こんにちは、かのあゆです。ZTEが6月8日に最新フラッグシップモデル「Axon 40 Pro」を正式発表しました。中国市場では5月16日に発表されていますが、今回発表されたのはGoogle関連のサービスに対応するグローバルモデルになります。日本国内ではワイモバイル向けに販売されている5G対応エントリーモデル「Libero」シリーズを除き、あまり目立たなくなってしまった印象があるZTEですが、Axon 40 Ultraは画面下カメラを搭載することにより完全ノッチレスデザインを実現するなど、個性的、魅力的なハイエンド機です。
1.ZTE Axon 40 Ultraスペック
スペック表
ZTE Axon 40 Ultra | |
OS | MyOS 12(Android 12ベース) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 |
RAM | 8GB/12GB |
ストレージ | 128GB/256GB |
ディスプレイ | 6.8インチAMOLED(2,480 x 1,116)120Hz |
LTEバンド | (ヨーロッパ向けモデル) 5G NR: n78/1/3/5/7/28/38/40/41 FDD-LTE:B1/3/5/7/8/20/28 TD-LTE:38/40/41 (その他地域向けモデル) 5G NR: n77/78/1/2/3/5/7/28/38/40/41/66 FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/20/28/66 TD-LTE:38/40/41 |
SIM | nanoSIM × 2 |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | イン16MP/アウト64MP + 64MP + 64MP |
バッテリー | 5,000 mAh |
サイズ | 161.53 x 72.96 x 8.0 mm |
重量 | 188 g |
コメント
OSはAndroid 12ベースのMyOS 12です。日本ではあまりなじみがないZTEのカスタムOSですが、素のAndroidというよりはXiaomiのMIUIに近いカスタマイズが施されており、この辺に関しては好みが分かれそうです。
CPUはSnapdragon 8 Gen 1です。ちょうど中国向けモデルの発表と同じタイミングで最新のSnapdragon 8+ Gen 1が発表されてしまったものの、AnTuTu Benchmark v9での総合スコアは100万点を計測するモンスタークラスのCPUです。GPU性能も高いので3Dゲームも快適に楽しむことができます。ただ、既にウインタブでも実機レビューを行っているXiaomi 12 Proはゲームプレイ時に結構発熱するので、Axon 40 Ultraではどのような形で発熱対策をしているのか気になるところです。RAMは8GB/12GB、ストレージは128GB/256GBという構成で、MicroSDカードによるストレージ拡張には対応しません。
ディスプレイは6.8インチサイズで、解像度はFHD+(2,480 × 1,116)、パネルはAMOLED(有機EL)を採用しています。他社フラッグシップモデルだと解像度はWQHDという製品も多いので、若干控えめなスペックに感じますが、リフレッシュレートは120Hz表示に対応しており最近のトレンドはしっかり抑えています。また前面に今回で第3世代目となる「画面下カメラ」を採用することにより、完全ノッチレスディスプレイを実現しています。
カメラはイン16MP、アウト64MP(メイン) + 64MP(超広角) + 64MP(望遠)という構成です。アウトカメラはメインレンズと超広角レンズにソニーのCMOSセンサー「IMX787」を採用するほか、すべてのレンズで8K、ナイトモード撮影に対応しています。他社スマートフォンだとメインレンズとその他のレンズで画素数が異なる関係で超広角撮影時に画質が劣化してしまう・・・ということもよくありますが、AXON 40 Ultraではそのような心配はなさそうです。またAxon 40 Ultraでは望遠レンズも搭載しており、最大5.7倍までの光学ズームに対応します。
バッテリー容量は5,000 mAhで、最大65W出力の急速充電が可能です。
2.ZTE Axon 40 Ultra 筐体
前面はフロントに画面下カメラを埋め込んだことにより、完全ノッチレスデザインを実現しています。これによりノッチを気にすることなく大画面でゲームや動画コンテンツを楽しむことが可能です。日本国内ではAxon 20 ProがベースになっていたRakuten BIGでも採用されている技術で、上記写真では確認できないのですがディスプレイ上部にインカメラがちゃんと存在しています。
背面は前モデルのAxon 30 Ultraのデザインを継承しており、スクウェアカメラバンプを採用しています。カメラ部はそれなりに出っ張っていて、気になる人は気になるかもしれません。先に発表されている中国向けモデルでは筐体色に「シルバー」も用意されますが、グローバルモデルでは「ブラック」のみの展開となります。
3.ZTE Axon 40 Ultra まとめ
ZTE Axon 40 Ultraはグローバルモデルが2022年6月21日から発売開始となる予定で、価格は799ドル(約107,000円)からです。また6月8日から6月21日まで「1.99ドルを先に支払えば、50ドルの割引が受けられる」クーポンが販売されています。Axon 10 Pro 5Gはソフトバンクから、Axon 20 5Gは「Rakuten BIG」として楽天モバイルから正規投入されていましたが、今のところAxon 40 Ultraに関しては日本国内での正規販売はアナウンスされていません。
画面下カメラを採用したことにより、完全ノッチレスを実現した筐体デザインは美しく、性能に関してもSnapdragon 8 Gen 1搭載と言うことで文句なしのハイエンドモデルです。カメラに関しても性能が高そうなので、日本国内でも正規投入してもらえれば魅力的なのですが・・・かつてはSIMフリーモデルも積極的に展開してきたZTEだけに何らかの形で国内販売してもらえれば・・・と思っています。
4.関連リンク
ZTE Axon 40 Ultra:ZTE Global
ZTE 40 Ultra-Pre-order(Early bird) Voucher:ZTE 割引クーポン購入ページ
コメント
ノッチレスって見た目かっこいいけどケースで見えにくいしには持ったとき誤作動するしであんまり使い勝手はよくないよね。
>>匿名さん
かのあゆ自身画面下カメラの端末は試したことがないのでアレなのですが、埋め込み型カメラの端末だと結構誤動作するとは聞いたことあります・・・
見た目は本当にかっこいいんですけどね・・・