先日、製品情報のごく一部だけをお伝えしたUMIDIGIのニューモデル「F2」ですが、いよいよ9月23日からAliexpressでのプレセールが開始されました。F2は日本でも人気となった「UMIDIGI F1」の後継機種で、バランスの取れた性能と、その性能に見合わないお買い得な価格が魅力の製品です。
1.スペック
UMIDIGIはいち早く最新バージョンのAndroidを搭載する傾向があり、F2のOSもAndroid 10です。製品ページには「Stock Android 10」という説明がありましたので、余計なカスタマイズをしていない「素のAndroid」が搭載されているということになります。これは多くのユーザーから歓迎されるのではないかと思います。
CPUはHelio P70で、従来モデルのUMIDIGI S3 Proに搭載されていたものと同じです。Antutuスコアは14万点台で、ゲームプレイを含め、一通りの操作が快適にこなせるくらいの性能はあります。ちなみにS3 Proの場合、PUBGだと「標準画質(3つある画質設定のうちの真ん中のもの)」が、デレステ(アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ)だと「3D標準(上から2つ目のもの)」がデフォルトで選択されているので、Snapdragon 855などのように、いかなる重量級ゲームでも最高品質でプレイできる、というわけではありません。
RAMは6GB、ストレージは128GBと、十分な容量になっていると思います。また、ディスプレイは6.53インチと大型で解像度はFHD+(2,340 × 1,080)です。
注目のディスプレイ形状ですが、インカメラが「パンチホール」タイプとなります。最近のハイエンドスマホだとインカメラがポップアップ式になっているものが増えていますが、Samsungなどはパンチホールタイプのカメラになっていますし、ポップアップ式に比べると「なんとなく故障しなさそう」ではありますよね。
メーカーが最も強くアピールしているのがカメラです。インカメラは32MPと、ハイエンドスマホ並みに高画素数、アウトカメラも48MPを筆頭とする4レンズと、数値だけ見れば文句なしの性能です。ただし、スマホカメラの場合、アプリの出来も重要で、大手メーカーと新興メーカーだとアプリの性能がかなり異なりますので、画素数だけではなんとも言えない、というのはあります。
通信バンドに関しては「グローバル」ですね。日本の通信バンドにしっかり対応していますし、最近のUMIDIGIの傾向からして、確実に技適も取得する(している)でしょう。また、SIMスロットは「Nano SIM × 2 プラスmicroSD」という構造で、3枚のカードを同時に挿入できます。
バッテリーも従来モデルのF1やS3 Proと同様、5,150 mAhの大容量なものが搭載されます。一般的な使い方の場合、終日充電切れを心配する必要はないと思います。ただし、バッテリーが大きいせいなのか、筐体重量が少し重くなっちゃいましたね。200 gを越えてしまいました。
2.筐体
製品説明とあまり関係ありませんが、これ、すごくわかりやすい画像ですよね?これ1枚で知りたいことがほぼすべてわかります。筐体素材というか表面素材は背面も2.5D曲面ガラスとなっていますので、見た目の高級感にも期待できそうです。
また、指紋センサーは側面の「電源ボタンと兼用」です。個人的には指紋センサーは背面よりもこの位置のほうが使いやすいと思います。
筐体色はブラック(Midnight Black)とブルー(Phantom Blue)の2色です。
3.価格など
UMIDIGI F2はAliexpress内のUMIDIGI Official Storeでプレセール中で、9月23日現在の価格は249.99ドル(27,332円)です。CPUやRAM、ストレージなどの基本スペックと、ハイエンド機並みのカメラ品質を考慮すれば、やはりUMIDIGIらしくお買い得な価格になっていると思います。
また、記事中にも記載しましたが、この製品は日本の通信バンドに対応し、ほぼ確実に技適も取得すると思われます。さらに、Aliexpressだけでなく、日本のAmazonにもUMIDIGIの公式ストアが存在するため、日本からの購入、また日本での使用にも支障はないでしょう。ちなみに私もUMIDIGI S3 Proをメインスマホとして使用中ですが、性能面、筐体品質面で全く不満を感じることなく使えています。このF2はS3 Proを上回る性能を備えつつ、S3 Proよりも安価になっているというのが素晴らしい!と個人的には思いますね。
4.関連リンク
UMIDIGI F2:Aliexpress