Teclastが8インチのAndroidタブレット「P85T」を発売しました。この製品はTeclastのローエンド8インチモデル「P80T」の後継と思われ、9月23日現在8,900円という激安価格ながらWidevine L1になっていますので、動画視聴用としても非常に魅力的と感じられます。
1.Teclast P85T スペック
スペック表
Teclast P85T | |
OS | Android 13 |
SoC | Allwinner A523 |
RAM | 4GB(拡張機能により最大8GB) |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 8インチ(1,280 × 800) |
LTEバンド | — |
SIM | — |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth5.2 |
入出力 | USB Type-C 、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン0.3MP/アウト2MP |
バッテリー | 5,000 mAh |
サイズ | 不明 |
重量 | 335 g |
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P85Tはサイズが8インチという点ではP80Tと共通ですが、システムスペック的には10.1インチのエントリーモデル「P26T」に非常に近いです。
OSは現時点では最新のAndroid 13、CPUのAllwinner A523の性能は「正直詳しいことがわからない」ですが、同じ型番を搭載するP26Tでは「16万点以上(Antutuのバージョンは不明)」というメーカー説明がありましたので、そこまで低性能ではないと思われます。
RAMは標準で4GB、拡張機能により最大8GBとして使えます。ストレージは64GBです。最近の中国製品によく見られるRAM拡張機能ですが、これはストレージ領域の一部をRAMに割り当てるもので、物理的なRAMよりは低速です。ただし、もともとRAMが4GBしかない製品に拡張機能を使うとレスポンスの改善が期待できそうに思われますよね。
ディスプレイは8インチで解像度は1,280 × 800、エントリーモデルとしてはこんなもんだと思います。ただし、この製品はWidevineがL1なので、動画サブスクリプションサービスでHD画質視聴が可能です(NetflixはHD画質視聴不可)。従来モデルのP80TはWidevineがL3と思われますので、この点は大きな改善と言えるでしょう。
通信まわりでは「LTE非対応」で、Wi-Fi6に対応します。
カメラは「メモ代わり」と思っておくほうがいいでしょう。イン側0.3MP、アウト側2MPと、「一応ついてる」くらいのスペックです。
バッテリーは5,000 mAhです。同サイズの製品と比べ、特に大容量とは言えませんが、従来モデルのP80Tが4,000 mAhなので、それよりは増量されています。
あと、GPSについての説明がなかったので、おそらくGPS非搭載かと思います。カーナビとして使いたい人はご注意ください。
2.Teclast P85T 筐体
まず「ミントグリーン」の筐体色がいいですね!筐体素材は「サンドブラスト加工が施された金属」とのことです。また、8インチ製品らしく筐体重量も335 gと軽量です。ただし、8インチで335 gというのは同サイズのALLDOCUBE iPlay 50 mini ProやBlackview Tab 60と比較して特に軽いというわけではありません。
また、イヤホンジャックが省略されず、しっかり残っているのはうれしいところ。
スピーカーは2つ、メーカー説明によると「ステレオ」とのことですが、配置はあまり良くありません。縦持ち時の下面にあるため、横持ちで動画などを視聴する際にはステレオ感が期待できないですね。
3.Teclast P85T 価格など
Teclast P85TはAmazonで販売中で、9月23日現在の価格は税込み8,900円です(製品ページにある2,000円OFFクーポンを使ってカートに入れると自動的に8,900円になることを確認済み)。なお、8,900円で購入できるのは9月25日までです。
記事中にALLDOCUBE iPlay 50 mini ProやBlackview Tab 60についてちらっと言及しましたが、Teclast P85Tはそれらの製品よりも明らかに低スペックです。しかし、Antutuが16万点ということなので、Android OSの各種操作にもたつくようなことはないでしょうし、WidevineがL1なので動画視聴も十分楽しめると思います。8,000円台で買えるというのはお買い得だと思いますね。
4.関連リンク
【PR】TECLAST P85T:Amazon
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値段違うね