先日ライターのかのあゆさんに「CUBOT X18」というエントリークラスの縦長(アスペクト比18:9)スマホを紹介していただいたのですが、今回は「CUBOT X18 Plus」を紹介します。同じ製品名で「無印」と「Plus」なので、CPU違いかな、と思ったのですが、そうではなくて、スペックのほぼ全部が異なります。とはいえ、性能的にはミドルスペックくらいで、価格も低めなので、日本で人気が出るかも知れません。
1.スペック
記事の冒頭に書いたとおり、この「X18 Plus」の他に「X18」という製品が存在しますが、ディスプレイサイズからして全然違ってまして、同じなのはアスペクト比(18:9)だけ、と言っていいくらいに別物なので、X18といちいち比較することなく、普通の新製品として説明していきます。
OSは最新のAndroid 8.0です。CPUはMT6750Tなので、Antutuスコア(Wer.6)が4万点台なかばくらいになります。RAMは4GB、ストレージは64GBで、「RAMとストレージ容量にゆとりのあるミドルスペック・スマホ」くらいに考えておけばいいと思います。
ディスプレイは5.99インチで解像度2,160 × 1,080ですから、「FHDを縦に伸ばした」感じですね。100ドル台なかばくらいで購入できる製品なので、この解像度は高く評価していいと思います。また、カメラも画素数だけ見ればかなり高性能です。ウインタブではこれまでにCUBOTの製品をレビューしたことがありませんので、数値面では素晴らしいと思いますが、実際の画質についてはなんとも言えません。
2.筐体
製品ページを見る限り、流行の縦長スタイルで、とても美しい筐体に見えます。しかし、X18の紹介記事でかのあゆさんが「この画像は盛ってる(画像加工している)」という指摘をしていましたので、YouTubeで実機を撮影した動画を探してみました。ここから先、下記の2本の動画を引用元として説明していきます。
まず、「ベゼル幅」から見てみましょう。
なんか、X18(無印)のほうは製品ページとはかなり違っていて、割とベゼル幅が太いと思ったのですが、X18 Plusはそんな感じではないですね。ベゼル幅は十分細いと思います。
画像左側は「Elephone U Pro」とのこと。Elephone U Proはこの製品と同じディスプレイサイズ、同じアスペクト比なのですが、ミッドハイ~ハイスペッククラスの製品で価格もずっと高価(X18 Plusの2倍以上)です。
こうして比較してみると、同じディスプレイサイズながら、X18 Plusのほうが筐体が大きく、前面ガラスの曲面処理も小さめ(Elephoneのほうが丸みが大きく、美しく見えます)です。なので、「Elephoneの勝ち」なんでしょうけど、価格が全然違いますので、むしろX18 Plusが健闘しているのだ、ということも出来ます。
上面と下面です。エッジ部分がきれいにラウンドしていて、なかなかカッコいいと思います。また、イヤフォンジャックは温存され、USBはType-CではなくmicroUSBですね。スピーカーは一見ステレオに見えますが、おそらくモノラルだと思います。
側面です。この製品は厚さが8.5 mmなので、高級機のような薄さではないものの、170 g台の重量と合わせ、悪くないサイズ感だと思います。
あと、カラバリですが、これまで掲載してきた「ブラック」の他に「ブルー」もあります。
3.価格など
CUBOT X18 Plusは中国の通販サイト各社で販売中で、TOMTOPでは169.99ドル(19,294円)、Gearbestでも169.99ドル(18,476円)でともにプレオーダー中となっています。出荷開始はTOMTOPが早く、3月29日以降の予定です。また、Banggoodにも製品ページがありますが、3月20日現在、まだ販売が開始されていません。
このスペックで2万円弱、というのはとても魅力的だと感じます。一方でX18(無印)のほうもエントリースペックながら1万3千円前後で購入できますので、これもまた素晴らしいコスパかと思います。どっちがいいかは人によりますけど、2万円というのが予算オーバーでなければX18 Plusのほうがあらゆる面でゆとりのあるスペックになっていますので、X18 Plusにしといたほうが長く愛用できるかも知れません。
4.関連リンク
CUBOT X18 Plus:TOMTOP
Cubot X18 Plus:Banggood
CUBOT X18 Plus:Gearbest
※TOMTOPからクーポンをもらいました。クーポンコード「DSCBX18P」で12ドルオフの157.99ドル(17,932円)になります。4月30日まで。