motorolaが折りたたみ式のスマートフォン「razr 40」を発表しました。この製品は8月に発売された「razr 40 ultra」の低価格版という位置づけで、筐体サイズはultraとほぼ同じですが、SoCが変更され、アウト側のディスプレイも小型化しています。
1.スペック
スペック表
motorola razr 40 | |
OS | MyUX(Android 13ベース) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 7 Gen 1 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | メイン:6.9インチpOLED(2,640 × 1,080)144Hz アウト:1.5インチOLED(194 x 368)60Hz |
LTEバンド | 5G:n1/3/8/28/40/41/77/78 LTE:B1/2//3/4/5/7/8/12/17/18/19 /25/26/28/38/39/40/41/42 |
SIM | nanoSIM + eSIM |
ネットワーク | Wi-Fi6E(a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.3 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | イン32MP/アウト64MP+ 13MP |
バッテリー | 4,200 mAh |
サイズ |
開口時:170.82 x 73.95 x 7.35 mm(最薄部) 折りたたみ時:88.24 x 73.95 x 15.8mm |
重量 | 188.6 g |
コメント
先行して販売されている上位モデル「razr 40 ultra」との比較では、まずSoCがSnapdragon 8+ Gen 1からSnapdragon 7 Gen 1に変更されました。
Snapdragon 7 Gen 1のAntutu Ver.10のスコアは約66万点(出所:Nanoreview)なので、よほどゲーム好きな人でもない限り性能には不足感がないと思います。RAMとストレージの容量はultraと同じです。
ultraから大きく変わったところとして「アウト側のディスプレイ」も挙げられます。ultraのアウト側ディスプレイが「3.6インチ(1,066 × 1,056)pOLED 144Hz」で、アプリの動作も可能であるのに対し、razr 40のアウト側ディスプレイは「1.5インチOLED(194 x 368)60Hz」と小さく、「通知系およびカメラ系」の動作に限られます。
メーカーサイトでは「アウトディスプレイを使えば、閉じた状態でも通知の確認や天気のチェック、音楽、ビデオの録画、自撮りなど、スマートフォンを開かずに色々な操作が可能です」という説明になっていました。
カメラもultraとは異なります。アウトカメラの数値だけ見るとultraよりもrazr 40のほうが上ですね。ultraが12MP+13MPという構成であるのに対し、razr 40は64MP+13MPとなっています。また、バッテリーもultraの3,800 mAhよりも大きく4,200 mAhです。そして新たにおサイフケータイ(Felica)に対応しました。…なんか単なる「スペックダウン版」というわけでもなさそうですね。
2.筐体
前面(というか内側)はultraとほぼ同一のデザインです。上部中央にパンチホールがありますね。一方で背面はultraが「上半分がディスプレイ」という感じですが、razr 40のほうはディスプレイ部分がかなり小さく、表面がヴィーガンレザーで覆われています。
筐体サイズもultraとほとんど変わりません。
razr 40:
開口時:170.82 x 73.95 x 7.35 mm
折りたたみ時:88.24 x 73.95 x 15.8mm
重量:188.6 g
razr 40 ultra:
開口時:170.83 × 73.95 × 6.99 mm
折りたたみ時:88.42 × 73.95 × 15.1 mm
重量:188 g
厚さがわずかに大きくなりましたが、背面の仕様(ヴィーガンレザー)によるものかな、と感じられる程度です。なので、前面(内側)のベゼル幅などは全く同じになって当然かと思います。
筐体色は「セージグリーン」「バニラクリーム」の2色です。
またソフトバンク版(razr 40s)は上記2色に加え「サマーライラック」も選択可能です。
また、この筐体はIP52相当の防滴性能も備えています。
3.価格など
motorola razr 40は11月22日の発売で、MOTO STORE(motorola公式ストア)での価格は税込み125,800 円となっています。また、Amazonや家電量販店などでも販売される予定です。通信キャリアではIIJmioの独占販売となり、一括価格が95,800円、のりかえ価格(MNP転入)が74,800円と表示されていました(発売は11月22日)。
アウト側のディスプレイが小さくなり、機能も縮小されましたが、個人的にはSoCのスペックダウンを考慮しても「こっちでいいんじゃない?」と思いますねえ。
4.関連リンク
razr 40:motorola
motorola razr 40s:ソフトバンク
motorola razr 40:IIJmio
コメント
やっすい…