DOOGEEがタフネススマートフォン「Blade20 Turbo」を発売します。先日ライターのnatsukiさんが「DOOGEE Blade GT」という製品のレビューをしていますが、それとは全くの別物といいますか、全然似ていません。Blade20 Turboは「エントリークラスの既存モデルを5G対応させた」という感じの製品です。
1.概要
スペック表
DOOGEE Blade20 Turbo |
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OS | Android 15 |
SoC | MediaTek Dimensity 7050 |
RAM | 8GB(拡張機能により最大32GB) |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 6.6インチ(1,612 x 720)90Hz |
バンド | 5G:n1/3/7/8/28/38/41/77/78 FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19 B20/25/26/28AB/66 TDD:B34/38/39/40/41 |
SIM | nano SIM × 2 |
ネットワーク | Wi-Fi6、Bluetooth |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー |
カメラ | イン16MP/アウト50MP+2MP |
バッテリー | 10,300 mAh |
サイズ | 174 × 81.2 × 15.8 mm (タテ・ヨコはウインタブ推定) |
重量 | 333 g |
コメント
搭載SoCは5G対応のDimensity 7050です。最近中国スマホに搭載例が増えていて、Antutuスコアは約58.8万点(出所:Nanoreview)と5G型番としては低めですが、Helio G99あたりよりもずっと高性能です。
RAMは8GBで拡張機能により最大32GBとして使え、ストレージは256GBです。
ディスプレイは6.6インチで解像度はHD+(1,612 × 720)にとどまります。このあたり、タフネススマホらしいとも言えますが、やはりエントリースマホがベースになっていると実感できます。ただし、リフレッシュレートは90Hzありますし、HD+でもそこまで画面が粗いとは感じないと思います。
前面と背面です。タフネススマホとしてはおとなしめで、四隅が強化されているのを除けば一般的なスマホとあまり変わりません。前面カメラもパンチホールですしね。
筐体色は「Desert Titanium」「Galaxy Black」の2色から選べます。
「実際それほどでもない…」のですが、メーカーいわく「タフネススマホとしては薄型・軽量」です。厚さは15.8 mm、重さは333 g。
カメラはイン側が16MP、アウト側が50MP(メイン)+ 2MP(マクロ)という構成です。
バッテリーは10,300 mAhと中華タフネススマホらしい大容量です。また、33Wの急速充電とリバースチャージにも対応します。
「お揃いで温泉ですか?」と言いたくなる画像ですよね。ご覧の通り、IP68/IP69Kの防水・防塵性能とMIL規格(MIL-STD-810H)の堅牢性を備えています。
2.価格など
DOOGEE Blade20 TurboはAliExpress内のDOOGEE Official Storeに製品ページがあり、5月12日から発売記念セールが予定されています。セール価格は不明ですが、先日natsukiさんがレビューしたBlade GTの実売価格が3万円台半ばくらいで、Blade 20 Turboのほうが「明らかに格下」であることは間違いないので、おそらく2万円台前半から半ばくらいの価格になるのではないか、と予想しています。
DOOGEEの上位モデルは「いかにもタフネス」というコワモテの外観が魅力ですし、Blade GTは若干パクリ臭があるものの薄型軽量・都会的なタフネススマホです。一方でBlade GTは冒頭に書いた通り「エントリー・タフネススマホを5G対応にしたもの」という感じですよね。なので、セール価格次第かな?と思います。
3.関連リンク
DOOGEE Blade GT:DOOGEE Official Store(AliExpress)

2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
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