こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回はドスパラ(会社名はサードウェーブ)の17.3インチゲーミングノート「GALLERIA GCR1660TNF-E」の実機レビューです。久しぶりにGALLERIAに触ることができました。最近のGALLERIAノートはIntelと共同開発したスリムで軽量な「GCR1660TGF-QC/GCR2070RGF-QC」なんかが人気のようですが、今回レビューするGCR1660TNF-Eは17.3インチということもあり、GALLERIAらしい、頑丈で安定感のあるゲーミングノートです。まあ、17.3インチなので、このパッケージングで正解だと思いますね。
1.スペック
GALLERIAは注文時にシステム構成をカスタマイズすることができます。主要構成ではOSのバージョン、RAMとストレージの容量が変更可能です。CPUは第9世代(Coffee Lake)のCore i7-9750Hで、現時点ではゲーミングノートの標準CPUと言っていい型番です。GPUはGeForce GTX1660TiでVRAMは6GBです。ゲーミングノートとしては中位クラスの構成と言えるでしょう。
RAMは標準で16GB、最大で32GBまで増設が可能です。一応8GBに容量ダウンさせることもできますが、これはおすすめしません。また、ストレージは標準で512GB SSDで、これを1TBに増量したり、もう一台SSDやHDDを追加することもできます。なお、標準構成のSSDはNVMe接続になっていて、(後述しますが)かなり高速です。
ディスプレイは17.3インチのFHD(1,920 × 1,080)解像度で、メーカーのスペック表には記載されていませんが、視野角が広く、ほぼ確実にIPS相当のものが使われています。リフレッシュレートも144 Hzなので、FPSや格闘ゲームなども快適にプレイできると思います(私のような下手くそにはあまり関係ないですけどね)。
通信まわりでは無線がWi-Fi6(ax規格)に対応しています。これから上位クラスのノートPC、特にゲーミングノートを購入するのであれば、高速で途切れにくいWi-Fi6は必須と言えるかもしれません。
入出力ポートは「さすがGALLERIAの17.3インチ」という感じですね。USBポートは合計で4つありますし、HDMI、MiniDPといった映像出力ポートもあります。拡張性に関しては心配いらないでしょう。
サイズは「でかい」ですが、これは17.3インチのゲーミングノートということで仕方のないところ。しかし、横幅は40センチを切っていて、この点に関しては評価できます。というか、17.3インチとしては横幅は小さいほうです。
レビュー機のシステム構成です。OSのみPro版になっていましたが、CPU、GPU、RAM、ストレージとも標準のものになっています。
一応ディスプレイの仕様についても掲載しておきます。このようにリフレッシュレートは144 Hzになっていました。
2.筐体
レビュー機は貸出し用にドスパラが用意したものなので、付属品はACアダプターのみでした。本来であれば取扱説明書等も同梱されているはずです。ACアダプターはさすがに180Wと大型のもので、電源ケーブル込みの重量は691 gでした。
天板です。すみません、手脂がついてしまい、少し汚く見えています。天板は金属製で、中央にGALLERIAのロゴがあるものの、凹凸などの装飾はなく、ゲーミングノートとしてはおとなしいものになっています。GALLERIAの天板は基本こんな感じで、派手なデザインのものはあまり見たことがありません。
底面です。底面素材はおそらくプラスティックですね。やや複雑な模様が入っていますが、ユーザーが簡単にメンテナンスできるような開口部はありませんし、バッテリーも着脱式ではありません。画像の下側が手前(開口部)ですが、下部にスピーカー穴が見えます。左右に2つずつ穴があり、4スピーカーのように見えますが、確認した限り2スピーカーと思われます(外側が本物。でもすみません、いろいろ試したんですが確証は持てませんでした)。
右側面です。画像左からSDカードリーダー、USB × 2です。
こちらが前面。ポート類やボタン類はなく、ヒンジ開口用の凹みがあります。
前面中央にはLEDインジケーター。
