こんにちは、輪他です。今回は、nubiaの新型ゲーミングスマートフォン、RedMagic 5Sをご紹介します。前作のRedMagic 5Gはウインタブでも紹介記事や実機レビューなどを掲載しており、さらに7月より、RedMagic 5として日本国内向けにも販売が始まっていましたので、注目していた人も多いのではと感じています。
nubia RedMagic 5G レビュー - Antutuスコア61万点!ハイエンドゲーミングスマホにふさわしい性能と美しいデザインが魅力(実機レビュー第1回)
今回ご紹介するRedMagic 5Sは前作のRedMagic 5Gから、冷却性能などを改良したマイナーチェンジモデルですが、ゲームをプレイするという目的において、確実に進化したスペックとなっています。
1.スペック
nubia RedMagic 5S | |
OS | Android 10(RedMagic OS) |
CPU | Snapdragon 865 |
RAM | 8GB/12GB/16GB |
ストレージ | 128GB/256GB(UFS 3.1) |
ディスプレイ |
6.65インチAMOLED(2,340×1,080) リフレッシュレート144Hz |
LTEバンド |
5G : n41/n78/n79 LTE : B1/2/3/4/5/7/8/12/ 17/18/19/20/26/34/38 39/40/41 |
SIM | SIMサイズ不明×2 |
ネットワーク | IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6) |
入出力 |
USB Type-C、3.5mmイヤホンジャック、 320Hzショルダーボタン、画面内指紋認証 |
カメラ | イン8MP/アウト64MP+8MP+2MP |
バッテリー | 4,500mAh (55W) |
サイズ | 168.56×78×9.75mm |
重量 | 220g |
OSは最新のAndroid 10を採用し、ゲームプレイに適した独自UI「RedMagic OS」が適用されています。CPUにはRedMagic 5Gと同じSnapdragon 865を搭載します。発売前にはマイナーアップデート版のSnapdragon 865 Plusが搭載されるのでは、と噂されていましたが、Snapdragon 865のまま据え置きとなりました。
ゲーミングスマートフォンとして注目される冷却機構については、nubiaとしてもかなり自信があるようです。前作のRedMagic 5Gと比較して、本体内蔵の冷却ファンの通気性が4.3%上昇しており、さらに、熱伝導率の高い銀メッキを採用したヒートシンクを世界で初めて採用し、冷却性能を高めているとしています。
さらに、同時に発表されたIce Dockを使用すれば、さらに冷却性能を高めることができます。
RAMは8GB/12GB/16GB、ストレージは128GB/256GBとなっています。RAMについてですが、RedMagic 5Gには設定のなかった16GBのモデルも選択可能となっています。もちろんLPDDR5を採用しています。
ストレージには新たにUFS 3.1を採用しています。RedMagic 5Gに採用されている、UFS 3.0と比較して、1.3倍ほどの速度となるそうです。
ディスプレイはRedMagic 5Gと同じく6.65インチフルHD+のAMOLEDディスプレイを搭載しており、リフレッシュレートは144Hz、タッチサンプリングレートは240Hzとなります。FPSなど、フレーム単位で戦うゲームにおいては、ここのスペック差で勝敗が決まるかもしれませんので、スペックが高いに越したことはありません。
さらに、320Hzのタッチサンプリングレートで動作する、ショルダーボタンも搭載されています。
カメラはRedMagic 5Gと同じ仕様になっているようです。アウトカメラはSONY製センサーを採用した64MP超高解像度レンズ、16MPの広角レンズ、2MPのマクロレンズの3眼構成となります。
インカメラにもRedMagic 5Gと同様に8MPのカメラが採用されています。最近のスマートフォンとしては画素数が少ないと感じられるかもしれませんが、ゲーミングスマートフォンの特性上、インカメラの画素数より、ディスプレイの画面占有度のほうが求められますので、センサーサイズの小さい8MPのカメラを搭載しているのだと考えられます。
イヤホンジャックを搭載しており、DTS:X Ultraに対応するなど、音響にもかなりのこだわりが見えます。ハイエンドスマートフォンからどんどんイヤホンジャックがなくなる流れが始まって久しいですが、ゲーミング用途(特に音ゲーやFPSなど)において、有線のイヤホンを使いたいという方は多いと思うので、ありがたいですね。
さらに、4D振動機能を搭載しています。FPSでの射撃の反動などを再現するとしています。
RedMagic 5Gにも搭載された、「Game Space」アプリもさらに改良されています。別売りの外付けコントローラーや、内蔵のショルダーボタンの設定が可能であるほか、通知のブロックや画面録画などの機能を使用することができます。
4,500mAhのバッテリーを搭載しており、18Wの充電器が付属しますが、55Wでの超急速充電にも対応しています。
SIMのサイズとBluetoothのバージョンが公開されていませんでしたが、おそらくRedMagic 5Gと同様にNano SIMとBluetooth 5.1を採用していると考えてよさそうです。なお、RedMagic 5Gのリリース時にも同じくSIMのサイズとBluetoothのバージョンは公開されていませんでした。
2.筐体
RedMagic 5Sは2色での展開となるようです。上記の画像の左側が「Sonic Silver」、右側が、「Pulse」です。カタログスペック上の筐体サイズはRedMagic 5Gと全く同じですが、ケースなどをそのまま使えるかどうかはわかりません。(おそらく大丈夫だとは思いますが)
端末の右側面に通気口、音量ボタン、電源ボタン、ショルダーボタンが配置されています。
指紋センサーは画面内に配置されています。
端末の上部にイヤホンジャックを搭載しています。
マイクを端末の上下に加えて、左側面にも搭載しており、横画面のゲームをプレイしているときでも快適にボイスチャットなどを楽しむことができます。
3.価格など
選択するモデルによって、選択できる端末カラーも異なり、8GB/128GBモデルは「Sonic Silver」のみ、16GB/256GBモデルは「Pulse」のみ、12GB/256GBモデルでは両方のカラーを選択することができます。
それぞれの価格ですが
- 8GB/128GBモデル 3799元(約57,018円)
- 12GB/256GBモデル 4399元(約65,993円)
- 16GB/256GBモデル 4999元(約75,010円)
となっています。RedMagic 5Gからスペックは向上していますが、8GB/128GBモデル、12GB/256GBモデルについては価格は据え置きのようです。同時に発表されたIce Dockは179元(約2,685円)です。
なお、日本円とのレートは2020年7月29日のものを使用して換算しています。中国国内では7月28日より予約販売が始まっており、8月1日より販売されます。グローバル版は9月の販売開始を予定しています。
ハイエンドモデルとしてはかなり安価ですし、ゲームに特化した性能を確保しているので、本気で戦いたい方にお勧めできるモデルだと思います。
なお、RedMagicでは現在「RedMagic 5th Space」というサイトを開設し、「Twitterアカウントのフォロー」「Facebookページヘのアクセス」など、所定の要件を満たせば抽選で新品のRedMagic 5Sや割引クーポンなどがもらえるキャンペーンをスタートさせていますので、興味のある人は参加してみてもいいでしょう。
4.関連リンク
Red Magic 5S : 公式サイト(中国語)
RedMagic: 5th Space:RedMagic イベントサイト(英語)