タフネススマホでおなじみのBlackviewが、同社としては初となる「Windows ノートPC」をリリースしました。「AceBook1」という14インチサイズのモバイルノートで、CPUにCeleron N4120を搭載するエントリークラスの製品です。ちなみに「すごくタフネス」なPC、というわけではありません。
製品ページはこちらです
Blackview AceBook1:Blackview Official Store(Aliexpress)
1.Blackview AceBook1 スペック
スペック表
Blackview AceBook1 | |
OS | Windows 10 Sモード |
CPU | Intel Celeron N4120 |
外部GPU | なし |
RAM(メモリ) | 4GB(最大8GB) |
ストレージ | 128GB SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14インチ(1,920×1,080) |
ネットワーク | 802.11 b/g/n/ac、Bluetooth 4.2 |
入出力 | USB Type-C、USB 3.0 × 2、USB 2.0、HDMI、オーディオジャック、microSDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ |
バッテリー | 6,000mAh/45.6Wh(最大13時間) |
サイズ | 325 × 214.8 × 16.8 mm |
重量 | 1.3 kg |
コメント
OSはWindows 10(おそらくHomeエディションと思われます)のSモードです。Sモードはアプリの導入に制約があり、そのままだとMicrosoftストア(Windowsストア)にあるアプリしかインストールができません。お子さん用として使う場合は怪しげなアプリがインストール出来ないので安心、とも言えますが、大人用としては少々不便です。しかし、Sモードは無料で簡単に解除できますので、購入に際して特にハードルとはなりません。また、Blackviewによれば、この製品はWindows 11へのアップグレードにも対応しているとのことです。
CPUはGemini Lake世代のCeleron N4120です。4コア4スレッドの、Celeronとしては高性能な部類の型番です。よく似た名称の「N4000(N4020)」だと普段使いでも少々厳しいと感じますが、N4120ならOfficeソフトの利用やWebブラウジング、動画視聴などの比較的軽めの操作は問題なくこなせると思います。
RAMは4GBで、最大8GBまでの増設が可能、ストレージは128GB SSDです。なお、中華PCによく見られる「底面のM.2 スロット」はこの製品にも装備されています。。Celeron N4120であれば、そもそもあまり込み入った作業には向かないので当面RAM4GBでも大丈夫かと思いますが、DIYでの増設が可能なのであればさらに安心ですね。
ディスプレイは14インチのIPS液晶、FHD解像度と、低価格帯PCとしては悪くありません。発色性能についてはなんとも言えませんが、もともとスマホメーカーなので、ちょっと期待したいところ。
入出力ポートの構成も14インチノートとしては健闘しているほうだと思います。USBポートは合計で4つあり、うちType-Cポートも1つ含みますし、HDMIやmicroSDカードリーダーもついています。規格はそんなに高速とは言えませんが、周辺機器の接続に困ることはないんじゃないでしょうか。
サイズのほう、先日実機レビューしたTeclast F7 Plus 3と比較してみましょう。ともに14インチサイズです。
AceBook1:325 × 214.8 × 16.8 mm / 1.3 kg
F7 Plus 3:322 x 219 x 21 mm / 1.3 kg
ご覧のように横幅(長辺)はAceBook1が若干大きく、奥行き(短辺)と厚さはAceBook1のほうが若干小さくなっています。まあ、大差ないと言ってしまえばそれまでですが、厚さに関しては結構な体感差になると思われます。
2.Blackview AceBook1 筐体
正面から見たところです。一応、上でサイズ比較したTeclast F7 Plus 3の実機画像も掲載しておきます。
こちらがTeclast F7 Plus 3。F7 Plus 3のほうが横幅が3ミリほど細いので、左右ベゼルもF7 Plus 3のほうが若干細くなると思うのですが、見た感じ、その差はちょっと微妙ですね…。AceBook1のほうはベゼル部分が黒く塗られているので、多少引き締まって見える、というのはあります。また、上下のベゼルについては(奥行きサイズも小さいので)AceBook1のほうが細くなっています。
天板です。筐体は「高品位アルミ合金」とのこと。Blackviewらしい「タフネス」がセールスポイントの製品ではありませんが、質感はかなり高そうです。
キーボードです。Enterキーの右に一列あるタイプです。ただ、14インチサイズですし、Enterキーもかなり大型なので、打鍵はしやすいと思われます。タッチパッドは6.1インチの大型サイズでもちろんジェスチャ対応もします。
筐体色は「グレー」と「シルバー」があります。見た感じあまり大きく色が異なるという感じではなく、「グレーは濃く、シルバーは薄く」という感じですね。
3.Blackview AceBook1 価格など
Blackview AceBook1はAliexpress内のBlackview Official Storeで販売中で、7月15日16時(日本時間)までの間、セール価格389.99ドル(44,379円)で購入できます。
Blackviewとしては初となるWindowsノートPCです。スペックのほうは中華のエントリーノートらしいものになっていますが、タフネススマホで培われた筐体品質や信頼性がWindowsPCでも生かされているといいですね!
4.関連リンク
Blackview AceBook1:Blackview Official Store(Aliexpress)