DELL ALIENWARE X15 / X17 －最新ハイエンドなスペックは当然、より薄くなったゲーミングノート

DELLを代表する、ゲーミングノートのビッグネーム「ALIENWARE」にニューモデルです。「ALIENWARE X15 R1（15.6インチ） / X17 R1（17.3インチ）」の2機種で、外観は2機種ともほぼ共通、従来モデルからキープコンセプトという印象ながら、一段と薄くなったなあ、という感じです。X15/X17とも「ハイエンド機」と呼ぶにふさわしい仕様ですが、選択できるパーツ構成は若干異なります。

1.ALIENWARE X15 / X17 スペック

スペック表

X15 / X17のおもな構成上の相違点

・GeForce RTX3080選択時のVRAM（X15は8GB、X17は16GB）
・RAMの最大容量（X15は32GB、X17は64GB）
・ディスプレイサイズと仕様（4KはX17のみ）

コメント

X15、X17ともCPUにCore i9を、GPUにGeForce RTX3080を搭載可能なハイエンドモデルですが、上記の通り、選択しうる構成が少し異なります。X17のほうがより高いスペックに仕上げることができる、と言えますね。また、両モデルとも、注文時に各種構成を細かくカスタマイズすることができます。

ディスプレイの選択肢も多いですね。特にX15で同一解像度ながらリフレッシュレートと応答速度を差別化したり、FHDを上回る解像度でありながら高リフレッシュレート、高応答速度を実現しているというあたりがすごいと思います。

通信周りではWi-Fi 6E（6GHz帯の使用も可能）に対応し、入出力ポートも高規格です。しかし、薄型筐体ということもあってかUSBポートはType-Cが主体（特にX13）で、Type-Aポートはやや不足と感じられるかもしれません。

サイズはALIENWAREらしく、特に奥行き（短辺）が大きくなっていますが、薄型化に拍車がかかりました。

2.ALIENWARE X15 / X17 筐体

ALIENWARE、歴代モデルがそうであったように、非常に個性的なデザインです。正面から見ると、「ぶっとい一本ヒンジ」がカッコいいですね！

このアングルから見ると、従来モデルと同様、ヒンジがやや前方に配置されているのがわかります（だから奥行きが大きいんですね）。また、背面にはLEDライティングも装備されています。それと、薄くなりましたよねー。

X15とX17の外観の相違点はほとんどありません。天板に入っている数字が異なるくらいです。

この製品には「ALIENWARE CRYO-TECH」という、冷却システムを含む、システムを安定稼働させるための総合的なアプローチ（技術）が搭載されています。まあ、ALIENWAREなので排熱であるとかの心配は不要だと思います。

キーボード面を見るとX15とX17のサイズ差がわかります。しかし、15.6インチのX15をテンキーレスにするのはわかりますが、17.3インチのX17までテンキーレスですね…。ともにPer-Key RGBバックライトで日本語配列と英語配列を選べ、X17ではメカニカルキーボード（Cherry MXスイッチ）も選べます。

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上がX15、下がX17の入出力ポート配置です。全く同じデザインの2機種ですが、ポート数には差があります。また、主要なポートがすべて背面にある、というのも個性的です。

3.ALIENWARE X15 / X17 価格など

DELL ALIENWARE X15 R1およびX17 R1はDELL公式サイトで販売中で、6月23日現在の価格はX15が税込み228,784円から、X17が税込み237,584円から、となっています（20%OFFのセール価格です）。最低価格のモデルはCore i7/RTX3060という構成なので、他社ゲーミングノートよりもワンランクかツーランクくらい高価と言えます。

もともとALIENWAREはコストパフォーマンスを競うような製品ではありませんし、最低価格のモデルをそのまま購入すると言うよりは、自分のニーズに合わせてカスタマイズして、そして「思い切って買う」ような製品だと思います。この製品の購入を考えている人には素晴らしいニューモデルと言えるでしょう。

4.関連リンク

ALIENWARE X15 R1 ゲーミング ノートパソコン：DELL
ALIENWARE X17 R1 ゲーミング ノートパソコン：DELL