nubiaのハイエンドゲーミングスマホ「RedMagic 5S」のプレオーダーがスタートしました。ウインタブではこの製品の前身機となるRedMagic 5Gを実機レビューしていますが、この5Sは5Gとの外観上の差は小さく、細部をブラッシュアップしたモデルとなります。
5Sに関してはウインタブで紹介記事を掲載済み、またRedMagic 5Gのレビューを4回にわたって掲載していますので、(全く同じとは思えませんが)使用感の参考として、この記事とあわせてご覧ください。
5S紹介記事:
nubia RedMagic 5S - ハイエンドなゲーミングスマホ、RedMagicのニューモデルが登場!冷却性能が大幅アップしたみたいです
5G実機レビュー:
nubia RedMagic 5G レビュー - Antutuスコア61万点!ハイエンドゲーミングスマホにふさわしい性能と美しいデザインが魅力(実機レビュー第1回)
1.概要
nubia RedMagic 5S | |
OS | Android 10(Red Magic OS 3.5) |
CPU | Snapdragon 865 |
RAM | 8GB/12GB |
ストレージ | 128GB/256GB(UFS 3.1) |
ディスプレイ |
6.65インチAMOLED(2,340×1,080) リフレッシュレート144Hz |
LTEバンド |
5G : n41/n78 LTE : B1/2/3/4/5/7/8/20/12/17/18/19/26 |
SIM | NanoSIM×2 |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1 |
入出力 |
USB Type-C、3.5mmイヤホンジャック、 320Hzショルダーボタン、画面内指紋認証 |
カメラ | イン8MP/アウト64MP+8MP+2MP |
バッテリー | 4,500mAh |
サイズ | 168.56×78×9.75 mm |
重量 | 220g |
スペックに関しては前回の紹介記事掲載から、少し変更があります。前回の記事は中国版について書かれていて、この記事ではグローバル版について書いているためです。
OSはRedMagic OSの「バージョン3.5」です。前身機5Gでは「バージョン3.0」だったので、マイナーアップデートが施されています。注意したいのは「日本語対応」で、一応日本語ロケールが入っているものの、独自UIの部分がほとんど日本語対応しません。5Gのレビューの際に書きましたが、感覚的に「ほとんど英語」という感じでした。5Sに関してはどうなっているのか不明ですが、良くても「英語混じり」だと思います。まあ、そんなにややこしい英語でもないですけどね。
前回の記事からの変更点はRAMです。8GB/ストレージ128GBと12GB/ストレージ256GBの2種類に絞られ、RAM16GBの設定はありません。まあ、いくらゲーミングスマホでもそこまではいらんだろう、とは思います。
それと、通信バンドに少し変更があります。この製品はおそらく技適が取得される(少し遅れると思います)でしょうが、(通信規格の)5Gのバンドでn77というのがありません。したがってソフトバンク系5Gは使えないと思います(ドコモとauは使えると思います)。また、ミリ波(n257)にも非対応です。
前身機RedMagic 5Gとの比較でも変更点は多くありません。上に書かせていただいたようにOS(UI)のバージョンが異なるのと、ストレージがUFS 3.0から3.1となり、さらに高速化した、というくらいですね。サイズは全くの同寸、重量は2 gほど重くなりましたが、これは誤差の範囲くらいで流していいと思います。
5Sになって大きく改善されたのが「冷却性能」です。もともとRedMagicシリーズは、スマホとしては他に見られない「冷却ファン」を搭載していますが、5Sとなり「銀素材のヒートシンク」と外付けパーツとなる「Ice Dock」の採用により、さらなる冷却性能の向上を実現しています。長時間ゲームプレイをする人には朗報と言えるでしょう。
筐体色は2色で、左が「Sonic Silver」、右が「Pulse」です。ただ、自由に色を選べるわけではなく、8GB/128GB版がSonic Silver、12GB/256GB版がPulseに固定されます。
ウインタブでRedMagic 5Gを実機レビューした際、「Antutu Ver.8で61万点」というスコアを叩き出しています。5SのAntutuスコアもほぼ同程度と思われますが、「できないゲームはない」と言い切ってしまっていいんじゃないでしょうか。
2.オプションパーツ
ウインタブでは過去にRedMagic 3SとRedMagic 5Gを実機レビューしていますが、基本的に同梱物は最低限です。特に気をつけたいのが「ケース」ですね。背面はガラスコーティングされ、非常に美しいデザインになっていますので、傷つきは心配です。なので、個人的にはケースは必須かと思います。
5Sのケースは2種類あります。左が「Protective Case」で背面と側面全てをカバーするオーソドックスなもので、5G/5S兼用と5S専用のものの2種類があります。右が「Pro Handle Protective Case」で、こちらは側面を覆いませんが、Pro Handleを本体に固定するためには必須のオプション品です。上下にPro Handleを装着するためのレールがついていますので、サイズが大きくなってしまいます。
Ice Dockです。これもねえ、皆さん買っちゃうんでしょうね…。冷却性能を高めるだけでなく、USB Type-Cポートとイヤホンジャックを備えた外付けパーツで、44.9ドルと安くはないものの、ビジュアル的にも必要かな、とw
装着するとこんな感じ。やっぱ欲しいですねw
E-Sports Handleも健在ですウインタブではライターのゆないとさんが使用感を試してくれました(実機レビュー第3回)が、基本的には「なくてもよさそう」に思われます。プレイするゲームにもよりますかね。
3.価格など
nubia RedMagic 5SはRedMagicのオフィシャルサイトでプレオーダー中で、8月27日現在の価格は8GB/128GB版が579ドル(約61,400円)、12GB/256GB版が649ドル(約68,900円)です。この価格は高いスペックや冷却システムなどの凝った構造から見てかなり割安と感じますし、RedMagic 5Gから据え置きです(なお、現在は5Gが値下げされ、それぞれ569ドル、639ドルになっています)。また、このほかに輸入消費税がかかりますので、プラス5,000円程度を見ておく必要があります。
それと、記事中にも触れましたが、RedMagic 5Sはオプション品がいろいろ選べます。記事中に触れましたが、最低でもケースは必要かと思いますので、購入の際はご注意ください。
4.関連リンク
RedMagic 5S:RedMagic公式サイト