左側面です。こちらには画像左端にセキュリティロックスロット、通気口をはさみ有線LAN、HDMI、miniDP、USB(Type-A)、USB Type-C、イヤホンジャック、マイクジャックがあります。USB以外のポートはほぼ全て左側面ということになりますね。
背面です。ゲーミングノートらしい、通気口を強調したデザインになっています。GALLERIAの筐体は比較的おとなしめで、強いて言えばこのアングルから見たときにゲーミングノートっぽさが出る、という感じです。
キーボードです。まさに「フルサイズ」という感じで、もちろんテンキーも装備されています。SteelSeries製のキーボードで、かなりの強度がありますね。多少強くタイピングしてもキーボード面がたわんだりということは全くありません。ご覧のようにRGBバックライトが装備されていて、後述しますが専用アプリでライティングのコントロールも可能です。
キーボード面の右上にボタンがいくつかあります。電源ボタンはひと目で分かりますが、横にある2つのボタンは冷却ファンを瞬時に最大風量にするものと、タッチパッドを無効化するためのものです。また、Windowsキーも一般的なキーボードとは異なり、スペースキーの右側に配置されます(ゲームプレイ中に誤ってWindowsキーを押さないように、という配慮です)。まさにゲームファーストな作りと言えます。
キートップはフラットで、ややストロークが深めになっているのが見て取れると思います。打鍵感については後述しますが、非常に出来の良いキーボードです。
正面から見たところです。17.3インチサイズなので、大きいことは大きいのですが、このように左右のベゼル幅が非常に細くなっていて画面への没入感が高くなり、見た目も「ムダに大きい」という感じではありません。
ヒンジを最大開口したところです。この開口角度で何の問題もありませんが、ここまで大きく開くのであれば、いっそレノボ製品のように180度開口できる構造でも良かったのに、とは思いますね。
一通り筐体を確認してみました。最近増えているコンパクトサイズのゲーミングノートとは異なり、どっしりした、「いかにも」な筐体だと思います。随所に金属が使われていますので重厚感もあります。ゲーミングノートの場合、外付けのディスプレイやキーボードを併用する人も多いと思いますが、この製品は17.3インチサイズで画面表示にも迫力があり、キーボードの品質も非常に高いため、外付け周辺機器なしでそのまま使いたいと思えます。
筐体サイズとか重量については、モバイルノートやスタンダードノートであれば「軽く、薄く」というのがメリットに感じられますが、大型のゲーミングノートの場合は、この製品のようにどっしりと使えるほうに魅力を感じる人も多いでしょう。この製品をLANパーティーに持ち出す、ということも想定されますが、基本的には自宅で半据え置き型で使うような製品だと思いますので、個人的には非常に魅力のあるパッケージングだと思います。
3.使用感
ディスプレイ
GCR1660TNF-Eのディスプレイは17.3インチのFHD解像度で、実機を確認したところ視野角は広く、ほぼ確実にIPS相当の液晶が使われていると評価します。また、輝度に関しては標準的くらいだと思います。
ブラウザーのEdgeを開き、「花」を画像検索して、手持ちのディスプレイ2つ(13.3インチIPS液晶・FHD解像度・グレアタイプと23.8インチIPS液晶・FHD解像度・ノングレアタイプ)と比較してみました。この製品のディスプレイはノングレアタイプとしては発色が良く、手持ちのノングレア液晶よりも全体的に色が濃く、輪郭もくっきりしていました。また、色味に不自然さも感じませんでした。
グレアタイプの液晶との比較では「若干落ちるかな」と思います。色味が少しだけ薄く感じるのと、輪郭のシャープさも少し落ちますね。おそらく「黒」の再現力という部分でグレア液晶よりもやや劣っているんだろうと思います。ただし、これは複数のディスプレイで同じ画像を表示させ、横に並べてガン見するという方法をとっていますので、この製品を単体で使うぶんには(一般的な利用方法だと)ほとんど気づかないレベルだと思います。実際単体で使っていて不満は一切感じませんでした。
また、ノートPCで17.3インチというのは実際に使ってみるとかなりの迫力があります。デスクトップPCとは異なり、ディスプレイと自分の顔が接近しているためで、「17.3」という数値以上に大画面に感じられるんですよね。持ち運びを前提としないなら、15.6インチよりも17.3インチのほうがずっと快適だと思います。これはゲームプレイ時にも言えることですよね!
