Blackviewがサブブランド「OSCAL」からタフネスタブレット「OSCAL Spider 8」を発売します。ウインタブで先日実機レビューをした「Blackview Active 8 Pro」を「ほどよくスペックダウンした」感じの製品で、当然価格も低めに設定されています。
なお、以降の説明は適宜Active 8 Proと比較しながら進めていきます。
1.OSCAL Spider 8 スペック
スペック表
OSCAL Spider 8 | |
OS | Doke OS_P 3.0(Android 13ベース) |
CPU | UNISOC T616 |
RAM | 8GB(拡張機能により最大16GB) |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 10.1インチ(1,920 x 1,200) |
LTEバンド | FDD:B1/3/7/8/20 TDD:B34/38/39/40/41 |
SIM | nanoSIM × 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン16MP/アウト13MP |
バッテリー | 13,000 mAh |
サイズ | 251.3 × 170.1 × 14.9 mm |
重量 | 854 g |
コメント
OSはAndroid 13ベースの独自UI「Doke OS_P 3.0」です。このOS(UI)は大画面タブレット向けにカスタマイズがなされており、PCモードなどにも対応します(詳しくはActive 8 Proの実機レビュー記事をご参照ください)。
CPUはUNISOC T616です。Antutu Ver.10のスコアはメーカー発表で307,749となっており、Active 8 ProのHelio G99よりも性能は劣ります。また、RAMは8GB、拡張機能により最大16GBとして使えます。ストレージもActive 8 Proの256GBより小さくなり、128GBです。
ディスプレイは10.1インチで解像度は1,920 × 1,200です。一般的なAndroidタブレットと同じ仕様ですが、ここでもActive 8 Proの「10.36インチ、解像度2,000 × 1,200」よりも若干小さいですね。
それと、この製品はWidevine L1です!動画サブスクリプションサービスでHD以上の画質で視聴が可能です(すべての動画サブスクでHD画質視聴ができるとは限りません。特にNetflixはHD画質視聴ができません)。ちなみにActive 8 ProはWidevine L3です…。
OSCAL Spider 8はペン入力に対応し、ペンも付属します。ただし、このペンはおそらくActive 8 Proに付属していたものと同じと思われ、イラストやマンガの制作には向きません(筆圧の効き方が一般的なペンとは異なり、「速く描けば線が太く、ゆっくり描けば細く」なります)。
OSCAL Spider 8は技適マークがついています(メーカーに確認済み)が、通信バンドは日本向けとは言いにくいところがあり、ドコモやauのプラチナバンドをカバーしていませんので、山間部など地域によってはモバイルデータ通信がつながりにくくなる可能性があります(Active 8 Proは日本の主要バンドをカバーしています)。
カメラはイン側が16MPと高画素数ですが、アウト側は13MPです。これでも中国タブレットとしては悪くないと思いますが、Active 8 Proがアウト側48MPを搭載していますので、それとの比較では見劣りします。
バッテリーは13,000 mAhです。Active 8 Proの22,000 mAhよりも小さいですが、個人的には「Active 8 Proは大きすぎる。13,000 mAhで十分では?」と思いますね。バッテリーが小さくなったことにより、筐体重量もActive 8 Proの976 gよりも軽い854 gとなりました(これでもタブレット製品としては相当に重いほうです。ゲーム向きではありません)。
2.OSCAL Spider 8 筐体
最初にOSCAL Spider 8の製品ページを発見したときに、「Active 8 Proと同じ筐体かな?」と思いました。雰囲気が非常によく似ていますよね?
雰囲気がよく似ているのは背面のバンド(ストラップ)によるところが大きいと思います。「模様」に関しては、よく見ると「スパイダー」っぽいですよね?
ちなみにこちらがActive 8 Proです。模様も違ってますし、そもそもディスプレイサイズが異なるので同一筐体ではありません。ただし、OSCAL Spider 8もIP68/IP69Kの防水・防塵性能とMIL規格(MIL-STD-810H)の堅牢性を備えており、さらに前面ガラスにはゴリラガラス 5が使われています。
3.OSCAL Spider 8 価格など
Blackview OSCAL Spider 8はAliExpress内のOSCAL Official Storeに製品ページがあり、8月21日午後4時(日本時間)から発売記念セールが予定されています。セール価格は209.99ドル(約31,800円)と表示されていますが、製品ページの各所に「189.99ドル(約28,800円)」という記載がありますので、先着順でクーポンが用意される可能性もありそうです。また、オーダー先着200台には無料でBluetoothキーボードがプレゼントされます。
スペック面で言えばActive 8 Proの下位モデルということになりますが、OSCAL Spider 8はバッテリー容量が「常識的」なぶん重量が軽く、さらにWidevine L1というメリットもありますので、「実はこっちのほうが使いやすい」かもしれませんね。
4.関連リンク
[PR]OSCAL Spider 8:OSCAL Official Store(AliExpress)