
AmazonでTECLASTの姉妹ブランド「ODEA」のタブレット、S11がセール中です。よくあるエントリースペックのタブレットですが、その割に「ついていて欲しい機能が揃っている」製品と言え、自宅などでの手軽な情報端末として、また動画視聴用タブレットとしても魅力的です
・セール価格:14,999円
(通常価格は22,900円、直近価格は18,900円)
・セール終了は11月4日
1. スペック表
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Android 14 |
| SoC | UNISOC T606 |
| RAM | 6GB(拡張機能により最大16GB) |
| ストレージ | 256GB |
| ディスプレイ | 11インチIPS(1,920×1,200) |
| バンド | FDD-LTE:B1/3/5/7/8/20 TD-LTE:B34/38/39/40/41 |
| 無線通信 | Wi-Fi 5、Bluetooth5.0 |
| ポート類 | USB Type-C 、microSDカードリーダー 3.5 mmオーディオジャック |
| カメラ | 前面:8MP/背面:13MP |
| バッテリー | 8,000 mAh |
| サイズ | 257.1 × 169.2 × 7.8 mm |
| 重量 | 530 g |
2. OS/SoC/RAM/ストレージ/ディスプレイ
OSはAndroid 14で最新ではありませんが、使い勝手上の問題は特にないと思います。SoCはすっかりおなじみのUNISOC T606です。Antutu Ver. 10のスコアが25万点程度の性能なので高負荷なゲームプレイには向きませんが、Android OSの基本操作やニュースアプリ、パズルアプリくらいなら問題なく動作します。
RAMは6GBで拡張機能により最大16GBとして使え、ストレージは256GBとやや大きめです。

15,000円以下のタブレットの場合、ディスプレイ解像度がWXGA (1,280✕800)であることも多く、11インチ級のタブレットだとWeb閲覧時やアプリの利用時に画面に粗さを感じることがあります。しかしODEA S11はWUXGA (1,920✕1,200)解像度なのがうれしいところです。また、WidevineもL1なので、AmazonプライムビデオやNetflixなどの動画サブスクリプションサービスでもHD以上の画質で視聴できます。
3. 筐体

筐体は金属製で7.8 mmとまずまずの薄さ。エントリータブレットとしては十分に高い質感です。

カメラバンプはTECLASTの上位モデルにも使われている「オーラリング」というデザインです。画素数は前面8MP、背面13MPと、価格の割に高め。…ただ、このサイズのタブレットの場合、背面カメラでスナップ写真を撮る機会はほとんどないと思いますけどね。

スピーカーは両側面に配置されていますので、動画視聴時などではステレオ感・臨場感が出ると思います。スピーカー品質はわかりませんが、配置としては理想的と言っていいでしょう。

バッテリーは8,000 mAhです。

中国タブレットの場合、特に低価格な製品だと「GPSがついていたり、いなかったり」するのですが、ODEA S11はGPS搭載なので、カーナビとしても使えると思います。ちょっと脱線しますが、私の愛車は「20年落ち」なので、カーナビは使い物になりません(データDVDを交換すれば使えると思いますけど)。そのため、もっぱらスマホのGoogle Mapをカーナビとして使ってて、「次に車を買い替えるとき (いつになるかわかりませんけど)」はカーナビはなしで問題ないと思っています。

側面とポートなどの構成です。なお、この画像だと筐体の厚みが3 mmくらいにしか見えませんが、TECLASTは製品画像を盛る (美しく見えるように画像加工する、という意味です)傾向があり、おそらくこの画像も盛られています。
それはともかくとして、上に説明した通り、スピーカーの配置は理想的ですし、3.5 mmイヤホンジャックも温存されているのがうれしいですね。
4. 価格など
ODEA S11は10月29日現在Amazonでセール中で、14,999円で購入できます。冒頭に書いた通り、システムスペック面で特に見るべきところはありません。しかし、逆に (エントリータブレットとして)ダメなところも見当たりません。ストレージは256GBと大きめですし、ディスプレイはWUXGA解像度でWidevine L1、スピーカーの配置もよく、筐体の質感も悪くありません。
性能重視でタブレット選びをする人には向かないと思いますが、動画視聴や情報端末として使うのならいい選択肢と言えるでしょう。
5. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
▶ サイト紹介・ウインタブについて


コメント