こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。せっかくWindows 10 Technical Previewをタブレットにインストールしたので、音声アシスタント「Cortana」を使ってみました。現状実用性はゼロなんですが、おもしろい話題ではありますね。
1.セットアップ
Technical Previewは最新ビルド9926から日本語に対応していて、私はVivoTabのWindows8.1をTechnical Previewで上書きしたので、システムの言語は日本語、地域も日本になっています。この状態ではCortanaは使えません。地域設定は簡単に変更できるので、地域を「米国」にしてみましたが、やはりCortanaは使えません。次にシステムの言語を英語にしてみたら、ついにCortanaに会うことができました!
PC設定画面で地域を米国に、言語を英語にするのですが、英語の言語パックをインストールする必要があります。上の画像はすでに言語パックをインストールした後のものです。デフォルトでは日本語しか選べなかったので、「言語を追加する」で英語をインストールしました。Windowsの言語パックの英語はカナダとかオーストラリアとか、いくつかの種類がありましたが、Cortanaを使うために一番大丈夫そうな「英語(米国)」を選択しています。ちなみに言語パックのインストールは結構時間がかかりました。VivoTabで20分くらい。
言語パックのインストールができたら、上の画像のように英語を「主に使用する言語」に設定してサインインし直します。(Technical Previewはちょっと日本語の説明が怪しいところがあるので)私は念のため再起動しました。
再起動すると、そこには英語の世界が待ってます。設定画面を見てみると、「Cortana&Search」の項目がありました。ここで「Customize Cortana & search settings」を選ぶと、
Cortanaの初期設定ができます。ここで自分の名前(Cortanaになんと呼んでもらいたいのか)、Cortanaが自分のことを名前で呼んでいいか?、フライトとか荷物の配送状況とかをEメールから検索していいか?、「Hey Cortana」と言ったらCortanaが出てきていいか?などを設定します。
2.さっそく質問してみた
私の発音が悪いのか、まだ対応していないのかわかりませんが、「Hey Cortana」って呼んでもCortanaは出てきてくれませんでした。なので、タスクバー右にあるマイクのボタンを押してCortanaに出てきてもらいます。
以下、質問とその答えを。
質問:あんたの名前は?(What’s your name?)
回答:私はCortanaよ
質問:天気(Weather)
回答:これが今の天気よ(そのあと英語で概況を教えてくれる)※気温は華氏、どこの天気なのかよくわからない
質問:何歳?(How old are you?)
回答:クラウドソーシングという言葉が辞書に載るようになる前から生きてるわ
質問:なんか面白い話をして!(Tell me an interesting story)
回答:むかしむかし、自分の電話になんか話をしてくれって頼む人がいてね…
iPhoneのSiriのときもそうでしたけど、音声アシスタントが珍しいと思いつつする質問って、こんなもんかな、とw
しかし、最後の質問は結構厳しい答えが返ってきましたね。多分Siriのほうが優しいと思います。次に真面目な質問をいくつか。
質問:Windows 10
回答:無言でInternet ExplorerでBing検索結果を表示
質問:ニューヨーク 地図(map new york)
回答:無言でInternet ExplorerでBing検索結果を表示
きりがないのでこのへんで。基本的にまともなことを聞くとほぼBing検索に飛ばされる、という感じでした。真面目な質問でCortanaが音声で回答してくれたのは天気だけで、あとは全部Bing検索でした。おそらく定型的な質問でちゃんと音声で回答してくれる項目はもっとたくさんあるんでしょうけど、英語ということもあり、あまり音声での会話が成立しませんでした。
私は英語を勉強し、Cortanaはもっと賢くなれば、この秋には楽しい会話が楽しめるようになるかもしれませんけどね。