FOSSiBOTのスマートフォン「S3 Pro」をご紹介します。つい先日「F112 Pro 5G」というタフネススマホの記事を掲載しましたが、このS3 Proはタフネススマホではありません。スペックは低めながらディスプレイの品質が素晴らしく、デザイン性にも優れた製品です。
1.概要
スペック表
FOSSiBOT S3 Pro | |
OS | FOSSiBOT OS(Android 14) |
SoC | MediaTek Helio G85 |
RAM | 6GB(拡張機能により最大20GB) |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 6.67インチAMOLED(2,400 x 1,080)60Hz |
LTEバンド | FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19 B20/25/26/28A/28B/66 TDD:B38/40/41 |
SIM | nanoSIM × 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー |
カメラ | イン8MP/アウト64MP + 2MP |
バッテリー | 5,000 mAh |
サイズ | 162.5 x 74.3 x 8.65 mm |
重量 | 199 g |
コメント
OSはAndroid 14ベースの独自UI、FOSSiBOT OSです。ウインタブではこのUIをテストしたことがなく、詳細についてはわかりません。SoCはHelio G85、Antutuスコアは約26万点(出所:Nanoreview)なので、2025年現在だと「エントリークラス」の型番と言え、モバイル5G通信にも対応しません。
RAMは6GBで拡張機能により最大20GBとして使え、ストレージは128GBです。
と、いうことでシステムスペック的にはエントリークラスながら、ディスプレイは素晴らしいです。6.67インチの有機ELで解像度はFHD+(2,400 × 1,080)。また、この画像でわかるように両サイドが湾曲した「エッジディスプレイ」です。
エッジディスプレイについては「キライ!」という人も多く、好みが分かれる形状ですが、個人的には好きですw
また、S3 Proは背面に1.09インチのサブディスプレイを搭載しています。…と言ってもこのディスプレイで動画を観たりゲームをしたり、といったことができるわけではなく、時計やSNS、電話の受信通知など、限られた用途でしか使えません。なので、ディスプレイと言うよりは通知ウィンドウですね。
カメラはイン8MP/アウト64MP(メイン)+ 2MP(マクロ)という構成です。
バッテリーは5,000 mAh。タフネススマホではないので、容量が小さいというわけではないものの、そこまで大容量ではありません。
前面と背面、側面の画像です。エッジディスプレイ採用ということで、価格帯の割に高級感があります。また、サブディスプレイをセットしたカメラバンプ部分のデザインは「いま風」ですよね!
筐体色はブラックとグリーンの2色から選べます。グリーンの方は背面に模様が入っていて(お好みにもよりますが)より美しいと感じます。
2.価格など
FOSSiBOT S3 ProはAliExpress内のFOSSiBOT Official Storeで販売中で、5月8日現在の価格は156.47ドル(22,763円)です。価格の割にディスプレイ品質が高く、それ以外のスペックには見るべきところがない、という感じですよね。
低予算でディスプレイ品質にこだわりたい、という人には魅力的かと思います。あと、個人的には筐体デザインがよくまとまっていると感じます。
3.関連リンク
FOSSiBOT S3 Pro:FOSSiBOT Official Store(AliExpress)
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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