
Blackviewのブランド「OSCAL」からAndroidスマートフォン「OSCAL TIGER 8」が発売されました。Blackviewといえば「タフネスガジェット」ですが、このTIGER 8はタフネス系のスマホではなく、「低価格な5Gスマホ」です。現在Amazonで発売記念セールが開催されており、18,405円という手頃な価格で購入できます。
・セール価格:18,405円
(通常価格は29,900円)
・製品ページにある10,000円OFFクーポンを獲得・使用
・クーポンコード「M3EBT43V」を併用
・クーポンの有効期限は11月4日まで
1. スペック表
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | DokeOS 4.2 Based on Android 15 |
| SoC | UNISOC T8100 |
| RAM | 4GB(拡張機能により最大12GB) |
| ストレージ | 256GB |
| ディスプレイ | 6.88インチ(1,640 × 720) |
| バンド | 5G :n1/2/3/5/7/8/20/26/28/38/40/41/66/77/78 FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/26/28AB/66 TDD:B38/40/41 |
| 無線通信 | Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0 |
| ポート類 | USB Type-C、microSDカードリーダー オーディオジャック |
| カメラ | 前面:8MP/背面:16MP |
| バッテリー | 5,000 mAh |
| サイズ | 171✕77.7✕8.4 mm |
| 重量 | 200 g |
2. OS/SOC

OSはAndroid 15ベースの独自UI「Doke OS 4.2」です。Blackviewは中国メーカーとしては早くから独自UIの開発に取り組んでおり、ウインタブでもたくさんのDoke OS搭載機をレビューしています。操作感はプレーンなAndroidに近いですが、凍結室やワークスペース、システムスチュワードなど様々な独自機能が使えます。Doke OSについては別記事で詳しく説明していますので、こちらもあわせてご覧ください。また、最近になって「Doke AI」と称するAI機能 (アプリ)も搭載していますが、これらのAI機能は基本的に有料です (無料でトライアル可能)。
SoCはUNISOC T8100です。T8100はT760のリネーム版とされており、Antutu Ver.10のスコアは40万点台後半なので、5G対応のSoCとしてはあまり性能が高くはありません。とはいえ、高負荷なゲームを除けば各種操作が快適にこなせるくらいの実力はあります。
3. RAM/ストレージ/ディスプレイ
RAMは4GBで拡張機能により最大12GBとして使えます。この「RAM4GB」というのがTIGER 8の残念なところです。仮想RAMによる拡張が可能とはいえ、ゲームなどをするとRAM不足の挙動に陥る可能性がありますね。ストレージは256GBです。

ディスプレイは6.88インチで、ここも残念なところなのですが解像度はHD+ (1,640×720)にとどまります。ただし、リフレッシュレートは最大で120Hzと高速です。
それと、Widevineのレベルが不明で、過去のBlackview製品のレビュー経験を踏まえるとL3である可能性があります。
4. 筐体

筐体色は「プラチナブラック」と「グレイシャーブルー」の2色。タフネススマホではないので筐体サイズも「普通」くらいです。前面はパンチホールではなく、水滴型ノッチが採用されていますが、このあたりはコストダウンしている印象があります。

カメラは前面8MP、背面16MPと画素数は低いです。また、背面のカメラバンプがえらく立派に見えますが、「シングルカメラ」です。
個人的にはTIGER 8のシステムスペックでも十分メインスマホとして使えると思っています (私はあまりゲームをしないので)が、レビュー記事用の写真撮影や動画撮影にもスマホを使っているため、TIGER 8のカメラ仕様だとちょっと厳しいと感じますね。

バッテリーは5,000 mAhで、18Wの急速充電に対応します。
5. 価格など
OSCAL TIGER 8はAmazonで販売中で、通常価格29,900円のところ、発売記念セールで18,405円で購入できます (製品ページの10,000円OFFクーポンとクーポンコード「M3EBT43V」を併用した価格。11月4日まで)。
記事中にも触れましたが、TIGER 8をメインスマホとして捉える場合「RAM4GB」「HD+解像度のディスプレイ」「背面16MPカメラ」という点が少々心もとないです。一方で、サブ機として、お子さん用として、スマホにあまり関心がないご家族用として、ということであれば5G対応で18,405円という価格は魅力的ですね。
6. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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