なお、リフレッシュレートも144 Hzと高速なのですが、「実際のゲームプレイで恩恵を感じられる人」というのはある程度の腕前なのかな、と思います。私の場合、そもそもゲームの腕がないので、画面遷移の品質を気にする余裕はなく「ああ、これはヌルヌルだ」という感想になりにくいですねw
ただ、理屈上、この製品だと100fps(Frame per second)以上の表示が可能になりますので、一般的なディスプレイ(60 Hz)よりも明らかに滑らかな表示が可能です。
スピーカー
この製品には背面にスピーカー穴が合計4つ(左右に2つずつ)ありますが、2スピーカーなのか4スピーカーなのか特定ができませんでした。いろいろ試してみて、左右外側の穴2つがスピーカーと思われますが、断定はできません。
17.3インチのゲーミングノートということで、音質には期待しましたが、悪くはないが、一般的なノートPCと比較して特にすごい、という感じではありませんね。
音質を調整するアプリ「SoundBlaster CINEMA 5」がインストールされていて、ある程度音質を調整することは可能ですが、グラフィックイコライザー機能はなく、どちらか言うとアプリ任せという感じになります。また、ゲームやミュージック、映画など利用シーン毎に音質をプリセット可能です。
大型のゲーミングノートということで、特に低音の再現力に期待してしまったわけですが、ここは正直期待外れでした。低音に関しては一般的なスタンダードノートと特に変わりありません。しかし、そこを除けば全体的には自然な音質といえ、音楽なども気持ちよく聴けます。私が視聴する場合、ポップ系の音楽がメインとなりますが、ハードな洋楽、女性ヴォーカルの邦楽などで試してみても、本当に自然という感じがします。ただハードな音楽の場合は低音がやや弱いので、迫力を少し欠くかな、と感じました。
また、ゲーミングノートらしい、といいますか、音量はかなり大きくすることができますし、ボリュームを最大にしても音が割れません。この点は評価できますね。
キーボード
アルファベットキーのキーピッチは手採寸で上下に約19 mm、左右に約18.5 mmほど、キーストロークはノートPCとして標準的か気持ち深め、くらいですね。また、日本語配列ながらEnterキーやSpaceキーの周辺に英語配列っぽさを残しています。
このキーボードはSteelSeries製です。なので、というかGALLERIAだけに、というか、Windowsキーは右側にあります。ゲームプレイ中に誤ってWindowsキーを押さないように、という配慮ですが、非ゲーミングで使う際には違和感があります。ただ、これは仕方ないですね。慣れるしかありません。
プリインストールされているアプリ「SteelSeries Engine」を使ってバックライト色の設定が可能です。あらかじめ用意されている発光パターンやイルミネーションのほか、個々のキーを任意のバックライト色に変更することもできます(Per Key RGB)。
打鍵感は非常によく、やや深めに感じられるキーストロークもあってか確実に気持ちよく打鍵することができます。それと、ちょっと笑っちゃいますが、見かけによらず「静音」です。そこら辺のモバイルノートやスタンダードノートよりも圧倒的に静かですね。
これはキーボードの剛性が高い、というのが寄与しています。もともとGALLERIAという製品は筐体が非常に頑丈で、キーボードも「強打仕様」です。少々乱暴にキーをたたいたくらいでキーボード面がたわんだりはしません。この「たてつけの良さ」が打鍵感を良くし、打鍵音を小さくしているものと思われます。非ゲーミングで使っても非常に使いやすい、快適なキーボードだと言えるでしょう。
試用していて少し気になったのが「右側のSHIFTキーが小さい」という点と、(これはやむを得ないかもしれませんが)テンキーのキーピッチ、特に左右方向がかなり狭い、という点です。GALLERIAを職場で経理業務に使う(どんな会社や!)、というのはイメージできませんが、数値入力が多いという人には少々不満が残るかもしれませんね。
システムコントロールマネージャー
この製品にはシステムコントロールマネージャー(SCM)という設定アプリがインストールされています。基本的にはモード切替(ゲームやオフィスなど、利用シーンに応じてディスプレイの画質やファンの風量などを最適化する)と使用頻度の高い設定項目の調整機能を担っていて、他社のゲーミングノートに搭載されている設定アプリと大きな違いはありません。
4.性能テスト
参考:
Lenovo Legion Y740(17)(i7-9750H、RTX2080Max-Q):7,655、16,867、39,482
HP OMEN X 2S 15(i9-9880H、RTX2080 Max-Q):7,545、16,652、40,212
ドスパラ GALLERIA GCR2070RNF(i7-9750H、RTX2070):7,219、16,668、35,109
マウス NEXTGEAR-NOTE i7901BA1(i7-7700K、GTX1080):6,703、17,345、37,589
