TECLASTのAndroidタブレット「P30」のOSがAndroid 16となり、Amazonでセール中です。TECLASTの「Pシリーズ」は同社のエントリータブレット、という位置づけで、このP30も低価格な製品ですが、ステレオスピーカーを搭載し、WidevineもL1であるなど、10.1インチの画面を活かし、動画視聴やWebでの情報収集をこなせる品質になっています。
セールの内容は下記のとおりです。
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- 通常価格:16,900円
- セール価格:11,900円(約29.5% OFF)
- クーポンコード:2025AN16P30
- セール期間:2025年10月17日 (金) ~ 19日 (日)
1. スペック
項目 | 仕様 |
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OS | Android 16 |
SoC | UNISOC T7200 |
RAM | 4GB(仮想RAM拡張により最大12GB相当) |
ストレージ | 128GB(microSDにも対応) |
ディスプレイ | 10.1インチ IPS(1,280×800) |
Widevine | L1 |
通信 | Wi-Fi 5 / Bluetooth 5.0 |
LTE/5G | 非対応 |
ポート類 | USB Type-C、オーディオジャック microSDカードリーダー |
カメラ | 前面 2MP / 背面 5MP |
バッテリー | 6,000mAh |
サイズ | 242.4 × 161.3 × 8.7 mm ※従来モデルのサイズを記載 |
重量 | 544 g ※従来モデルのサイズを記載 |
2. OS/SoC/RAM/ストレージ
OSは最新のAndroid 16で、この点がP30の大きなセールスポイントです。SoCはUNISOC T606のリネーム版、T7200です。ご存知の人も多いと思いますが、T606は中国メーカーのエントリータブレットに広く採用されている型番でAntutuスコアは25万点前後と、ゲーム向きとは言えないものの、動画視聴やWeb閲覧、ニュースアプリやパズルアプリなどが問題なく使えるレベルの性能です。P30が搭載するT7200もT606と同等の性能と考えていいでしょう。
RAMは4GBで仮想RAM (ストレージの空き領域をRAMとして使うもの)により最大12GB (物理RAM4GB+仮想RAM8GB)として使えます。ストレージは128GB、microSDカードによるストレージ拡張も可能です。
3. ディスプレイ
ディスプレイは10.1インチ、解像度は1280×800と低めです。私は視力が悪いのであまり気になりませんが、10インチ級でこの解像度だと画質がやや粗く感じられる人が少なくないと思います (ウインタブのライター陣でもこのような指摘をする人がいます)。ただし、WidevineはL1 (動画サブスクリプションサービスでHD以上の画質で視聴可能)です。
動画の「HD画質 (720p)」というのは「1280×720ピクセル」を指します。「フルHD (1080p)」は「1920×1080ピクセル」、「4K (2160p)」は「3840×2160ピクセル」です。つまり、P30のディスプレイ解像度でWidevineがL1の場合、「HD画質までであれば視聴可能、フルHDや4K画質のものは解像度が落とされる」ということです。繰り返しになりますが、私の視力なら「10インチでHD画質もあれば十分」なのですが、このあたりは人それぞれだと思いますので、ご自身で判断していただければと思います。
4. 筐体
筐体は金属製で色は「アズール・ブルー」というキレイなブルーです。なお、筐体のタテ・ヨコサイズは開示されていなかったため、上のスペック表には従来モデルのサイズを記載しました。ただ、厚さ8.7 mm、重さ544 gというのは従来モデルから変わっていません。10インチ級で544 gというのはやや重いほうです。
スピーカーはステレオで (横向きで持った際の)下側面に配置されます。できれば左右側面にあるのが望ましいのですが、動画や音楽ではある程度の臨場感・ステレオ感は出ると思います。
カメラは前面が2MP、背面が5MPとミニマムな画素数です。背面カメラを使ってのスナップ写真撮影などには向かないですね。前面カメラでのWebミーティングや背面カメラでドキュメント撮影などをするには十分かと思います。
バッテリーは6,000 mAhです。10インチ級タブレットとしてはやや小さめの容量だと思います。
5. 価格など
TECLAST P30 (Android 16)は10月17日から19日までの3日間、割引クーポンが発行され、通常価格16,900円のところ11,900円で購入できます。
スペック的には特に大きな特徴はありませんが、OSが最新であること、WidevineがL1であることを考慮すれば、手軽な情報端末として、動画視聴端末として悪くない選択肢になると思います。
6. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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