POCOが4月26日午後8時(日本時間だと4月26日午後9時)にゲーミングスマホのニューモデル「POCO F4 GT」の発表イベントを開催します。
搭載CPUはSnapdragon Gen 1です。スマホゲーマーならある意味「必須」の型番になると思いますが、ここはしっかり押さえられています。
でも、Snaodragon 888(888+)やSnapdragon 8 Gen 1は、確かにパフォーマンスが高いのですが、「発熱」の問題がよく指摘されていますよね?
美しい3DグラフィックのオープンワールドRPG「原神」は(私の経験上だと)ミッドレンジスマホでも楽しめますが、最高画質でヌルヌルのグラフィックを楽しむのなら、やはりハイエンドCPUにしたいところ。ただ、Snapdragon 888とか8 Gen 1だとスマホ筐体が熱くなってしまいます。
で、POCO F4 GTです。この製品、非常に入念な発熱対策が施されています。
まず、発熱の原因となる「SoC(ウインタブではCPUと表記しています)」と「チャージIC」を離して設置しています。
発熱の原因箇所には巨大なベイパーチャンバー(液冷システムの一種。詳しくはこちら)
CPUには従来のシリコングリスにかわってカッパーブロック(銅製ヒートシンクと訳せばいいんでしょうか)を採用。
ベイパーチャンバーをカバーする大きなグラフェンシートを前面と背面に装着(グラフェンについてはこちらをご参照下さい)。
導電率と熱伝導性を高めるためにアンテナ部分にもグラフェンのカバー。
正直なところ私はメカに弱いので、それぞれの意図は理解できるものの、実際どのくらいの効果があるのかはわかりません。ただ、「冷却性能に強いこだわりがある」ということは伝わってきますね。
そういえば私、最近ずーっと「Real Racing 3」で遊んでいます。いやほんと、休憩時間のお供はReal Racing 3。リリースが10年前と古いのですが、随時手が加えられているようで、とても美しいグラフィックが楽しめます。また、原神よりはずっと軽量なので、ミッドレンジクラスのスマホでもごく快適にプレイできます。
それと、私のような下手くそにありがたいのは「アクセルとブレーキがオートなこと」ですね。ハンドル操作だけに集中すればいいので、ゲームが苦手な人でもサクサクプレイできます。一方でこのゲーム、ブレーキをマニュアル操作にすることもでき(アクセルはオートのみ)、より高いスコアを追求するのならマニュアル操作で鍛えなくてはなりません。ちなみにライターのかのあゆさんはレースゲームが好きで、基本「レースゲームは全てマニュアル操作(対応しているタイトルに限られますけど)」とのことです。
そうなると欲しくなるのが「トリガーボタン」。スマホを横持ちしたときに「左右の肩口」になる場所にあるボタン(ほとんどはセンサーボタン)です。かのあゆさんによれば、ここにアクセルとブレーキを割り当てると、一気にプレイしやすくなるとのこと。実際、最近のゲーミングスマホではトリガーボタンを装備しているものが増えています。
POCO F4 GTにもトリガーボタンは装備されています。しかも「ポップアップ式の物理トリガーボタン」です。物理トリガーボタンはこのF4 GTが「世界初」ではないのですが、搭載機種はそんなに多くは存在しません。私はこのタイプのトリガーボタンを搭載するゲーミングスマホを試用したことはありませんが、おそらくセンサータイプよりも使用感がいいんじゃないかと思います。かのあゆさんにこれでレースゲームを試してもらいたいところです。
あと、私はスマホでFPSゲームをプレイすることがほとんどありませんが、PUBG MobileとかCall of Duty MobleなどのFPSゲームでも威力を発揮してくれそうです。これらのゲームについてはYouTubeなどでも「最適なボタン配置」の動画がたくさんありますしね。
POCO F4 GTの発表イベントは4月26日午後9時(日本時間)からオンライン開催されます。いくつかのプラットフォームで公開されますが、ここではTwitterとYouTubeの配信会場にリンクしておきます。
POCO F4 GT Global Launch Event:Twitter
POCO F4 GT Global Launch Event:YouTube
現状、CPU以外の詳細スペックが判明していませんが、ゲーマーが歓迎しそうな製品である、というのはわかるような気がします。また、「POCOだけに」高いコストパフォーマンスになることが期待されますね!