ動くなら、もうこれで十分じゃん…」と思ってしまいましたw ぜひ併せてご覧ください!

5.関連リンク

【予約販売】MINISFORUM U820/U850 ミニPC:MINISFORUM日本語公式ストア
Minisforum U820の実機レビュー(その2・性能編) - もはやオフィスワークはこれで十分?!Core i5搭載ミニPCの実力をチェック!

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