dynabook MZ/MV － 14インチ・ホームモバイルノートのWebオリジナルモデル、システム構成の選択幅が広く、抗菌ボディになっています

Dynabookの14インチノート「M6/V・M7/V（カタログモデル、家電量販店などで販売）」のWebオリジナルモデル（Dynabook Directで販売）「MZ/MV」が発売されました。M6/V・M7/Vは「ホームモバイルノート」と称し、主に室内での移動を念頭に置いたモバイルノートですが、最新モデルは筐体がひと回り小さくなり、重量も1.4 kgを切っている（M6/Vの場合）ため、普通にモバイルノートとしても使えるサイズ感になっています。

M6/V（Core i3-1215U搭載）、M7/V（Core i7-1260P搭載）とも単一バリエーションモデルでRAMは8GB、好むと好まざるとにかかわらずOffice付属、という構成ですが、今回ご紹介するMZ/MVはシステム構成の選択肢が多く、Officeなしモデルも選べるため、（ガジェット好きな人も）より購入しやすくなっています。

なお、dynabook M6/V・M7/Vについてはすでに紹介記事を掲載済みです。こちらもあわせてご覧ください。
dynabook M6 / M7 － よりコンパクトに、より軽くなった14インチの「ホームモバイルノート」、抗菌ボディです

1.dynabook MZ/MV スペック

スペック表

バリエーションモデル

・Core i5/8GB/256GB
・Core i5/16GB/512GB
・Core i7/16GB/512GB
・Core i7/16GB/1TB
　※左からCPU/RAM/SSD
　※Windows 11 Home/Pro選択可
　※Microsoft Office付属の選択可

コメント

冒頭に書いた通り、MZ/MVは完全に好きなようにカスタマイズできる、というわけではありませんが、上の「バリエーションモデル」のところを見ていただくと、人気になりそうな構成はおおよそ押さえられていると思います。

CPUはカタログモデルのM6/VがCore i3-1215U、M7/VがCore i7-1260Pであるのに対し、MZ/MVはCore i5-1235U/Core i7-1255Uと異なる型番が採用されています。この4つのCPUの中で最も高性能なのはCore i7-1260Pですが、ビジネス用や学習用、また（そんなに凝っていない）画像加工や動画編集であればMZ/MVの搭載CPUで問題はないかと思います。もっと言うとCore i5-1235Uでも十分でしょうね。

先日ご紹介したdynabook SZ/MV（13.3インチ）と同様に、RAM容量についてはちょっと注意が必要です。この製品はRAMスロットが2つありますが、8GBモデルの場合はシングルチャネルになりますので、Core i5/Core i7の内蔵GPU、Iris Xeは十分な性能を発揮できません（DynabookではRAM8GBモデルの内蔵GPUをIris Xeではなく、Intel UHD Graphicsと表記しています）。そのため、ウインタブとしてはRAM16GBモデルをおすすめします。

SSDはCore i5/RAM8GBを選択すると256GBに、Core i5/RAM16GBの場合は512GBに、Core i7モデルでは512GB/1TBを選択可能です。また、ディスプレイは14インチのFHD（1,920 × 1,080）解像度、ノングレア（非光沢）タイプで「広視野角」という説明がありましたので、おそらくIPS相当の液晶が使われていると思います。SZ/MVでは明記されていた「IGZO」という記載はありませんでした。

サイズは従来モデルからかなり小さくなっています。

MZ/MV：323.9 × 211.8 × 18.75 mm/1.381 kg
従来モデル：323.6 × 220.6 × 19.9 mm/1.470 kg

このこのように、横幅はほぼ同じですが、奥行き（短辺）と厚さが小さくなり、重量も1.4 kgを切りましたので「ホームモバイルノート」というだけでなく「普通のモバイルノート」と考えてもいいでしょう。

2.dynabook MZ/MV 筐体

筐体サイズ、外観ともカタログモデルのM6/V・M7/Vと同じです。従来モデルから奥行きが小さくなったので、下部ベゼルも細めになりました。

天板です。筐体色はDynabook製品ではおなじみの「オニキスブルー」のみで、M6/V・M7/Vと変わりません。また、この筐体はゴム足など一部を除き筐体全体に抗菌加工が施されており、時節柄安心と言えますし、きれい好きな人にもピッタリかと。また、MIL規格準拠などとは謳われていませんが「自社基準の厳しい品質評価試験を実施」とあり、個人的にはDynabookの自社基準のほうがむしろMIL規格準拠よりも信頼できるのでは？と思ったりもします。

キーボードです。「86キー（JIS配列準拠）、キーピッチ：18.8mm、キーストローク：1.4mm、抗菌対応」と開示されており、サイズ的には十分な余裕がありますし、画像を見る限り配列にもクセは感じられません。

ヒンジは180°開口します。また、「dynabook 画面回転ユーティリティ」が搭載されており、簡単なキー操作で画面を反転させることができますので、ビジネスミーティングの際などに向かい側の人と画面共有が容易になります。

側面と入出力ポートの配置です。USBが合計で4つ、HDMIにmicroSDカードリーダー、有線LANと、14インチのモバイルノートとしては非常に充実した構成です。

3.dynabook MZ/MV 価格など

dynabook MZ/MVはDynabook Directで販売中で、Dynabook Directの「クローズドサイト」から通常よりも安く購入ができます。9月1日現在の価格は税込み120,780円から、となっています。また、個人的に「このくらいがいいんじゃない？」と考えた「Home OS/Core i5/RAM16GB/512GB SSD/Officeなし」という構成にすると129,580円となりました。Dynabook Directは会員登録をして、クローズドサイトから購入すると一気にお値段が下がりますので、購入される場合は必ず会員登録を済ませ、クローズドサイトから購入されることをおすすめします（なお、クローズドサイトで取り扱いのない製品もあります）。

先にご紹介した13.3インチのSZ/MVも非常に魅力的な製品だと感じましたが、このMZ/MVはディスプレイサイズが一回り大きくなっていますし、SZ/MVとの価格差もかなり小さめです。「外に持ち出す頻度」によってどちらにするか決めたいところですね。

4.関連リンク

この製品は「クローズドサイト」から安く購入ができます。クローズドサイトのアクセスにはIDとパスワードが必要です。
【特定サイト限定】クローズドサイト
ID ：dyna204cls
パスワード：T8Y7GRSV
クローズドサイト開設期間：2022年9月30日（金）17:00まで

上記クローズドサイトの画面上部にある検索窓に「MZ/MV」と入力して検索すると簡単に製品を探せます