こんにちは、かのあゆです。TeclastがAmazon.co.jpにて最新Androidタブレット「P80T」の販売を開始しました。最近ではあまり搭載されている端末を見かけなくなったAllwinner製CPUを搭載したエントリーモデルで、正直メインタブレットとして使用するにはいろいろと厳しい性能ですが、発売記念セールでは1万円を切る価格で購入できてしまいます。
1.Teclast P80T スペック
スペック表
Teclast P80T | |
OS | Android 11 Go Edition |
CPU | Allwinner A133 |
RAM | 3GB |
ストレージ | 32GB |
ディスプレイ | 8インチ(1,280 x 800) |
LTEバンド | — |
SIM | — |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C、MicroSDカード、3.5mmイヤホンジャック |
カメラ | イン0.3MP/アウト2MP |
バッテリー | 4,000 mAh |
サイズ | 211 x 127 x 11 mm |
重量 | 328 g |
コメント
OSはAndroid 11 Go Editionです。日本国内でも一時期「Go Edition」を搭載する超低価格タブレットがいくつか販売されていましたが、最近では珍しくなってきました。プリインストールされているGoogleアプリが軽量版の「Go Edition」に置き換わっているものの、通常のAndroidアプリもインストール可能です。
CPUはAllwinner A133です。AllwinnerのCPUは2014〜5年頃に販売されていた中国メーカー製Androidタブレットではよく採用されていたので懐かしく感じました…。しかし最近では搭載されている端末をあまり見かけないですね。
WEBで調べてみたところ、AnTuTu Benchmark v9での総合スコアは6万点台前半~半ばくらいで、「エントリード直球」の性能です。軽量版OSのAndroid 11 Go Editionがプリインストールされているとはいえ、あまり負荷のかかる作業には向いていません。WEBブラウジングや電子書籍の観覧程度であれば特に不便なく使っていけますが、ゲーム用途は軽量級クラスのタイトルも含め「動かない」と考えておくほうが良さそうです。RAMは3GB、内蔵ストレージは32GBという構成で、MicroSDカードによるストレージ拡張に対応します。
ディスプレイは8.0インチサイズで、解像度は1,280 × 800です。低価格モデルと言うことで解像度は抑えられていますが、一昔前の低価格Androidタブレットのように「ドットが目立ちすぎる」と言うことはないかと思われます。
カメラはイン0.3MP、アウト2MPという構成です。画素数からもわかるとおり、SNSやブログで使用する写真を撮影するにも「厳しい」性能です。フロントカメラが0.3MPという構成の端末も久々に見ました。「とりあえず搭載されている」程度に考えておきましょう。
ワイヤレスネットワークは802.11a/b/g/n/ac/axとBluetooth 5.0に対応します。エントリークラスの製品ながら、なぜかWi-Fi6に対応しているんですよね…。
バッテリー容量は4,000 mAhです。接続ポートはMicroUSBではなく、USB-Cを採用していますが、おそらく急速充電には対応していないものと思われます。
2.Teclast P80T 筐体
前面です。Teclastが公式サイトやプレスリリースなどで使用している画像では左右ベゼルが狭い「今時の」デザインを採用しているように見えるのですが・・・先日実機レビューをしたM40 Airも公式のプレス画像とは異なり実機のベゼルは太かったので、この画像もあまり参考にしない方が良さそうです。
中国メーカーの端末のプレス画像は「あくまでイメージ画像」的なものが多いのですが、そろそろ「実機通り」の画像を使ってほしいところです…。
背面は下部に「Teclast」ロゴが配置されているだけのシンプルなデザインです。実機はおそらく社名ロゴの下に技適マークなどが記載されたラベルが貼られているものと思われます。画像を見る限り金属素材ではなくプラスチックが採用されていそうですが、筐体色が明るい「ブルー」になっているので爽やかな印象を受けます。
3.Teclast P80T 価格など
Teclast P80TはAmazon.co.jpで販売中で、通常価格は11,500円(税込)ですが、発売記念キャンペーンとして8月31日まで1,600円OFFクーポンを商品ページで配布しており、さらにクーポンコード「P80T400OFF」を入力することにより最終的に9,500円で購入できます。
数年前だと、ドンキホーテの「感嘆パッド」など、日本国内でも1万円を切る超低価格Androidタブレットを見かける機会が多かったのですが、現在では珍しくなってしまいました。正直スペックはかなり低く、ストレージ容量も今となっては少ないので基本的には「WEBブラウジングやSNS、電子書籍リーダー」として運用するのが中心になりそうですが、とにかくGoogle関連のサービスに対応している新品Androidタブレットとしては驚異的に安いので「とりあえず買ってしまう」というのもありだと思います。YouTube Kids等の子供用アプリを導入してお子様用タブレットとしてプレゼントにするにも良さそうですね。
4.関連リンク
TECLAST P80T:Amazon.co.jp
コメント
エントリーモデルは本来低価格で初心者向けの事だと思うのだけど値段だけでエントリーモデルと言うことが多くてどこが初心者向けやねんと思うものが多い。
そうですねー。どうしても「低価格≒エントリー」という書き方になっています。本来は性能とか価格じゃなくて、初心者向けに使いやすい配慮がなされている製品をエントリーと呼ぶべきですよね。現状、「低価格≒エントリー」という考え方のほうが優勢なんですけど、低価格品の呼び方でうまいものがないか考えてみます(現状思いつくのはどうしても半分ディスるようなものばかりなので)。
最近の8インチ級のAndroidタブレットは、どうしてどれもこれも性能が足りないんだろうか
フルHDでLTE対応の奴が欲しいんだが、どれもこれもが解像度低かったりWifiモデルだったりサイズが10インチ級だったりとなる
8インチ級でフルHDでLTE対応という機種が全く選択肢ないのは何故?
Android5とかの昔のモデルにはあったのに。。。。
スマホが徐々に大きくなっている、というのもあるかもしれません。個人的にはタブレットの場合、何よりもまずWidevine L1に対応して欲しい、という希望があります。
売れないから
…うん。私、この製品は人にはおすすめしにくいように思いますけど、個人としては割り切った低価格・低スペック機というのは結構好きです。