1月13日に新製品情報記事を掲載した中国メーカーCHUWIのAndroid タブレット「HiPad Plus」の発売時期や価格が決定しました。この製品はCPU性能こそあまり高くありませんが、高精細な11インチディスプレイを搭載し、薄型で非常に美しいデザインのタブレットです。
1.スペック
CHUWI HiPad Plus | |
OS | Android 10 |
CPU | MediaTek MT8183 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 11インチIPS(2,176 × 1,600) |
LTEバンド | – |
SIM | – |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン5MP/アウト13MP |
バッテリー | 7,300mAh |
サイズ | 248.3 × 179.5 × 6.95 mm |
重量 | 500 g |
スペック情報は基本的に前回の記事から変更はなく、一部仕様が不明だったところを追加しています。OSは残念ながら最新のAndroid 11というわけには行きませんでしたが、タブレット製品としては十分新しいと言えるAndroid 10です。CPUのMT8183はあまり馴染みのない型番ですが、Amazon Fire HD 10(2019)に搭載されています。いくつかのサイトやブログでAntutuスコアが掲載されているのを見ましたが、スコアは13万点から14万点くらいのようです。なので、HiPad X(CPUはHelio P60、Antutuスコア16万点)よりも若干見劣りするくらいの性能と思われます。現在人気のTeclast M40やALLDOCUBE iPlay 40(ともにUNISOC T618を搭載)だとAntutuスコアが20万点オーバーになりますので、これらの製品と比較すると「ゲーム寄り」の利用目的には合わないかもしれません。
同様にRAM容量も4GBと若干小さめです。ただしストレージは128GBと、十分なものになっていると思います。
一方でディスプレイ品質は高いです。11インチとやや大きめで、解像度も2,176 × 1,600と高く、アスペクト比(縦横比)はiPad系(4:3)に近い、やや正方形寄りの形状です。また、メーカーによればこのディスプレイは「ほぼsRGB 100%の色域」になっているとのことです。WideVineは…、たぶんL3でしょうね…。なので、Netflixなどの動画サブスクリプションサービスを高解像度で視聴するのは無理かと思います。
最近の中華タブレットはほとんどがLTE対応しますが、この製品はCPUがMT8183ということで、LTE(5Gも)対応はしません。ネットワーク関係ではWi-Fi(2.4GHzおよび5GHz)に対応するのみです。
入出力ポートはUSB Type-Cとイヤホンジャックを装備します。また、microSDカードリーダーもあります(メーカーに確認をとっています)。
前回の記事でも掲載しましたが、サイズをiPad(無印、10.2インチ)、iPad Air(10.9インチ)、HiPad X(10.1インチ)と比較してみます。
HiPad Plus:248.3 × 179.5 × 6.95 mm / 500 g
HiPad X:252.54 × 162.94 × 9.5 mm / 563 g
iPad(無印):250.6 × 174.1 × 7.5 mm / 490 g
iPad Air:247.6 × 178.5 × 6.1 mm / 458 g
このように、ディスプレイサイズが11インチであることを踏まえると、高く評価していいんじゃないか、と思われます。ディスプレイサイズが近いiPad Airには負けますが、価格もダブルスコア(iPad Airのほうが2倍高い)なので、それを考慮すれば納得です。
2.筐体
メーカーに実機画像を送ってもらいましたので、それをもとに分かる範囲でご説明します。
前面です。Androidタブレットとしてはかなりカッコいいですね!ベゼル幅が非常に狭いと思います。この画像だと上部にカメラがあるのが確認でき、それ以外にボタン類などは見当たりません。
側面です。エッジが立ち、やや角張ったデザインです。また、この画像を見ると、横持ち時の上部に電源ボタンとスピーカーがあるようです。
背面です。筐体素材はアルミニウム合金製と開示されています。最近のCHUWI製品の品質から考えて、質感も非常に高いと思われます。
3.価格など
CHUWI HiPad Plusは2月22日にCHUWI公式ストアで発売される予定で、価格は299ドル(約31,500円)ですが、2月21日まで「発売直前記念キャンペーン」として、公式サイトでメールアドレスを登録すると50ドルOFFのクーポンがもらえますので249ドル(約26,250円)で購入可能です。
HiPad PlusはCPU性能が(Teclast M40やALLDOCUBE iPlay 40と比較して)低めですが、ゲームを意識しなければ十分な性能は確保されていると思いますし、ディスプレイサイズや解像度という点では優れており、筐体のサイズ感やデザインも優秀です。あまりゲームをしないという人であれば、選択肢として悪くないと思います。
4.関連リンク
HiPad Plus:CHUWI公式サイト 製品紹介ページ
※こちらで割引クーポン用のメールアドレスを登録します
コメント
もったいないなぁ、SoCケチらなきゃ結構売れると思うのに。
M40はパネルが反応ダメダメでゲームなんてできたもんじゃないです。ただパネルの反応も大事だけど、これはSoCがしょぼすぎるなー?
、、CHUWI タブレットによくある、、デジタイザ対応、ではないんですよ、ね?
この値段でこの性能じゃいらない
せめて二万位ならありだったかも
ま、このスペックじゃ安くても買わないけど
この値段でFIREHDほぼ同性能ならアマゾンのほう買うな
だいたい半額ぐらいで買えるし