ASUS ROG Zephyrus S GX502GV(i7-9750H、RTX2060):6,566、15,229、36,469
Lenovo Legion Y740(15)(i7-9750H、RTX2070 Max-Q):6,508、14,067、36,491
MSI GP65 Leopard(i7-9750H、RTX2060):6,397、14,646、35,296
OMEN X by HP(i7-7820HK、GTX1080):6,283、15,476、30,804
MSI GL63 8SE(i7-8750H、RTX2060):6,205、14,838、33,985
ASUS ZenBook Pro Duo UX581GV(i9-9980HK、RTX2060):5,850、13,667、28,140
Lenovo Legion Y540(15)(Core i7-9750H、GTX1660Ti):5,777、13,259、34,332
ドスパラ GALLERIA GCR1660TGF-QC-G(i7-9750H、GTX1660Ti):5,610、12,852、34,583
ドスパラ GALLERIA GCF1070GF(i7-8750H、GTX1070):5,583、15,146、36,268
ドスパラ GALLERIA GCF2060GF-E(i7-8750H、RTX2060):5,453、13,800、33,609
ドスパラ GALLERIA GKF1070NF(i7-7700HQ、GTX1070):5,280、14,030、30,686
DELL ALIENWARE 17(i7-7700HQ、GTX1070):5,257、13,233、29,845
HP Pavilion Gaming 15-dk0000(i7-9750H、GTX1660Ti Max-Q):5,096、11,802、26,814
ASUS ROG Zephyrus G GA502DU(Ryzen7 3750H、GTX1660Ti):4,219、10,223、20,073
ドスパラ GALLERIA GCF1060NF(i7-8750H、GTX1060):3,965、10,506、29,442
ドスパラ GALLERIA GKF1060GFE(i7-7700HQ、GTX1060):3,808、9,888、26,344
Lenovo Legion Y7000(i7-9750H、GTX1650):3,722、8,164、26,019
GALLERIA GKF1060NF(i7-7700HQ、GTX1060):3,717、9,989、24,824
DELL G7(i7-8750H、GTX1060):3,703、9,743、26,843
ドスパラ GALLERIA GCR1650GF(Core i5-9300H、GTX1650):3,627、8,240、24,774
GALLERIA GKF1060GFE(i7-7700HQ、GTX1060):3,625、9,784、24,233
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(i5-7500、GTX1060):3,583、9,276、22,203
ドスパラ raytrek RKF1060TGK(i7-7700HQ、GTX1060):3,518、9,207、23,689
ASUS TUF Gaming FX505DT(Ryzen5 3550H、GTX1650):3,441、8,036、19,066
MSI Prestige 14(i7-10710U、GTX1650 Max-Q):3,111、6,973、22,126
ASUS ZenBook 15 UX534FT(i7-8565U、GTX1650):2,988、6,789、20,260
ドスパラ GALLERIA GCF1050TNF(i7-8750H、GTX1050Ti):2,528、6,776、17,005
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(i5-8300H、GTX1050Ti):2,523、6,802、20,045
GALLERIA GKF1050TNF(i7-7700HQ、GTX1050Ti):2,492、6,858、18,179
NEXTGEAR-NOTE i4400GA1(i7-7700HQ、GTX1050Ti):2,449、6,852、20,453
Lenovo ThinkPad X1 Extreme(i7-8750H、GTX1050Ti Max-Q):2,393、6,490、19,506
GALLERIA QSF965HE(i7-6700HQ、GTX965M):–、5,344、16,987
ドスパラ Critea VF-HGK1050(i7-7700HQ、GTX1050):1,826、5,553、17,109
HP Pavilion Power 15(i5-7300HQ、GTX1050):1,797、5,230、14,052
