ASUS Vivobook 15 OLED (X1505) / Vivobook 15X (K3504) －有機ELディスプレイも選べ、ワイドバリエーションになった15.6インチのVivobook

ASUSが4月に発表したニューモデルから、「Vivobook 15 OLED (X1505)」「Vivobook 15X (K3504)」をご紹介します。ASUSはVivobookシリーズのニューモデルを「18製品52モデル」同時発表しており、「Vivobookの15.6インチ」には他にも「Vivobook Pro」「Vivobook Go」がありますが、もっとも高性能なVivobook Proについては先日Vivobook Pro 15 OLED K6502VVの実機レビュー記事を掲載しており、Vivobook Goは発売まで少し間がある（5月中旬以降発売）ので、ここでは2モデルのみのご紹介します。

1.スペック
- Vivobook 15 (X1505)
- Vivobook 15X (K3504)
2.筐体
3.まとめ
4.関連リンク

1.スペック

Vivobook 15 (X1505)

	Vivobook 15 OLED X1505
OS	Windows 11 Home
CPU	Intel Core i7-1355U/ Core i9-13900H
外部GPU	なし
RAM	16GB（DDR4-3200）
ストレージ	512GB SSD（PCIe4.0 ×4接続） 1TB SSD（PCIe3.0 ×2接続）
光学ドライブ	なし
ディスプレイ	15.6インチOLED（1,920 × 1,080）
ネットワーク	Wi-Fi6E（a/b/g/n/ac/ax）、Bluetooth 5.1
入出力	USB 3.2 Gen1 Type-C、USB3.2 Gen1 Type-A × 2、USB2.0、HDMI、オーディオジャック
カメラ	Webカメラ（92万画素）
バッテリー	計測中
サイズ	356.8 × 227.6 × 19.9 mm
重量	1.7 kg

バリエーションモデル
・Core i7/512GB/WPS Office 2：129,800円
・Core i9/1TB/WPS Office 2：139,800円
・Core i9/1TB/MS Office Home&Business：159,800円
　※左からCPU/SSD/オフィスソフト
コメント

製品名に「X」とか「Pro」とか「Go」がつかない、「普通のVivobook 15」ですが、スタンダードノートとしてスペックが新しく、かつ高水準です。CPUは第13世代（Raptor Lake）の省電力タイプ（U型番）のCore i7-1355Uと高性能タイプ（H型番）のCore i9-13900Hが設定されています。RAMは全モデル16GB、SSDはCore i7モデルが512GB、Core i9モデルは1TBです。Core i9モデルに関しては「全然普通じゃないスペック」のスタンダードノートですよね。

ディスプレイは15.6インチで解像度は1,920 × 1,080（アスペクト比16:9）、ノングレアタイプです。Vivobookシリーズには15.6インチと16インチがあり、16インチのほうがアスペクト比16:10、15.6インチの方はアスペクト比16:9になっています。また、この製品はディスプレイが有機ELで、この点が下にご紹介するVivobook 15Xとの最大の相違点と言えるかもしれません。

Vivobook 15X (K3504)

	Vivobook 15X K3504
OS	Windows 11 Home
CPU	Intel Core i3-1215U/Core i5-1235U/ Core i7-1255U Core i5-1340P/Core i7-1360P
外部GPU	なし
RAM	8GB/16GB（DDR4-3200）
ストレージ	256GB/512GB SSD（PCIe4.0 ×4接続） 1TB SSD（PCIe3.0 ×2接続）
光学ドライブ	なし
ディスプレイ	15.6インチ（1,920 × 1,080）
ネットワーク	Wi-Fi6E（a/b/g/n/ac/ax）、Bluetooth 5.1
入出力	USB 3.2 Gen1 Type-C、USB3.2 Gen1 Type-A × 2、USB2.0、HDMI、オーディオジャック
カメラ	Webカメラ（92万画素）
バッテリー	計測中
サイズ	359.7 × 232.5 × 17.9-18.5 mm
重量	1.63 kg

