こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。他の情報サイトから3日か4日遅れてLenovoの新製品を紹介します。スペイン・バルセロナで開催されたMWC 2017に合わせて発表された「Lenovo Tab 4 シリーズ」です。「シリーズ」というのは「全部で4種類」あるんでそう書いてまして、「ディスプレイサイズ2種類 × ハードウェアスペック2種類」で合計4種類となります。
この記事ではハードウェアスペックを基準に「無印(スペックが低いほう)」と「Pro(スペックが高いほう)」にわけて紹介しますね。
1.Lenovo Tab 4
OS: Android 7
CPU: Qualcomm Snapdragon 425
RAM: 2GB
ストレージ: 16GB / 32GB
ディスプレイ: 8インチ(1,280 × 800)/10.1インチ(1,280 × 800)
カメラ: イン2MP / アウト5MP
※Wi-FiモデルとLTEモデルの設定あり
まず「無印」のほうから。OSはしっかり最新のAndroid 7が搭載され、CPUはSnapdragon425となっています。Snapdragonの400番台というのはエントリー~ミドルレンジくらいのものですが、新しい製品ということで、Webで検索してみるとAntutuのスコアは35,000点くらいは出るようです。また、RAMも2GB、ストレージは16GB / 32GBありますので、一般的な格安Androidタブレットよりもずっと高性能で実用性も高いと思われます。
残念ながらいろいろ調べてもサイズに関する情報が得られません。価格勝負的な製品だと思いますが、それだけに日本でつけられる価格が気になりますね。
また、無印とProはほぼ見分けがつきませんでした。この記事で使っている画像はLenovoが「これが無印でこれがProね」と言ってるのにしてますが、画像を貼り間違えても気づかないレベルです。など、4モデルとも筐体色は白と黒ですが、無印は「Polar White」と「Slate Black」、Proは「Sparkling White」と「Aurora Black」という名称なので、アップで見ると質感とかが違って見えると思います。
2.Lenovo Tab 4 Pro
OS: Android 7
CPU: Qualcomm Snapdragon 625
RAM: 3GB / 4GB
ストレージ: 16GB / 64GB
ディスプレイ: 8インチ(1,920 × 1,200)/10.1インチ(1,920 × 1,200)
カメラ: イン5MP / アウト8MP
※Wi-FiモデルとLTEモデルの設定あり
「Pro」のほうはなかなかのスペックです。無印と同じくOSはAndroid 7で、CPUはSnapdragon 625、RAMは3GB/4GBですから、スマだと「2017年のミドルスペック」くらいの性能になります。Antutuだと6万点台くらいになると思いますので、軽快な操作、また多彩なアプリを楽しむことができると思います。また、Proに関してはポートもUSB Type-Cとなります(無印はmicroUSBです)。
3.用途別の「パック」
Tab 4シリーズには用途別のオプションパックが用意されます。このアプローチは日本ではあまり見られず、周辺機器とソフトウェアのカスタマイズが施される、本格的なものです。
Kids Pack
子供が安全に使えるように、ポップなデザインのバンパー、ブルーライトカットの液晶フィルム、カラフルな3Mのステッカー(3Mなんで筺体も保護してくれるはず)が用意されます。またソフトウェア面では「Kid’s Account」により、子供向けに最適化されたコンテンツや保護者によるコントロール(閲覧制限とか端末のオン/オフ時間の設定など)機能が追加されます。
Productivity Pack
Tab 4シリーズを仕事向けに変身させてくれるのが「Productivity Pack」です。こちらは10.1インチモデル専用で、Windows タブレットでもよくみられるカバー一体型のBluetoothキーボードが用意されます。また(これはパックの機能ではなく、製品固有機能かもしれませんが)、キーボードとマウスに最適化されたUIを使うことができます。タスクバーやマルチウインドウに対応するということなので、Remix OSに似た感じだと思います。
3.価格など
Lenovo Tab 4シリーズは5月にグローバル販売が開始され、価格は下記のとおりです。
Tab 4(無印) 8インチ:169ユーロ(約20,500円)
Tab 4(無印) 10.1インチ:179ユーロ(約21,700円)
Tab 4 Pro 8インチ:259ユーロ(約31,500円)
Tab 4 Pro 10.1インチ:299ユーロ(約36,500円)
また、2種類の「パック」については価格が公表されていません。
なかなか面白い、というか気になる製品ではありますが、日本での実売価格が気になるところです。ユーロ建ての価格をそのまま円換算すると、無印のほうは特に8インチが微妙に高い気がしないではありません。また、ProについてはWindows タブレットと使いみちがかぶる部分があるので、Windows製品との勝負になるでしょうね。Windowsも最近はかなり安いからなあ。
現状、Lenovoでは「日本発売は未定」というのが公式アナウンスですが、日本のLenovoのサイトでも製品紹介がされているので、日本発売の可能性は高いと思います。Androidタブレットでも、やはり8インチのほうが寂しい状況になっているので、Lenovoがこの製品を日本で発売するのを期待したいところです。
4.関連リンク
Lenovo Launches the Tab 4 Series Tablets, Built for Everyone in the Family:Lenovo公式ブログ(英語)
MWC特設ページ:Lenovo(日本)
コメント
返信の字が返信になっています!
Yukioさん、こんにちは、コメントありがとうございます。修正しておきました。ご指摘ありがとうございます。
ああ、これでWindows機ならば…と思えるサイズの製品がありますね。
ThinlkPad8の後継機、lenovoさんお待ちしておりますよ。
2番目のタブレットのLenovo Tab 4 proはplusではないでしょうか…?