※左からTime Spy、Fire Strike、Sky Diverのスコア
まずはゲーミングノートの本分、といいますか、ゲームプレイをシミュレートし、グラフィック性能を測定する3D Markのスコアから。この製品はCore i7-9750HとGeForce GTX1660Tiの組み合わせですが、同じ組み合わせのゲームンクノートと比較して高いスコアとなりました。要因はいろいろかと思いますが、17.3インチというサイズにより、筐体内部の構造に余裕があり、その結果排熱などの性能が高くなっていることが考えられます。もともとGALLERIAノートは他社製品と比較してベンチマークスコアが良好になる傾向があると思っているのですが、この製品も例外ではありません。
それと、発熱についても少し感想を述べます。掲載している3D Markのテスト3つのうち、最も高負荷なTime Spyを立て続けに(インターバルなしで)5回実施しましたが、スコアは全くブレませんでした。具体的にはすべて5,800~5,850の範囲内に収まり、最初のテストよりも5回目のテストのほうが低スコアということもありませんでした。また、5回のテストを終えて筐体をチェックしても、キーボード面の上部および底面の上部(ヒンジ側)がわずかに熱を持っていたというくらいで、不安を感じるようなものではありませんでした。ファン音はそれなりにしましたが、最大風量まで行くこともなく、かなりの余力があると思いました。
このことから、この製品の発熱対策は万全であると評価します。
参考:
HP OMEN X 2S 15(Core i9-9880H、RTX2080 Max-Q):6,447
Lenovo Legion Y740(15)(Core i7-9750H、RTX2070 Max-Q): 5,830
ASUS ZenBook Pro Duo UX581GV(Core i9-9980HK、RTX2060): 5,727
Lenovo Legion Y7000(Core i7-9750H、GTX1650): 5,618
ドスパラ GALLERIA GCR1660TGF-QC-G(Core i7-9750H、GTX1660Ti): 5,573
ASUS ROG Zephyrus S GX502GV(Core i7-9750H、RTX2060): 5,506
ドスパラ GALLERIA GCR2070RNF(Core i7-9750H、RTX2070): 5,505
DELL G7(Core i7-8750H、GTX1060): 5,401
ドスパラ GALLERIA GCF2060GF-E(Core i7-8750H、RTX2060): 5,328
MSI GP65 Leopard(Core i7-9750H、RTX2060): 5,299
MSI Prestige 14(Core i7-10710U、GTX1650 Max-Q): 5,271
ドスパラ GALLERIA GCF1070GF(Core i7-8750H、GTX1070): 5,122
MSI GF75 Thin(Core i7-8750H、GTX1050Ti): 5,009
ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E(Core i7-8750H、GTX1060): 4,976
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 4,906
ドスパラ GALLERIA GCF2070GF-E(Core i7-8750H、RTX2070): 4,893
ASUS ZenBook 15 UX534FT(Core i7-8565U、GTX1650): 4,709
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 4,545
ASUS ROG Zephyrus G GA502DU(Ryzen 7 3750H、GTX1660Ti): 4,365
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 4,290
iiyama STYLE-17FH054-i7(Core i7-8750H) : 4,281
HP Spectre x360 13(Core i7-8565U): 4,223
Lenovo ThinkPad T490(Core i7-8565U、MX250): 4,158
ASUS VivoBook S15 S531FA(Core i7-10510U): 4,155
Lenovo ThinkPad X1 Carbon(Core i7-8665U): 4,132
ASUS TUF Gaming FX505DT(Ryzen 5 3550H、GTX1650): 4,124
Lenovo ThinkPad X1 Yoga(2019)(Core i7-8665U):4,120
ASUS X545FA(Core i7-10510U): 4,114
