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Google Pixel Slate - Chrome OSを搭載する12.3インチタブレット(2 in 1)、日本投入は…

Google Pixel Slate
Googleは10月9日(現地時間)にMade by Googleイベントを開催し、スマートフォン「Pixel 3」「Pixel 3 XL」そして「Pixel Slate」などを発表しました。発表された製品のうちPixel 3とPixel 3 XLなど、日本で発売されることが決定しているものもありますが、今回紹介する「Pixel Slate」は残念ながら日本発売は未定です。

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12.3インチで「Surface Proシリーズ」や「iPad Pro」に対抗するChrome OS搭載のタブレット(2 in 1)、Google製だけにすごく期待できますよね!

1.スペック

Google Pixel Slate
Pixel Slateは米国でも2018年中に発売されるということがアナウンスされているのみで、詳細なスペックは開示されていません。なので、わかる範囲で記載します。

OSはChromeOSですが、AndroidアプリとLinuxアプリが動作します。キーボード(別売り)接続して使えるPCライクな利用が可能な製品なので、対応アプリがどのくらい充実しているのかというのが気になるところですが、現状具体的なことはわかりません。

また、このOSというかUIには2種類のモードがあります。ひとつはキーボード接続時にPCっぽく使えるもの、もうひとつはタブレット形態(つまりタッチ操作)の際にAndroidのようなデザインになるものです。筐体説明のところに画像を掲載しておきます。

CPUはCeleronとCore m3/i5/i7ということなのですが、型番は不明です。Core m/i系はおそらく第8世代「Amber Lake Y(旧Core mの流れをくむ超省電力タイプ)」が使われているものと思われます。どう考えても冷却ファンを装備していると思えませんし。

RAMとストレージはCPUの型番によってある程度決まります。

Celeron: RAM4GB/8GB、ストレージ32GB/64GB
Core m3: RAM8GB、ストレージ64GB
Core i5: RAM8GB、ストレージ128GB
Core i7: RAM16GB、ストレージ256GB

こんな感じです。Chrome OSというのはWindowsに比べ、かなり軽量なOSだという認識があるのですが、Core i7モデルの構成はかなりのものですね。開発者向けなんでしょうか。

ディスプレイはSurface Proシリーズと同じ12.3インチ、同じアスペクト比3:2で、3,000 × 2,000と高精細です。また、気になるLTE対応ですが、現状はLTE対応という情報はなく、Wi-Fi専用という位置づけになっています。

また、サイズですが、厚さわずかに7 mmというのはすごいです。このあたりはiPadシリーズを意識しているんでしょうか。12.3インチとタブレットとしては大型なので、体感的な薄さはかなりのものでしょう。また重量の721 gというのもめちゃめちゃ軽いというわけではないんでしょうけど、Surface Proシリーズなんかと比較すると数十グラム軽量です。

2.筐体

ここからは海外の情報サイト「engadget」の記事「Pixel Slate hands-on: Google’s 2-in-1 takes on the Surface」の記述と画像を引用しながら説明してきます。

Google Pixel Slate
Pixel SlateはSurfaceシリーズのように本体にキックスタンドがあるわけではなく、純粋なタブレット筐体に台座付きのキーボードを接続します。いうなれば「MateBookタイプ」ですね。また、画面に注目してください。Androidとは異なる、PCライクなUIになっています。

PCモードで使う場合、Linuxアプリが活躍してくれそうです。ちなみに私が愛用しているフリーの画像加工ソフト「Gimp」はもともとLinux用のアプリですしね。また、他の情報サイトの記事を確認していると、Chrome(ブラウザー)なんかはモバイル用のものではなく、PCと同じ機能のものが使えるようです。

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Google Pixel Slate
画像を確認しましたが、ポートは左右側面にUSB Type-Cが1つずつ装備されているのみでした。また、この画像(横持ち時の上面)にあるのは指紋センサーと思われます。

Google Pixel Slate
Google Pixel Slate
本体とキーボードは物理接続で、Bluetooth接続ではありません。また、キーボードの台座(タブレットを保持するしくみ)は割とトラディショナルな形状に見えます。角度調整がどのくらい可能かは不明ですが、engadgetの画像を見ると、最低でも2段階は可能ですね。

Google Pixel Slate
キーボードです。キートップが丸いのが印象的ですが、配置は特に個性的でもないです。タッチパッドもついてますし、Windows用だ、と言われてもあまり違和感がないです。ただし、Windowsボタンはありません。

