UMIDIGIAndroidタブレット「Active T1」を発売します。ここのところ中国のスマホメーカーによるタブレット市場参入が増えていますが、UMIDIGIもタブレット製品の取り扱いがかなり増えています。今回ご紹介するActive T1はタフネスタブレットです。このジャンルも中国メーカーから続々と製品がリリースされていますよね
1.スペック
スペック表
UMIDIGI Active T1 | |
OS | Android 13 |
SoC | UNISOC T616 |
RAM | 8GB(拡張機能により最大16GB) |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 11インチ(2,000 × 1,200) |
LTEバンド | FDD:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/20/28A/28B/66 TDD:38/40B/41 |
SIM | Nano SIM × 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C 、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン16MP/アウト16MP+8MP |
バッテリー | 10,000 mAh |
サイズ | 263.6 × 168.2 × 11.8 mm |
重量 | 756 g |
コメント
OSはAndroid 13、SoCはUNISOC T616です。最近の傾向として、中国メーカーの上位モデルはHelio G99を、中位モデルはUNISOC T616(あるいはT606)を搭載しているように見受けられますが、スペックにこだわりたい人にとってT616というのは少し残念かもしれません。ただし、ゲームプレイが主目的でなければT616でも特に問題はないかと思います。また、Helio G99を搭載したところでミッドハイクラス以上のスマホにはパフォーマンスで及びませんしね。
RAMは8GB、拡張機能により最大16GBとして使え、ストレージは128GBです。また、ディスプレイは11インチと少し大きめ、解像度は2,000 × 1,200です。なお、Widevineについては情報がありませんでした(ということはL3か?)。
カメラはイン側が16MPと高画素数でアウト側も16MPのメインカメラと8MPの超広角カメラを搭載しています。タフネススマホジャンルではアウトカメラの画素数が48MPとか64MPといった、非常に高い画素数の製品がありますが、実際のところ16MPでも十分かな、とは思います(結局は「画素数」ではなく「出来上がりの画質」が全てですし)。
バッテリーは10,000 mAhと、タフネスタブレットらしい大容量になっています。また、20Wの急速充電にも対応します。ただし、リバースチャージについては説明がありませんでした。
私が最近、タブレットの実機レビューで気をつけて確認するようにしているのが「FMラジオ」です。ラジオも含め「なんでもネットで」という時代になりましたが、ネットとは「違う電波を使う」ラジオ放送は災害時などには頼りになる情報源だと思いますので、特にタフネス系の製品ではラジオ(アプリとしてのラジオではなく、ハードウェアとしてのラジオ機能)の有無は結構重要だと思うんですよね。
中華タブの多くはFMラジオを搭載しています。しかし、「日本向けと言う割に詰めが甘い」と言いましょうか、ほとんどの製品は日本の周波数に対応していません(だいたい87MHzが下限)。日本の周波数にきっちり合わせているのはBlackviewくらいですね。Active T1が日本の周波数に対応しているか興味深いですし、珍しく「有線イヤホンなしでも使える(ほとんどの場合、有線イヤホンをアンテナとして使うため、イヤホンを接続しないとラジオを受信できません)」というのもうれしいところです。
2.筐体
見た感じ、UMIDIGIのタフネススマホ「BISONシリーズ」に似た印象があります。他社のタフネスタブレットのように「いかにもタフ」という感じではありません。
とはいえ、IP68/IP69Kの防水・防塵性能とMIL規格(MIL-STD-810G)の堅牢性を備えています。
筐体の補強もしっかりしているようです。
3.価格など
UMIDIGI Active T1はAliExpress内のUMIDIGI Official Store内に製品ページがあり、12月9日現在だと「近日発売」という情報しか入手できていません。タフネスタブレットのジャンルは製品数が徐々に増えてきており、他社競合製品との比較もしやすくなっていますので、セール価格が判明すれば割と簡単に割高、割安の評価はできるだろうと思います。
タフネスタブレットジャンルの製品としては「ほどほど」の製品かなあ、と感じました。バッテリー容量は10,000 mAhと他社の超大容量バッテリー搭載の製品よりも控えめですが、そのぶん筐体が薄く、軽く仕上がっていますし、48MPとか64MPといった高画素数のカメラは搭載していないものの、16MP+8MPというアウトカメラの構成はそんなに悪くもないと思います。ある意味「このくらいのタフネスタブレットの方が使いやすいかも」と感じられます。
それと、中国メーカーではよくある「発売前のプレゼントキャンペーン」も開催中です。下にリンクを張っておきますので、興味のある人は応募してみてください。
4.関連リンク
UMIDIGI Active T1:UMIDIGI Official Store(AliExpress)
UMIDIGI New Year and Christmas Gifts:IMIDIGI キャンペーンページ