Ulefoneが大容量バッテリー搭載のタフネススマホ「Ulefone Power Armor 14」を発売しました。もともとUlefoneには「おなじみ」のタフネスブランド「Armorシリーズ」と、大容量バッテリーを搭載するブランド「Powerシリーズ」がありますが、その2つを合体させた(?)のが「Power Armorシリーズ」ということだと思います。Power Armorシリーズの第一弾「Power Armor 13」に続く2代目がこのPower Armor 14となります。
目次
1.Ulefone Power Armor 14 スペック
スペック表
Ulefone Power Armor 14 | |
OS | Android 11 |
CPU | MediaTek Helio G35 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 6.52インチ(1,600 x 720) |
LTEバンド | B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19 20/25/26/28A/28B |
SIM | Nano SIM × 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C、オーディオジャック、microSDカードリーダー |
カメラ | イン16MP/アウト20MP+2MP+深度センサー |
バッテリー | 10,000 mAh |
サイズ | 175.6 × 82.5 × 17.2 mm |
重量 | 358.2 g |
コメント
先に発売されたPower Armor 13がスマホとしてミッドレンジ~ミッドハイクラスのスペックになっていたのに対し、このPower Armor 14はエントリークラスのスペックです。CPUのHelio G35はAntutu Ver.8のスコアが10万点~11万点というところなので、ゲーム向きとは言えませんが、Android OSの各種基本操作は問題なくこなせる性能です。
RAMは4GB、ストレージは64GBなので、ここも2021年水準ではエントリークラスと言えるでしょう。ディスプレイサイズは6.52インチで解像度はHD+にとどまります。
カメラはイン側が16MPと比較的高めの画素数、アウト側は20MPのメインカメラと2MPのマクロカメラ、そして深度センサーを備えています。
そしてバッテリーは10,000 mAhの超大容量です。まあ、一般的なスマホの2~3倍の容量ですね…。そうなると「リバースチャージ機能(この製品をモバイルバッテリーがわりにして、他のデバイスを充電できる機能)」が欲しいところですが、残念ながらUlefoneのサイトにもBanggoodにもリバースチャージについては言及がなかったので、おそらく非対応と思われます(ちなみにPower Armor 13はリバースチャージに対応しています)。
また、この製品はワイヤレス充電にも対応します。
サイズには覚悟が必要です。タテ・ヨコサイズはともかくとして、厚みがあり、重量に至っては一般的なスマホ2台ぶんです。もともとタフネススマホは筐体が厚く、重量も重いですが、Power Armor 14の場合はさらに大容量バッテリーも搭載していますので、サイズに関してはある程度やむを得ないかな、とは思います。
2.Ulefone Power Armor 14 筐体
前面と背面です。前面には水滴型ノッチが採用されていますが、上下左右のベゼルはやや太めですね。背面にはカメラがあるのみで、タフネススマホらしいデザインになっていると思います。筐体色はブラックのみです。
製品名にUlefoneではおなじみの「Armor」と入っている通り、IP68/IP69Kの防水・防塵性能とMIL規格(MIL STD810G)準拠の堅牢性を備えています。強化された筐体の各所(ポートやスピーカーなど)は防水設計になっています。
各部名称です。側面を見ると、電源ボタンには指紋センサーが内蔵されていて、さらに「カスタムキー(ユーザーが任意の操作を割り当てることができるボタン)」もついています。こうしてみるとやはり、厚みがすごいですね。
別売りで純正のケースがありました。なにげにこれ、カッコいいんじゃないか、と…。このケースはAliExpress内のUlefone Official Storeでは本体とセットで購入ができ、Banggoodではまだ取り扱いがありません(おそらく近日中に取り扱いが開始されると思います)。
3.Ulefone Power Armor 14 価格など
Ulefone Power Armor 14はAliExpress内のUlefone Official StoreとBanggoodで販売中で、10月23日現在の価格はUlefone Official Storeで159.99ドル(18,950円、製品ページにあるクーポンを使用)、Banggoodでも159.99ドル(18,618円)です。
スマホとしてはエントリークラスとなりますが、「底辺のスペック」ではなく、ゲームプレイをあまり意識しないのであれば十分使える性能になっていると思います。また、タフネスな筐体に超大容量バッテリーというのも魅力ですね。
Ulefone Armor 14は先行して販売されているArmor 13の「後継機」ではなく、むしろ「下位モデル」という位置づけになると思います。スマホとしての基本性能も重視したいのであればArmor 13を選ぶほうがいいと思いますし、より安価に、アウトドア系に特化した用途でスマホ選びをするのであればArmor 14も魅力的だと思います。
4.関連リンク
Ulefone Power Armor 14:Ulefone Official Store(AliExpress)
Ulefone Armor 14:Banggood