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Ulefoneがコンパクトサイズのタフネススマホ「Armor Mini 20 Pro」「Armor Mini 20T Pro」を発売します。昨年Blackview（N6000）やDOOGEE（Smini）から発売され、マニアなファン（例：ライターのかのあゆさん）を多く獲得したジャンルの新製品で、先発機とは異なり5G通信にも対応します。
1.製品概要
スペック表
| Ulefone Armor Mini 20 Pro/20T Pro | |
| OS | Android 14 |
| CPU | MediaTek Dimensity 6300 |
| RAM | 8GB（拡張機能により最大16GB） |
| ストレージ | 256GB |
| ディスプレイ | 4.7インチ（1,600 × 720）90 Hz |
| バンド | 5G：N1/2/3/5/7/8/20/25/28/38/40/41 66/71/77/78/79 FDD：B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19 20/25/26/28A/28B/66/71 TDD:B32/34/38/39/40/41 |
| SIM | nanoSIM x 2 |
| ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.2 |
| 入出力 | USB Type-C、オーディオジャック、microSDカードリーダー、IRブラスター |
| カメラ | 20T Pro：イン32MP/アウト50MP+サーマル 20 Pro：イン32MP/アウト50MP+64MPナイトビジョン |
| バッテリー | 6,200 mAh |
| サイズ | 133.5 × 63.3 × 24.9 mm |
| 重量 | 301 g |
※この製品は技適マークがない可能性があります
コメント
OSはAndroid 14、SoCのDimensity 6300は5Gに対応する型番でAntutuスコアは約45万点（出所：Nanoreview）と、競合製品が搭載する4G型番、Helio G99よりも「ちょっといいくらい」です。特性上ゲームのために買う製品とも思えないので、その意味では十分な性能と言えるでしょう。
RAMは8GBで拡張機能により最大16GBとして使え、ストレージは256GBです。
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ディスプレイは4.7インチで解像度はHD+（1,600 × 720）です。Blackview N6000が4.3インチ（1,200 × 540）、DOOGEE Sminiが4.5インチ（1,170 x 480）ですから、これら競合製品よりもサイズが少し大きく、解像度もワンランク上です。また、リフレッシュレートも90 Hzです。
Ulefone Armor Mini 20T Pro（クリックで拡大します）
Ulefone Armor Mini 20 Pro（クリックで拡大します）
Armor Mini 20 Proと20T Proの相違点は「アウトカメラ」です。20T Proは50MPのメインカメラにFLIRのサーマルカメラを搭載、20 Proはサーマルカメラがない代わりに64MPのナイトビジョンカメラ（モノクロになるが、暗闇でも鮮明な写真や動画が撮影できる。一般的なスマホの「ナイトモード・夜景モード」とは別物です）を搭載しています。インカメラは同一仕様で画素数は32MPです。
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M20 Pro/M20T Proともカメラの周囲にLEDライトが仕込まれています。明るさは最大で500ルーメンということなので、暗い夜道やアウトドアでは役に立ちそうですね。
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それと、「非常灯」もついています。「赤、青、赤青交互、点滅」という発光パターンに対応します（ただし、実用性については良くわかりません）。
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バッテリーは6,200 mAhとサイズの割に大容量で、33Wの急速充電と15Wのワイヤレス充電、そしてリバースチャージ（この製品をモバイルバッテリー代わりにして他のデバイスを充電できる機能）も使えます。ちなみにBlackview N6000のバッテリーは3,880 mAh、Doogee Sminiは3,000 mAhなので、Armor Mini 20 Pro/20T Proの容量は際立っています。
各部名称です。前面ノッチは水滴型ではなくパンチホールですね。また、バッテリー容量が大きいため、かなり厚みがあります。
競合製品とサイズを比較してみます。
Armor Mini 20/20T Pro：133.5 × 63.3 × 24.9 mm / 301 g
Blackview N6000：133 × 65.25 × 18.4 mm / 208 g
DOOGEE Smini：133.0 × 60.0 × 13.5 mm / 155 g
タテ・ヨコサイズに関してはArmor Mini 20/20T Proのディスプレイサイズが最も大きいことを考慮すれば「かな健闘している」と思われますが、厚さと重量に関しては「バッテリー容量の差がモロに出た」感じですね。
2.価格など
左：Armor Mini 20T Pro / 右：Armor Mini 20 Pro
Ulefone Armor Mini 20 Pro / Armor Mini 20T ProはAliExpress内のUlefone Official Storeに製品ページがあり、10月21日から発売記念セールが開催される予定です。現時点ではセール価格が明らかになっていませんが、200ドル台半ばくらいからになるのではないか、と予想します（サーマルカメラがつく20Tの方はもっと高くなると思います）。
ちょっとクセ強なタフネススマホですが、クセが強いぶん小型デバイスマニアからの支持を集めそうな気はします。発売日が待ち遠しい、という方もおられるでしょうね。なお、Ulefone製品についてはここ数年ウインタブで実機レビューをしておらず、技適マークの有無については不明です。
3.関連リンク
Ulefone Armor Mini 20 Pro：Ulefone Official Store（AliExpress）
Ulefone Armor Mini 20T Pro：Ulefone Official Store（AliExpress）
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。