DOOGEEがAndroidタブレット「V Pad」を発売しました。DOOGEEは近年、日本での販売を積極化しており、どちらかと言うと楽天に力を入れている印象がありましたが、このV Padについては楽天とAmazonで販売されています。V Padはモバイル5G通信に対応する、DOOGEEとしては上位クラスのタブレットです。
1. スペック表
項目 | 仕様 |
---|---|
OS | Android 15 |
SoC | MediaTek Dimensity 7050 |
RAM | 8GB(拡張機能により最大32GB) |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 12インチ(2,000 × 1,200)90Hz |
バンド | 5G NR:n1/3/7/8/28/38/41/77/78 FDD: B1/3/5/7/8/20/28A/28 TDD: B34/38/39/40/41 |
無線通信 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2 |
ポート類 | USB Type-C、microSDカードリーダー |
カメラ | 前面:8MP/背面:13MP |
バッテリー | 8,800 mAh (18W急速充電) |
サイズ | 279.5×175×7.95 mm |
重量 | 572 g |
2. OS/SoC/RAM/ストレージ
OSはAndroid 15でSoCはDimensity 7050です。5G通信に対応する型番でAntutuスコアは約55万点です(ウインタブ実績値。Nanoreview公表値だと約59万点)。Dimensityシリーズとしてはそれほど高いスコアではありませんが、中国タブに搭載例の多いHelio G99(約40万点)よりはずっと高性能です。
RAMは8GBで拡張機能により最大32GBとして使え、ストレージは256GBです。
3. ディスプレイ
ディスプレイは12インチで解像度は2,000×1,200とやや高精細、リフレッシュレートは最大90Hzです。ウインタブの過去のレビュー経験に照らすとDOOGEEのディスプレイは発色品質も高いです。ただし、Widevineのレベルについては製品ページに記載がありませんでした。
4. 筐体
筐体は金属製で背面がツートンカラーになっています。…割とオーソドックスなデザインですよね…。
メーカー公式サイトの説明では「重さ572 g、厚さ7.9 mmと超薄型・超軽量」とのことでしたが、12インチタブレットとして薄くて軽いのは確かですが「超」がつくほどでもないですね。このくらいのサイズ感のタブレットは珍しくありません。
スピーカーは横持ち時の左右側面に2つずつ、4スピーカー搭載です。動画視聴の際には臨場感のある音が楽しめると思います。
カメラは前面8MP/背面13MPです。タブレットの画素数としては普通くらいですが、よく見るとmorphoのロゴが入っているので、画質もある程度は期待できそうです。
バッテリーは8,800 mAhと標準的な容量で、18Wの急速充電に対応します。リバースチャージにも対応しているので、モバイルバッテリー代わりとしても使えます。
5. 価格など
DOOGEE V Padは楽天とAmazonで販売中です。7月26日現在の楽天での価格は32,900円、Amazonでは30,900円です(いずれも製品ページのクーポンを使用した価格)。
SoCがDimensity 7050であること、ディスプレイ解像度が高めであること、4スピーカー搭載であることを考慮すれば3万円台前半という価格は悪くないと思います。
6. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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これGoogle Play Protect認定通過してますか?