こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。海外では99ドルのWindowsタブレットが登場し始めていますが、日本でも(99ドルにはなりませんでしたが)2万円を切る価格帯で8インチのWindowsタブレットが登場しました。
快挙を成し遂げた機種はドスパラの「Diginnos DG-D08IW(以下、デジノスと表記します)」で価格は税抜きで18,500円、税込みで19,980円となっています。販売開始は11月下旬から、ということなので、もうしばらく待つ必要がありますね。ドスパラでは10インチのデジノスを販売していて、訳ありキーボードつきでコストパフォーマンスの高い製品です。
ドスパラのDiginnos DG-D10IWが大幅な値下げ!税抜きで3万円台に
ではさっそくデジノスの機種紹介を。
1.スペック
OS: Windows 8.1 with Bing
CPU: Intel Atom Z3735F(1.33GHz)
RAM: 2GB
ストレージ: 16GB
ディスプレイ: 8インチ(1,280×800)10点マルチタッチ対応
通信: IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0
カメラ:イン/アウトとも200万画素
センサー類: 加速度センサー、GPS
入出力: micro USB、miniHDMI、microSD(32GB)
サイズ: 127.96×D213.8×H8.6mm、約330g
【参考】
Passmarkによるベンチマークスコア
Intel Atom Z3735F: 931
Intel Atom Z3740: 1,078
※Z3740は2013―2014モデルの8インチWindowsタブレットのほとんどに搭載されているもの
価格を考えると非常にいい内容だと思います。特に海外で発表されている99ドルタブレットのほとんどがRAM1GBであるのに対し、デジノスは2GBです。CPUはZ3740よりは性能ダウンといえますが、RAM2GBということで安定性や処理速度の心配はしなくてすみそうです。ちなみにデジノスにはOfficeが付属しません。まあこの価格じゃねえ…。
デジノス、かなりの軽量です。330gといえば、先日発表されたばかりのASUS VivoTab 8と並んで8インチWindowsタブレット最軽量ということになります。これって、価格の安さに負けないくらいの長所だと思います
カメラがイン、アウトとも200万画素というのは不満ではありますが、これは我慢しましょう。唯一どうしても気になるのは内蔵ストレージが16GBしかないことです。回復パーテーションなどをmicroSDなどに外出し(ASUS VivoTab Note 8がこのタイプ)し、プリインストールソフトをほとんどつけないにしても、工場出荷時の空き容量は2~3GBくらいしかないんじゃないかと思います。
個人のデータはOneDriveなどのクラウド・ストレージに保存すればいいですし、microSDも使えます。でも、Windowsストアアプリは内蔵ストレージにしかインストールできませんし、デスクトップソフトウェアについても内蔵ストレージでないとインストール不可のものがたくさんあります。Officeなんてそのいい例で、インストール時にインストール先を選ぶことはできません。
Windowsストアアプリではゲーム系で1GBや2GBというものがたくさんあります。例えば「GTレーシング2(1.13GB)」「Halo:Spartan Assault(1.05GB)」などです。こういうアプリのインストールはあきらめることになりますね。
2.32GBも出るかもね?
私の勝手な予想ですが、32GBモデルが追加される可能性があるんじゃないかと思います。内蔵ストレージ16GBと32GBの価格差って、売価ベースで5,000円もしないはずで、きっと3,000円以下なんじゃないかと思うのですが、ドズパラは売価を2万円以下に抑えるためにストレージを削って帳尻を合わせたという気がします。2万円を切るほうが話題性が格段に上がりますからね。
とはいえ、「2万円切りにこそ価値がある」ということも事実。そもそもWindowsタブレットを買おうとする人はPC初心者ばかりではなく、PC操作にある程度慣れていて知識のある人も多いと思われるので、そういう人こそ16GBをうまく使いこなして欲しいですね。逆にタブレット初心者の人は32GBの方が安心して使えると思います。