GMKtec EVO-X1 － Ryzen AI 9 HX 370搭載のミニPC、筐体もより小さく、より高級になりました！

GMKtecがミニPC「EVO-X1」を発売しました。CPUにRyzen AI 9 HX 370を搭載する「AI PC」です。少し前に発表されてはいたのですが、GMKtec公式サイトでの販売も開始されました。…とはいえ、スペックや細かい構成がまだ十分にわかっておらず、もう少し経ってから販売が本格化するものと思われます。

1.概要

スペック表

バリエーションモデル

・RAM32GB/1TB SSD
・RAM32GB/2TB SSD

コメント

OSについては説明がありませんでしたが、ウインタブの知る限りGMKtecのミニPCはすべてWindows 11 Proを標準搭載しています（ベアボーンモデルを除く）ので、EVO-X1もほぼ確実にWindows 11 Pro搭載と思われます。

CPUはRyzen AI 9 HX370です。最大50TOPSのNPUを内蔵する12コア24スレッドの型番で、（これもGMKtec製品にはよく見られますが）BIOSの設定で最大65Wでの駆動が可能です。RAMは全モデル32GBで、オンボードメモリなので購入後の増設や換装はできません。SSDは1TBと2TBを選べ、M.2 2280スロットを2基搭載（詳しい説明はありませんでしたが、1スロットが空きでしょうね）、最大8TBまで搭載できます。

入出力ポートに関しては「USB 3.2Gen2 × 4、HDMI、DisplayPort、OCuLink」 という説明になっていましたが、特にUSBポートの詳細（端子形状など）は不明ですし、LANポートも（あるはずですが）説明がありませんでした。OCuLinkポートに関しては「このスペックなら」あると便利かもしれないですね。のちのち外部GPUを接続したくなるかもしれませんし。

筐体は従来のGMKtecにはなかったデザインです。トップ画像なんかを見ると大きくなったように感じられますが、実は小さいですw

EVO-X1：110.19 × 107.3 × 63.2 mm/重量不明
NucBox K8 Plus：132 × 127 × 58 mm/実測値630 g

先日レビューしたGMKtec NucBox K8 Plusとの比較だと、厚みは増しているものの、タテ・ヨコサイズがかなり小さくなっているのがわかります。また、メーカー説明だと「耐久性のあるアルミニウム合金をシャーシに採用、高級アルミパネルで作られた表面は、高級感のある洗練された美しさを実現します」とのことでした。2025年のGMKtecは筐体の質感もさらに上がりそうですね。

2.価格など

GMKtec EVO-X1はGMKtec公式サイトで販売中で、12月22日現在の価格は148,621円から、です。GMKtecは日本のAmazonや楽天での販売も積極化しており、価格も「下手をすると日本のECサイトで買うほうが安い」ので、もう少し待ってAmazonや楽天で購入するのがいいかもしれません。

あと、今後はCore Ultraシリーズ2やRyzen AI 300シリーズといった「AI CPU」を搭載するミニPCが続々と登場すると思われますので、価格推移にも期待したいところです。

3.関連リンク

AMD Ryzen Al 9 HX 370 –EVO-X1 AI ミニ PC：GMKtec公式サイト

執筆者：ウインタブ
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。