業務用の高価なタフネスAndroidタブレットはいくつかありますが、「低価格帯でタフネスなAndroidタブレット」というのは非常に数が少なく、ウインタブが知る限りOUKITELのRT1、RT2くらいだと思います。そのOUKITEL RTシリーズに8インチモデル「RT3」が追加されました(RT1とRT2は10.1インチ)。
1.OUKITEL RT3 スペック
スペック表
OUKITEL RT3 | |
OS | Android 12 |
SoC | MediaTek Helio P22 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 8インチ(1,200 × 800) |
LTEバンド | FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18 B19/20/25/26/28A/28B/66 TDD:B38/39/40/41 |
SIM | nano SIM × 2 |
ネットワーク | 不明(802.11 a/b/g/n/acと推定)Bluetooth5.0 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー |
カメラ | イン8MP/アウト16MP |
バッテリー | 5,150 mAh |
サイズ | 209 × 136.6 × 14 mm |
重量 | 538.1 g |
コメント
OSはAndroid 12、CPUはHelio P22なので、Android OSの基本的な操作はサクサクこなせると思いますが、ゲーム向きの性能ではありません。またRAMも4GB、ストレージも64GBと小さめの容量です。
ディスプレイは8インチで解像度は1,280 × 800にとどまりますので、高精細とは言えないですね。ただし、サイズが8インチなので画面が粗いとか汚い、ということはないでしょう。
カメラはイン8MP、アウト16MPとタブレット製品としては高い画素数になっています。写真や動画の撮影を主目的にタブレットを購入する人は少ないと思いますが、RT3の場合、アウトドアシーンで使うケースが想定されますし、8インチと小ぶりなサイズなので、カメラを使う機会は多いかもしれないですね。
バッテリーは5,150mAhと、決して大容量とはいえません(RT1は10,000mAh、RT2は20,000mAhです)。しかし、リバースチャージ機能がついていますので、他のデバイス(スマホ)などに給電することができます。アウトドア系デバイスなので、この点も歓迎したいところです。
2.OUKITEL RT3 筐体
サイズの違いこそあるものの、筐体デザインはRT1、RT2によく似ています。背面はタフネススマホのように、ちょっとゴツくて派手になっています。なお、8インチなので筐体は小ぶりですが、厚さは14 mmありますし、重量も538 gと10インチタブレット並み(あるいはそれ以上)です。
IP68/IP69Kの防水・防塵性能とMIL規格(MIL-STD-810H)の堅牢性を備えていますので、少々乱暴に扱っても大丈夫。
最近私はもっぱらスマホをカーナビとして使っていますが、RT3もGPSを搭載しています。この製品はかなり厚みがあるのでカー用品店に適切なホルダーが売っているかはわかりませんけど、8インチというのはカーナビとして良さげなサイズだと思います。
スピーカーは2つ。この画像を見る限り配置が良く、動画視聴も楽しめそうです。
筐体色はグレー、グリーン、オレンジの3色。基調色はブラックで、アクセントカラーが異なります。
3.OUKITEL RT3 価格など
OUKITEL RT3はAliExpress内のOUKITEL Official Storeにて12月21日(日本時間午後5時)から12月25日(日本時間12月26日午後4時59分)までワールドプレミアセールが開催され、139.99ドル(およそ20,100円)で購入できます(10ドルOFFクーポンを使用した価格)。ただ、AliExpressの製品ページには「Russian Area」「Brazil Area」「Europe Area」「South North America」の4つのバージョンがあり、日本から購入する場合、どのバージョンが最適なのかわかりません。製品ページでは通信バンドは全て同じでしたし、この製品はカスタムUIを搭載していないと思いますので、日本語ロケールがない、というのも考えにくいのですが…。現在メールでOUKITELに問い合わせていますので、回答がありましたらこの記事に追記します。
個人的には「8インチのタフネスタブレットが2万円」というのはかなり安いと思います。アウトドアでレジャーを楽しまれている人にはおすすめですね。
4.関連リンク
OUKITEL RT3:OUKITEL Official Store(AliExpress)