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DELL XPS 13(9300)- 先に発売された2-in-1版とそっくりに!一段と美しくなったDELLのハイエンドモバイルノート

DELL XPS 13(9300)
DELLがCES2020の開催に合わせ、同社の看板モバイルノート「XPS 13」をモデルチェンジしました。クラムシェルノートとしては非常に斬新さを感じるデザインになっていますが、この製品に先立って発売されたコンバーチブル2 in 1の「XPS 13 2-in-1」によく似ていますので、2 in 1版の製品概要を知っている人にはあまりサプライズがないリニューアルに感じられるかもしれません。CESの会場で実機も確認してきましたので、その際に撮影した画像を交えてご紹介します。

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1.スペック

DELL XPS 13(9300)
1月8日現在、この製品は米国DELLにて販売がスタートしています。ここに掲載しているスペック表は米国DELLの製品ページをもとに作成していますので、日本発売時にはRAMやストレージ等の構成が多少変わってしまう可能性があります。あらかじめご了承ください。

CPUは第10世代でComet LakeではなくIce LakeのほうのCore iプロセッサーが搭載されます。現状選択できる3種類のCPUのうち、Core i7-1065G7のみが内蔵GPUにIntel Iris Plusを搭載していますので、同世代のComet Lake(Core i7-10510Uなど)よりもグラフィック性能が高くなっています。Core i3-1005G1とCore i5-1035G1については内蔵GPUはIntel UHD Graphicsなので、Comet LakeのCPUと変わりません。

RAM、ストレージ、ディスプレイの組み合わせは米国版だと下記のとおりです。

Core i3/RAM4GB/256GB SSD/FHD+・非タッチ
Core i5/RAM8GB/256GB SSD/FHD+・非タッチ
Core i7/RAM8GB/256GB SSD/FHD+・タッチ
Core i7/RAM16GB/512GB SSD/UHD+・タッチ
※FHD+:(1,920 × 1,200)
※UHD+:(3,840 × 2,400)

XPS 13は従来から注文時のカスタマイズにはほとんど対応していません(OSのバージョンは選べます)が、日本ではもっと多くのバリエーションモデルが存在しますので、日本での発売時にはもう少し選択肢が多くなると思います。

新しいXPS 13の大きな特徴として、「ディスプレイのサイズと形状」が挙げられます。通常のノートPCとはアスペクト比が異なり、16:10(一般的には16:9)と、やや縦に長いものになっていますし、サイズも13.4インチ(一般的には13.3インチ)です。先行発売されているXPS 13 2-in-1と同じ形状で、記事の冒頭に「知ってる人にはサプライズがない」と書いたのはこの辺が理由です。

また、XPS 13は従来からWi-FiにKILLERのチップを採用していましたが、ニューモデルでは「Killer Wi-Fi 6 AX1650」を搭載し、Wi-Fi6(ax規格)に対応するようになりました。2020年からはノートPCを購入する際にWi-Fi6対応か否か、というのは重要な判断基準になるのかもしれませんね。

入出力ポートは(従来モデルもそうでしたが)かなり少ないです。Thunderbolt 3が2つということで、品質的には高いのですが、個人的には「Type-Cポートだけだと周辺機器の接続に困る」とか「USBの絶対数が少なすぎ」というのが感想です。しかも、2つのThunderbolt 3のうちのひとつは充電時にふさがってしまいますし…。多機能ハブは必須かと。

サイズは小さくなりました、と言っていいのかな…

ニューモデル:296 × 199 × 14.8 mm / 1.2-1.27 kg
従来モデル:302 × 199 × 7.8-11.6 mm / 1.23 kg

まず、ディスプレイのアスペクト比が変わったことにより、横幅が小さくなり、30センチを切りました。一方でアスペクト比を変更したために大きくなるはずの奥行きは現状維持に留められています。しかし、厚みは少し増してしまいました。また重量は「ほぼ横ばい」と考えていいでしょう。

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2.筐体

DELL XPS 13(9300)
まず、「見た目の新旧比較」です。左側がニューモデル、右側が従来モデルです。際立って違うのは下部ベゼルですね。ニューモデルでは下部ベゼルも非常に細くなっています。また、キーボードの形状も変更されたと思われ、雰囲気が結構違っています。

DELL XPS 13(9300)
正面から見たところです。繰り返しになりますが、やはり下部のベゼルが細くなり、ちょっとオーバーに言うと「全面ベゼルレス」という感じに見えます。

DELL XPS 13(9300)

DELL XPS 13(9300)
キーボードです。従来モデルと同様、ホワイトとブラックの2色があり(筐体色によって決まります)、ホワイトはグラスファイバーが、ブラックはカーボンファイバーが使われています。キーピッチやキーストロークは不明ですが、左右の余地(余白)が狭くなり、従来モデルよりもカッコいいというか、筐体のコンパクトさが強調されたように思われます。このへんの処理もXPS 13 2-in-1とほぼ同じです。

DELL XPS 13(9300)

DELL XPS 13(9300)
両側面の入出力ポートの配置です。ご覧のように非常にあっさりしていて、実用面ではどうなのかなあ、という感じ。

DELL XPS 13(9300)
ヒンジを閉じたところです。実際のサイズはともかくとして、見た目は非常にスリムで、さすがXPS!と思わせてくれる美しさがあります。

DELL XPS 13(9300)
底面です。左右の穴はスピーカーでしょうか?すみません、ここは確認できませんでした。

DELL XPS 13(9300)
天板です。展示会場で見た際は「ホワイト」だと思っていたのですが、こうしてみるとピンクっぽいですね。XPS 13の従来モデルでキーボード色がホワイトになるのは「フロスト(白)」と「ローズゴールド(淡いピンク)」の2種類がありましたので、ひょっとするとこの色は「ローズゴールド」なのかもしれません。

3.価格など

DELL XPS 13(9300)は1月8日現在、日本のDELLでは未発売ですが、近日中に発売されるのはほぼ確実だと思います。米国DELLでの価格は999.99ドル(約108,300円)から、となっていました。

先に発売されたのがこの製品(クラムシェル版)だったなら、大きなサプライズがあったと思いますが、数カ月前にほぼ同じコンセプトで2-in-1が発売されてしまっているので、驚きは少し小さめ、というのはあります。しかし、従来モデルよりも美しさに磨きがかかったと思いますし、Ice Lake搭載によるパフォーマンスの向上にも期待できます。新しいXPS 13は引き続きDELLの看板モデルであり続けるでしょうね。

4.関連リンク(米国DELL)

New XPS 13 Laptop

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