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Samsung Galaxy Note9 - Noteシリーズ最新モデル、魅力的な新機能満載で登場(かのあゆ)

Galaxy Note9
こんにちは。かのあゆです。Samsungは日本時間8月10日に米国・ニューヨークで新製品発表イベント「Galaxy Unpacked 2018」を開催し、デジタイザーペン「Sペン」をサポートする2018年後半のフラッグシップモデルである「Galaxy Note9」を正式に発表しました。すでに発売中となっているGalaxy S9/S9+同様、基本的なデザインは前モデルのNote8を継承していますが、中身は2018年のフラッグシップモデルにふさわしい性能にアップデートされています。

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1.スペック

Galaxy Note9 シングルSIM SM-N960Fスペック
グローバルモデルはシングルSIMモデルとデュアルSIMモデルが存在しており、シングルSIMモデルが「SM-N960F」、デュアルSIMモデルが「SM-N960F/DS」という型番に設定されています。

搭載OSはAndroid 8.1 Oreoで、Samsungの独自UIである「Galaxy Experience」の最新版となる「Galaxy Experience 9.5」を搭載しています。

時期的にはAndroid 9.0 Pieの正式版がリリースされたばかりですが、「素の」Androidそのものではなく独自UIが搭載されているため、初期出荷OSはAndroid 8.1 Oreoとなるものの、当然OSアップデート対象にも入ってくると思われるため、最新OSへの対応も問題ないかと思われます。

基本スペックは今年前半に発表されているGalaxy S9/S9+を踏襲しており、搭載CPUはQualcomm Snapdragon 845、あるいはSamsung Exynos 9810を採用。日本国内で正式に発売されるキャリアモデルは基本的にSnapdragonモデルが採用されるので、今回も日本で正式に販売されるモデルに関してはSnapdragon 845を採用したものが投入されるものと思われます。

ウォーターカーボン冷却システム
CPUの冷却機能は前モデルのGalaxy Note8やGalaxy S9/S9+から強化されており、新たに「ウォーターカーボン冷却システム」を搭載したため、CPUに負荷がかかる重量級の3Dゲームをプレイする際も効率的に熱を逃がしてくれます。

Galaxy S8やGalaxy S9でもそこまで爆熱というわけではありませんでしたが、それでも重量級の3Dゲームを長時間プレイした際ほんのりと熱を持っていたため、Note9ではその点も改善されそうです。

前モデルであるGalaxy Note8や今年前半のフラッグシップモデルであるGalaxy S9/S9+では内蔵ストレージ64GBモデルと128GBモデル、256GBモデルが存在し、日本国内では64GBモデルが投入されましたが、Galaxy Note9では64GBモデルが廃止され、新たに512GBという大容量モデルが追加されました。

microSDXCカードによるストレージ拡張にも対応しているため、512GBモデルの場合さらに512GBのmicroSDXCカードを追加することで最大1TBという大容量ストレージを扱えることになります。

ただし大容量ストレージに関してはSmartisanがすでに「Nut R1」で内蔵ストレージだけで1TBというとんでもない大容量モデルを投入しているためインパクトには欠けるものの、これだけの容量があれば内蔵ストレージだけでも容量不足に悩まされることはないのではないでしょうか。

ただし、残念ながらすでに公開されている日本語版サイトではストレージ128GBモデルのみが紹介されており、Galaxy S9/S9+でもストレージ64GBモデルしか投入されていないため、512GBモデルを購入するにはグローバル版を選択するしかなさそうです。

内蔵RAMに関しては128GBモデルが6GB、512GBモデルが8GB搭載する仕様となっています。

感じたままを伝えるカメラ
Galaxy Noteシリーズは基本的に先行して登場しているGalaxy Sシリーズに搭載されている機能をフィードバックしているため、Galaxy S9/S9+に搭載されていた「撮影する場所の明るさに応じてF値2.4とF値1.5のレンズを切り替えてくれるデュアルアパーチャーレンズ」や「AKGがチューニングしたDolby Atmos対応ステレオスピーカー」、「AR絵文字」「押しやすい位置に変更された指紋認証センサー」「顔認証と虹彩認証を同時に利用できるインテリジェントスキャン」などの魅力的な機能はGalaxy Note9にもしっかり搭載されています。

カメラに関しては前モデルのGalaxy Note8同様インカメラが8MP、アウトカメラが12MP+12MP構成のデュアルレンズカメラ構成となっています。HuaweiやLGなど他社に先行されてしまったものの、カメラアプリに関しては新たにAI対応となり、撮影対象を自動検出してくれるようになりました。また写真がブレたり、レンズが汚れてしまっているなど最適な写真が撮影できない状況である場合、再度写真撮影することをすすめてくれる「失敗検出」機能も新たに搭載されています。

この辺に関してはGalaxy S9ユーザーにとってもかなりうらやましい新機能だったりするので、既存機種にもアップデートで追加されたらいいな…ということを感じてしまいます。

先日登場したタブレット「Galaxy Tab S4」同様、Galaxy Note9を小型PCとして活用することができるSamsung DeXに関しては専用周辺機器である「DeX Station」や「DeX Pad」がなくてもHDMIケーブルのみで利用することが可能になりました。

