HPがスタンダードノート「Pavilion 15-eg(Intel)」と「Pavilion 15-eh(AMD)」に最新型番のCPUを搭載しました。ウインタブの認識ではHPは筐体を変更する場合、製品名についているアルファベット(egとかeh)も変更しますが、今回はそれが変更されておらず、筐体サイズも従来モデルと全く同じなので、「筐体はそのまま、CPUと一部のシステム仕様の変更」になっているものと考えていいと思います。なお、ニューモデルにはバリエーションモデル名に「G3(Intel版)/ G4(AMD版)」と記載があります。
この記事では従来モデルからの変更点に絞ってご説明します。繰り返しになりますが筐体は変わっていませんので、変更点以外の仕様についてはこちらのレビュー記事をご参照ください。
HP Pavilion 15-eh(AMD)実機レビュー - パフォーマンスとデザイン、使いやすさが高次元でバランス!HPの王道15.6インチノートパソコン
1.Pavilion 15 概要
HP Pavilion 15-eg/eh(2023) | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core i5-1335U/Core i7-1355U AMD Ryzen 5 7530U/Ryzen 7 7730U |
外部GPU | なし |
RAM | 8GB/16GB(DDR4-3200) |
ストレージ | 256GB/512GB SSD(PCIe NVMe M.2) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチIPS (1,920 x 1,080)タッチ |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth5.3 |
入出力 | USB Type-C(10Gbps, 映像出力・PD対応)、USB Type-A(5Gbps)× 2、HDMI、オーディオジャック |
カメラ | Webカメラ(92万画素) |
バッテリー | Intel:最大7.5時間/AMD:最大8.5時間 |
サイズ | 360 × 234 × 17.9-20.0 mm |
重量 | 1.71 kg |
バリエーションモデル
Intel版(eg)
・スタンダードモデルG3:Core i5/8GB/256GB
・スタンダードプラスモデルG3:Core i5/16GB/512GB
・パフォーマンスモデルG3:Core i7/16GB/512GB
AMD版(eh)
・スタンダードモデルG4:Ryzen 5/8GB/256GB
・スタンダードプラスモデルG4:Ryzen 5/16GB/512GB
・パフォーマンスモデルG4:Ryzen 7/16GB/512GB
※左からCPU/RAM/SSD
コメント
Intel版の搭載CPUは第13世代(Raptor Lake)の省電力タイプ(U型番)、Core i5-1335U/Core i7-1355Uです。一方で従来モデルの搭載CPUは第12世代(Alder Lake)の省電力タイプとバランスタイプ(P型番)で、Core i3-1215U/Core i5-1240P/Core i7-1260Pです。4月18日現在、Core i3-1215U/Core i5-1240P搭載モデルが販売されています。
一方でAMD版はRyzen 7000番台、Ryzen 5 7530U/Ryzen 7730Uが搭載され、従来モデル(Ryzen 5 5625U/Ryzen 7 5825U搭載)も併売されています。
Intel版ニューモデルにはCore i3の設定がなくなり、Core i5/Core i7は、世代は新しくなったもののP型番からU型番に変更されていますのでパフォーマンス面で大きな変化はないものと思われます。AMD版についてもRyzenの型番体系が変更されたこともあり「5000番台から7000番台に一足飛びに変わった」ように見えますが、実際は新型番・従来型番とも同じZen3アーキテクチャですし、もちろんパフォーマンスは向上しているものの、それほど大きな差はありません。
RAMは従来と変わらず8GBと16GBが設定され、SSDはCore i7/Ryzen 7モデルの容量が1TBから512GBに変更されています。また、Core i5/Ryzen 5モデルでは256GBという小さめの容量が設定されました。
その他、スペック表を確認する限り、Bluetoothのバージョンが5.2から5.3に変更されていますが、ここは影響のある人は多くはないだろうと思います。
筐体は見た目、サイズとも従来モデルと変わりません。
選択できる筐体色もIntel版、AMD版とも「セラミックホワイト」「フォグブルー」の2色で変更はありません。また、入出力ポート構成も同じです。
2.Pavilion 15 まとめ
この記事を執筆している4月18日現在だと、Intel版、AMD版とも新旧のCPUを搭載するモデルが併売されています。AMD版についてはCPU性能が多少上がっていますが、Intel版については大差ない、あるいはP型番を搭載する従来モデルのほうがパフォーマンスが少し高いかもしれません。
むしろSSDの選択肢が変更され、従来モデルのCore i7/Ryzen 7モデルで容量が1TBから512GBに変更されたこと、およびCore i5/Ryzen 5モデルで256GBという容量を選べるようになったことの影響(良くも悪くも)のほうが大きいと言えるかもしれないですね。
Pavilion 15は人気製品でセール対象になることも多く、購入タイミングによってニューモデルと従来モデルの実売価格差が発生すると思いますので、一概にどちらがお買い得か、ということは言えません(この記事執筆時点だとAMD版のニューモデルがセール対象になっているので、非常にお買い得ではあります)。
この製品は世界最大のPCメーカーであるHPの定番スタンダードノートです。ウインタブでも実機レビューをしていて、老若男女どなたが使っても違和感のないデザインで非常に使いやすい製品だと評価しています。初めてPCを購入される人も、仕事でバリバリPCを使う人も納得できる製品だと思います。
3.関連リンク
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コメント
ほしいです。良さそう。
利用目的が特殊とか、非常に個性的なPCがほしいとかでなければおすすめです。基本機能にすぐれた、非常によく出来たノートPCだと思います。