バリエーションモデル
・Core i3-1215U/8GB/256GB：99,800円（124,800円）
・Core i5-1235U/16GB/512GB：129,800円（149,800円）
・Core i7-1255U/16GB/512GB：144,800円（169,800円）
・Core i5-1340P/16GB/512GB：99,800円
・Core i7-1360P/16GB/1TB：119,800円
　※税込み価格（WPS Office 2付属モデル、カッコ内はMS Office付属モデル）
　※左からCPU/RAM/SSD
コメント
製品名に「X」がつくほうのモデルです。工業製品で「X」がつくと高性能、というイメージがありますが、Vivbook 15Xのシステムスペックは上のVivobook 15よりも上、という感じではありません。CPUにCore i9はなく、かわりに第12世代のCore i3-1215Uが設定され、Core i5とCore i7についても第12世代と第13世代が混在します。

RAM/SSDはCore i3モデルのみ8GB/256GB、Core i5/Core i7モデルが16GB/512GBとなりますが、Core i7-1360P搭載モデルのみSSDが1TBです。また、ディスプレイは15.6インチで解像度は1,920 × 1,080（アスペクト比16:10）、ノングレアタイプです。

で、製品価格を見て「あれ？」と思われた人が多いんじゃないか、と思います。よりスペックの高い第13世代のバランスタイプ（P型番）を搭載するモデルのほうが安いんですよね。実はこの2モデルのみ「ASUS Storeの直販限定」なんです。ということは、他のモデルは家電量販店などである程度の値引きがなされる前提での価格設定と言えるかもしれません。ウインタブは基本的に「Webで購入できるモデル」を中心にご紹介していますし、この製品に関しては「Webで買うならCore i5-1340P/Core i7-1360Pモデル」になると思います。

2.筐体

2機種は筐体サイズが少し異なりますが、筐体色が同じ（インディーブラック）で、外観の違いがほとんどありません。そのため、ここではVivobook 15X (K3504)の画像を掲載します。

正面から見ると、4辺ともベゼル幅が非常に細く、とても美しいデザインになっています。ただ、Vivobook 15XよりもVivobook 15のほうがタテ・ヨコが数ミリ小さいため、ほんの少しベゼル幅が細くなっています（ガン見してようやく分かるレベル）。

天板です。ロゴ部分にプレートがつく、少し凝ったデザインになっています。「ASUS Antimicrobial Guard Plus」加工が施され、細菌の繁殖を99%抑制するとのこと。そういえば本日（5月8日）からコロナが5類になりましたが、PCのように日常的に使う製品でこのような衛生的な配慮がなされているのはありがたいところです。

また、この筐体はMIL規格（MIL-STD-810H）準拠の堅牢性を備えています。

キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は「102キー日本語キーボード (イルミネートキーボード)」と開示されています。

ASUS Vivobook 15 OLED (X1505) / Vivobook 15X (K3504)

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入出力ポートです。USBポートは合計で4つありますが、Thunderbolt 4やGen2といった高速な規格はありません。

3.まとめ

ASUS Vivobook 15 OLED (X1505)はCore i9モデルが5月9日発売予定、Core i7モデルが6月下旬の発売予定です。一方でVivobook 15X (K3504)は全モデルがASUS Storeで販売中です。また、この2機種については「30日間返品保証キャンペーン」の対象になっていますので、万一購入して「いまいちピンとこない」場合でも返品が可能です（6月30日まで。ASUS Storeでの購入に限ります）。

スペックと価格を確認すると、「ディスプレイが有機ELでなくてもOK」なのであればVivobook 15XのWeb直販限定モデル（Core i5-1340P/Core i7-1360Pモデル）が最もお買い得ですよね。15Xのほうはワイドバリエーションですが、Webで買う前提なら実質2モデルに絞られますし、あとはディスプレイ仕様でVivobook 15のほうを選ぶか、という感じになると思います。