Google Pixel Slate
こちらがタブレット形態です。ベゼルはタブレットとしては細めですが、高級なモバイルノートのように極細というわけでもありません。それと、またまた画面に注目です。遠目で見るとAndroidタブレットとかスマホにそっくりです。「あ、そういえばこれChromeOSだっけ…」という感じ。ChromeOSはGoogle Playストアのアプリをインストールできますので、タブレット形態でタッチ操作で使う場合、すごくAndroidライクな操作感になるんだろうと思います。

3.価格など

Google Pixel Slateは2018年内に北米などで発売される予定ですが、日本での発売は未定です。米国Googleサイトにある価格情報は下記のとおりです。

Celeron/4GB/32GB: 599ドル(約68,000円)
Core m3/8GB/64GB: 799ドル(約90,000円)
Core i5/8GB/128GB: 999ドル(約113,000円)
Core i7/16GB/256GB: 1,599ドル(約180,000円)

まだまだ!

Pixel Slate Keyboard: 199ドル(約22,500円)
Pixelbook Pen: 99ドル(約11,000円)

ということで、最低構成のCeleronモデルを選んでも、必須と思われるキーボードとスタイラスペンを合わせると10万円コースとなります。ChromeOSは私も1回しかレビューしたことがなく、しかもかなり古い時期なので偉そうなことは言えませんが、おそらくCeleronとかCore mモデルでもサクサク動いてくれるような軽量さがあると思います。

しかし、それでも10万円オーバー、ということなので、ビジネス用のメイン機として購入を検討する場合、どうしてもWindows PCのほうがリスクが小さいように思われます。また、検証機っぽくChromeOSの進化を見極めるのだ、という場合でもそう簡単に手を出せる価格じゃないですよね。それ以前に日本で発売されるかどうかも未知数ですし…。

ただ、一度手に取って使い心地を試してみたい!とは思います。

4.関連リンクおよび引用元サイト

Google Pixel Slate:Google 製品紹介(英語)
Pixel Slate hands-on: Google’s 2-in-1 takes on the Surface:engadget(英語)

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コメント

  1. 匿名 より:

    最小スペックでもキーボードとペン合わせるとかなり高いよね。昔みたいに教育向けに格安戦略してた時はChrome OS使うメリットがあったけど、正直これだけ金出して買う意味がよくわからない。

    • wintab より:

      こんにちは。私も少なからず同意…。この値段だとどうしてもWindowsマシンのほうが安心感ありますよね。

  2. 匿名 より:

    グーグルめAndroidタブレットを殺してこんな意味不明なものを

    • wintab より:

      こんにちは。そういえばNexusタブってありましたね。私も使ってました。普通のAndroidタブも出してほしいなあ。

  3. aminasu より:

    メインPCがほぼchoromebookになってしまった自分からしてみればpixelbookを買い控えして待ってただけの価値のある一品。

    • aminasu より:

      (途中送信してしまった。)ただPixel Slate自体は割高の印象なため、広告のリークが本当だとすればPixel Slateの他にもpixelbook2が発売される可能性があるしそれを待ってもよさそう

      • wintab より:

        aminasuさん、こんにちは。確かにお値段のほうがお試し価格とは到底言えないですもんね。

    • wintab より:

      aminasuさん、こんにちは。おお、メインがChromebookですか。Google系のOfficeツール(Googleスプレッドシートとか)のほうに乗り換えてしまったらなんとかなるのかなあ。自分はまだその度胸ないです。

  4. なぜChromeOSなんだ・・・

  5. aka より:

    「教育向けに格安戦略してた時は」って話が出てるけど、スタンダードな安めの機種は今も普通に出てるぞ(日本で買えるかは別)
    Winみたいに格安から高級路線まで幅広く、教育向けだけじゃなく一般使用する層を取ろうとしてるだけでしょ
    割高な印象はあるものの物自体は魅力ある製品だと思うけどな

    • wintab より:

      akaさん、こんにちは。私の場合興味津々なんですけど、値段を見たらWindowsにしちゃう。仕事用でなければ使ってみたいですけどね。

  6. 匿名 より:

    あのキーボードが200ドルはぼったくりだろ
    100ドルでおつり来る

    • wintab より:

      こんにちは。キーボードだけじゃなくて全体的にお値段は厳しいかな、と。ただ、OSによらず、ハードウェア的にはこの価格になるくらいのコストが掛かっているでしょうし、仕方ないかもしれないですね。