DELLのビジネスライン「Latitude」ブランドから発売された12.5インチノートPC「Latitude 12 5000」を紹介します。DELLは「Latitude 12 7000」というハイスペックなモバイルノートPCも同時に発売していますが、この製品は別記事にて紹介しています。「Latitude 12 5000」はDELLの位置づけだと「スタンダードクラス」ということになっていますが、「なかなかどうして」の実力派だと思います。
1.スペック
OS: Windows 7 / 8.1 /10 64ビット
CPU: Intel Core i3-6100U / I5-6200U / i5-6300U
RAM: 4GB-16GB
ストレージ: 500GB HDD(最大1TB HDDもしくは512GB SSD)
ディスプレイ: 12.5インチ(1,366 x 768)/(1,920 x 1,080)※タッチパネルはオプション
ネットワーク: 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1
カメラ: インのみ
入出力: USB 3.0 × 3、HDMI、DisplayPort、SD、オーディオ、電源、SIMスロット、LANポート、(スマートカードリーダー、指紋認証リーダー)
バッテリー: 47WHr-62WHr
サイズ: 310.5 x 214.5 x 22.65 mm / 重量 1.49 kg
補足します。この製品も多彩な構成変更が可能です。上位モデルのLatitude 12 7000との比較ではCPUにCore i7を選ぶことができず、vPro対応のCPUはCore i5-6300Uのみとなります。またデフォルトのRAMは4GBのみ、ストレージは500GB HDDのみとなっており、この記事を書いている時点ではRAMの増設オプションやストレージの換装オプションは選べません。
同様にディスプレイも12.5インチ、1,366 × 768の非タッチ液晶がデフォルトで、オプションで選べる高解像度のものやタッチパネルは現時点で選択できないようです。
もうひとつ、これは少し重要なのですが、上位機と比較すると重量が結構重くなってしまいました。筐体素材の関係もあるでしょうし、デフォルトのストレージがHDDであるということも影響していると思われます。1.5 kg近い、というのは上位機が1.26 kgであることを思えば残念かな、と思います。
2.筐体
筐体は上位機Latitude 12 5000とよく似ていて、非常にシンプルなデザインになっています。ただし、上位機に使われていたマグネシウム合金とかカーボンファイバー素材ではなく、「ポリカーボネイトに一部カーボンファイバー塗装」となっています。
筐体はやや厚みがあり、サイドから見るとちょっと貫禄がある感じがしますね。
天板はソリッドなブラックになっています。見た感じ高級感はありませんが、ビジネスマシンとしては好感が持てそうです。また、背面のポート類の配置は上位機Latitude 12 7000と同じレイアウトのようです。
側面です。やっぱり厚く感じますね。
3.価格と発売時期
DELL Latitude 12 5000はDELL直販サイトで販売が開始されており、価格は最下位構成のものが税抜き101,980円(税込み110,128円)となっています。また、この製品は発売から日が浅いためか、RAMやストレージ、ディスプレイのオプションを選ぶことができませんが、最も高性能なCPUであるCore i5-6300Uを搭載したモデルだと税抜き112,980円(税込み122,018円)です。
上位機との比較で気になるのはストレージがHDDになってしまうこと(速さというよりはモバイル機として故障の原因になったり、重量増になることを懸念しています)ですね。ただ、オプションのSSD換装やRAMの増設、ディスプレイの高解像度化などが選べるようになると、この製品の魅力度は大きく向上すると思われます。
DELL Latitude 12 5000はビジネスマシンとしての水準をクリアしつつ、上位機よりもかなり買いやすい価格になっているのが魅力だと思います。
4.関連リンク
Latitude 12 5000シリーズ:DELL公式サイト