
HPがノートPC「OmniBook Ultra 16 AI PC」を発表しました。HPいわく「プロフェッショナルのためのモンスターマシン」とのことで、HPの個人向けノートPCではハイエンドとなる製品です。CPUにNVIDIA RTX Spark N1Xを搭載しています。
この記事とは別に、OmniBookシリーズの特徴を比較する記事を掲載しています。こちらもあわせてご覧ください。
HP OmniBook 7/5/3シリーズ比較(2026)- 迷ったらどれ?HPのメインストリーム3シリーズ、用途別に最適なモデルを考える
HP OmniBook Ultra と Xシリーズ比較(2026) - 上位モデル5機種を比較・「選ぶポイント」を解説!
1. スペック
スペック表
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home/Pro |
| CPU | NVIDIA RTX Spark N1X |
| 外部GPU | なし |
| RAM | 32GB/64GB/128GB (オンボード、LPDDR5x-9400 MT/s) |
| ストレージ | 1TB/2TB SSD (PCIe NVMe M.2) |
| ディスプレイ | 16インチOLED (2,880✕1,800) 120Hz, タッチ |
| 無線通信 | Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0 |
| ポート類 | USB Type-C (40Gbps, 映像/PD対応)✕2 USB Type-A (10Gbps)✕2 HDMI 2.1、microSDカードリーダー、 オーディオジャック |
| Webカメラ | 5MP、顔認証対応 |
| バッテリー | 最大 17時間 |
| サイズ | 355✕256✕11.6-15.7mm |
| 重量 | 2.28kg |
バリエーションモデル
エクストリーム:Windows 11 Home/32GB/1TB
エクストリームプラス:Windows 11 Home/64GB/1TB
エクストリームプロ:Windows 11 Pro/128GB/2TB
※左からOS/RAM/SSD
2. CPU
搭載CPUはNVIDIA RTX Spark N1Xです。ウインタブでは初めてご紹介するCPUなので、簡単にご説明します。…この型番の場合、「CPU」とするよりも「SoC」とすべき、という気もしますが、ここでは便宜的に「CPU」と呼びます。
NVIDIA RTX Spark N1Xは一般的なノートPCで採用されているIntel Core UltraやAMD Ryzenとは異なり、ARMアーキテクチャのCPUコアと、NVIDIA Blackwell世代のGPUコアを1チップセット上に融合させたプロセッサです。
最大の特徴として、「ユニファイドメモリ」に対応している点が挙げられます。従来のIntel/AMD CPUのように「メインメモリ」と「VRAM(グラフィックメモリ)」でデータ移動のボトルネックが発生せず、大容量のローカルAIモデルの実行、高度なクリエイティブ処理、3Dグラフィックス処理を効率的に実行できます。
また、電力効率に優れたARMベースのため、非常に高い性能を実現しつつもバッテリー駆動時間が非常に長いのも特徴です。これまでの「高性能だがバッテリーが持たない大型ノートPC」と「バッテリー持ちが良いが性能が控えめな薄型ノートPC」という固定観念を打破し「場所を選ばず最高のワークプレイスを生み出す」ことができます。
3. RAM/SSD/ディスプレイ
OmniBook Ultra 16 AI PCには3つのバリエーションモデルがあり、それぞれRAMとSSDの容量が異なります。NVIDIA RTX Spark N1Xがユニファイドメモリに対応しているので、大容量のRAMを活かすことができ、その意味では最上位モデルの128GBというのが最も好ましいと言えますが、価格も跳ね上がります。SSDはエクストリームモデルとエクストリームプラスモデルが1TB、エクストリームプロモデルが2TBです。

ディスプレイは全モデル共通の仕様で、16インチの有機EL、解像度は2.8K (2,880✕1,800)、タッチ対応し、リフレッシュレートは最大120Hzです。また、100% DCI-P3の色域に対応しています。
4. 筐体

筐体は最厚部で15.7mmと薄型ですが、重量は2.28kgありますので、軽量とは言えません。筐体色は「イクリプスグレー」という濃いグレーです。ヒンジがやや前方に取り付けられており、HPではこれを「タワーヒンジ&トランクデザイン」と呼んでいます。この構造により本体後方へ排気され、キーボードやパームレストに熱がこもらず、手元は涼しく快適なまま、とのこと。

キーボードは「バックライトキーボード (英語配列)」と開示されています。…日本語配列じゃないんですね…。タッチパッドはジェスチャ対応で、なぞることで音量と輝度を調整することもできます。

側面と入出力ポートの構成です。USBポートはUSB4 Type-C (40Gbps、映像/PD対応)✕2、USB 3.2 Gen 2 Type-A (10Gbps)✕2の合計4つ、他にHDMIとmicroSDカードリーダーを備えています。
5. 価格など
HP OmniBook Ultra 16 AI PCはHP公式オンラインストアに製品ページがあり、10月下旬以降の発売予定です。10月19日現在の表示価格は下記の通り。
エクストリーム:599,500円
エクストリームプラス:799,700円
エクストリームプロ:1,298,000円
最上位モデルのエクストリームプロ (RAM128GB/2TB SSD)は100万円を軽くオーバーしていますね。HP製品は発売後少し経ってから割引価格が設定されるケースが多く、後日もう少し安くなる可能性があります。価格については下のボタンから公式ストアにアクセスしてご確認ください。
6. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
▶ サイト紹介・ウインタブについて



コメント