これに関しては「キーボードはBluetooth接続するし、マウスはGalaxy本体だけでもバーチャルパッドとして利用できるので別にUSBポートはいらない」という方も多かったでしょうし、使い勝手がかなり上がるので、より気軽にGalaxy Note9をPC代わりに活用していくことができるようになったと思います。

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これにより「DeX Station」や「DeX Pad」の存在価値はなくなったのかといえばそうではなく、これらの周辺機器を使うことでUSBポートやイーサネットポートを追加して快適に利用することができるので、より本格的に活用したいのであれば購入しておいても損はないはずです。

Galaxy Note9独自要素ともいえるスタイラスペン「Sペン」は従来通り画面OFFの状態でもメモを取れる「画面オフメモ」やアニメーションメッセージを作成できる「ライブメッセージ」に対応するほか、今回Bluetooth対応となり「Microsoft PowerPoint Mobile」でプレゼンテーションを行う際のスライド操作をSペンで行うことができるようになり、さらにカメラ撮影もSペンでシャッターを切ることができるようになりました。

これに関しては開発者向けに仕様公開するため、Sペンを搭載したGalaxy Note9ならではの面白い機能を搭載した対応アプリのリリースに期待したいところですね!

バッテリーはGalaxy Note9の3,300mAhから4,000mAhに増えており、公式サイトが謳っている「バッテリーパックや充電ケーブルは置いていこう!」はさすがに言いすぎだとは思いますが、前モデルより大幅に長く使えるようになっています。またqi規格のワイヤレス充電にも対応しています。

2.デザイン

「Note8と何が変わったの?」と言われたら説明に困るデザインではあるが…
今年のGalaxy Note9では先に登場しているSシリーズ同様、デザイン面に関してはあまり大きな変更は行われていません。昨年のGalaxy S8シリーズやNote8のデザインがかなり完成度の高いものになっていたので、下手にノッチ採用になってGalaxyらしさを失ってしまうよりいいとは思うのですが、新鮮味には欠けるかもしれません。

ただアスペクト比18.5:9「インフィニティディスプレイ」に関してはNote8よりベゼルが少し狭くなっています。この辺のデザイン変更もGalaxy S9/S9+と同じ仕様になっています。

指紋認証の位置は押しやすい位置に
背面のデザインも基本的に前モデルのGalaxy Note8を継承していますが、こちらもGalaxy S9/S9+で「間違ってカメラレンズを触ってしまう」と不評だった指紋認証センサーの位置が変更されて使い勝手が大幅に向上しています。

グローバル版では「SAMSUNG」になっているロゴに関しては国内版ではいつも通り「Galaxy」に変更されるでしょう。

パープル系のカラーリングをNote9でも用意
カラーリングに関しては「オーシャンブルー」「ミッドナイト・ブラック」「ラベンダー・パープル」「メタリック・カッパー」の4色が用意されています。ただし日本国内で販売されるキャリアモデルに関してはGalaxy S9/S9+でもグローバル版で投入されているすべてのカラーリングが投入されたわけではなかったので、今回はすべてのカラーリングが選べるようになればベストなのですが…。

3.まとめ

Galaxy Note9のグローバルモデルは8月24日より発売開始となっており、販売価格は6GB RAM/ストレージ128GBモデルが1,000ドル(約110,000円)、8GB RAM/ストレージ512GBモデルが1,250ドル(約140,000円)となっています。

現時点では国内での投入はまだ発表されていませんが、前モデルのGalaxy Note8がドコモ、およびauから2017年秋・冬モデルとして投入されており、すでにNetflixの対応端末のページでは未発表となっている「Galaxy Note9 SC-01L(ドコモ)」「Galaxy Note9 SCV40(au)」というモデルが掲載されていることも踏まえると、今回もまもなくキャリアモデルとして投入されるものと思われます。

AndroidスマートフォンまたはタブレットでNetflixを利用する : Netflix

SIMフリー版に関してはぜひ国内でも展開してほしいところではあるのですが、残念ながら現時点ではキャリアモデルのみ投入される形になると思われます。

かなり高価なスマートフォンではありますが、今年前半にすでに発売中となっているGalaxy S9/S9+同様、スペック面では間違いなく2018年のフラッグシップモデルにふさわしいものとなっており、「Sペン」を活用した、Noteシリーズならではおもしろい使い方もできるため、Noteシリーズに魅力を感じているのであれば間違いなく購入しても損はない一台となっています。

ただGalaxy S9シリーズグローバルモデルの売れ行きがそこまで高くないことや「S9+」という、サイズ的にはほぼ同じモデルが存在することもあって来年以降Galaxy SシリーズとNoteシリーズを統合することを検討しているという噂も耳にするようになりました。

個人的には「S」シリーズと「Note」シリーズが求めているものが違うこともあり、うまく住み分けできているので現状のまま別モデルとして残してほしいところではあるのですが…。

4.関連リンク

Samsung Galaxy S9/S9+ ー デザイン面はキープコンセプトながら中身はさらに進化した新生Galaxy Sシリーズ(かのあゆ)
Galaxy Note9 : Galaxy Mobile Japan

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