ASUS ZenBook 14 UX434FL(Core i5-8265U、MX250):3,933
Lenovo ThinkPad X280(Core i7-8550U): 3,909
ドスパラ raytrek VF-HEW(Core i7-8565U、MX150):3,861
ドスパラ Altair F-13KR(Core i5-8350U): 3,778
HP Spectre 13(Core i5-8265U): 3,766
HP ENVY X360 13(Ryzen 7 3700U): 3,728
Lenovo ThinkPad E595(Ryzen 5 3500U): 3,714
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 3,704
ドスパラ Critea VF-HEKS(Core i7-8550U、MX150): 3,704
マウス m-Book X400B(Ryzen 5 3500U): 3,659
HP ENVY x360 15(Ryzen 3500U): 3,617
DELL Inspiron 17 5000(5770)(Core i7-8550U、Radeon 530): 3,607
東芝 dynabook AZ65/G(Core i7-8550U): 3,546
HP ENVY 13(Core i7-8550U):3,534
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 3,518
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 3,492
東芝 dynabook VZ82/F(Core i7-8550U): 3,491
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 3,479
Microsoft Surface Pro 6(Core i5-8250U): 3,399
東芝 dynabook DZ83/J(Core i7-8550U): 3,353
マウス m-Book J(Core i5-8250U): 3,350
東芝 dynabook UZ63/F(Core i7-8550U): 3,341
Microsoft Surface Laptop 2(Core i5-8250U): 3,199
HP Spectre Folio 13(Core i5-8200Y): 3,108
続いてはグラフィック処理だけでなく、表計算ソフトやビデオチャットなど、日常のPC利用をシミュレートする総合的なソフト「PC Mark」のスコアです。申し訳ありません、このスコアはGeForce GTX1660Tiが効いていないですね。「Digital Conten Creation」のスコアがGeForce搭載機としてはやたらと低いです。PC側でIntel UHD Graphicsのほうを優先させた結果だと思いますが、私の不注意で「5,000点越えてるから、まあいいか」って思っちゃいました。実際にはあと数百点くらい高い総合スコアになると思います。
ただし、GeForceが効いていない状態でこれだけのスコアが出る、というのはやはり素晴らしいと言えます。私のミスにより、あくまでも推測となりますが、3D Markのスコアと同様、同クラスのゲーミングノートとしてはトップクラスの実力があると考えていいでしょう。
SSDのデータ読み書き速度を測定するCrystal Disk Markのスコアです。PCIe ×4接続のスコアですね。めちゃめちゃ速いです。私は少し鈍いところもあると思うんですが、非ゲーミング用途の場合、この半分以下のスコアでも全くストレスを感じませんし、ゲームプレイ時でもこれだけの速さなのであれば全く文句はないでしょう。
5.まとめ
GALLERIA GCR1660TNF-Eはドスパラ公式サイトで販売中で、3月30日現在の価格は169,980円(税込み186,978円)から、となっています。レビューを終えてみて、この製品はスペック表の数値から期待される以上のパフォーマンスを備えていると感じました。記事中にも記載しましたが、17.3インチという大きなサイズになっていて、特に冷却面で有利なのではないか、と思われます。
また、重厚な筐体にも魅力を感じます。ノートPC購入の際にどこを優先するか、というのは人それぞれだと思います。この製品は外出先に持ち出す気にはなれません(ゲーマーがLANパーティーに持ち込むようなケースは別です)。自宅で、自室でじっくりゲームをプレイするのに向くと思います。可搬性を犠牲にしてもいいのなら、この大型ゲーミングノートは素晴らしい品質を備えていると言えます。ディスプレイやキーボードの品質が素晴らしく、外付けの周辺機器の必要性も感じません。これ一台でゲーミングマシンとして完結していると思います。
ゲーミングノートの場合、上を見ればキリがない、というのはありますが、パフォーマンス、筐体品質ともこの価格で実現できるゲーミングノートとしては最高レベルの水準だと評価します。