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Blackview BV9300 Pro - Blackviewの4Gフラッグシップモデル、カメラの画素数が上がり、背面にサブディスプレイを搭載!

Blackview BV9300 Pro
Blackviewがスマートフォン「BV9300 Pro」を発売します。この製品はウインタブでも実機レビューをした同社の4Gフラッグシップモデル「BV9300」の機能改善版で、筐体のサイズとか搭載SoCは変更されていませんが、同じ型番でいいのか?というくらい各所が大きく変わっています。

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1.スペック

スペック表

  Blackview BV9300 Pro
OS Doke OS 4.0 (Android 13ベース)
SoC MediaTek Helio G99
RAM 12GB(拡張機能により最大24GB)
ストレージ 256GB
ディスプレイ 6.7インチ(2,388 × 1,080)120Hz
LTEバンド FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18
19/20/25/26/28A/28B/30/66
TDD: B34/38/39/40/41
SIM nanoSIM x 2(SIM2はmicroSDと排他)
ネットワーク 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth
入出力 USB Type-C、microSDカードリーダー
カメラ イン32MP/アウト64MP+8MP
バッテリー 15,080 mAh
サイズ 184.6 × 85.6 × 22.8 mm
重量 525 g

コメント

OSは従来モデルのBV9300の「Android 12ベースのDoke OS 3.1」から「Android 13ベースのDoke OS 4.0」になりました。Doke OSはさまざまな独自機能が使えるようになっています。

Blackview BV9300 Pro
例えばこれ、ホーム画面のフォルダ(アプリアイコンをまとめたもの)の表示サイズをBIGとSMALLの2種類に設定できます。

SoCはHelio G99で、これは従来モデルから変更ありません。RAM12GB、ストレージ256GBというのも変更なしです。ただしRAM拡張機能による最大利用可能RAMは21GBから24GBになりました。

Blackview BV9300 Pro
ディスプレイも解像度、最大120Hzのダイナミックリフレッシュレートといった点は従来モデルと同じです。タフネススマホでも高リフレッシュレートが「普通」になってきましたね。

Blackview BV9300 Pro
アウトカメラの仕様は変わりました。従来の「50MP+8MP+2MP」から「64MP+8MP」となっています。先日読者の方から「中華メーカーのスマホの製品ページに掲載されている『作例』は実機のものではなく、フリー画像などから引用されているものが目立つ。ウインタブでもこの辺は注意喚起してほしい」というコメントを頂きました。数年前だと中華スマホ、中華タブの製品ページは今よりもずっといい加減で、読者も私もある程度予定調和的に「そんなもん」と思っていました(あるいは笑って済ませていた)が、現在は中華スマホ、中華タブでも技適マークを取得し、日本のAmazonや楽天などで積極的に販売されているものが多いので、予定調和的には理解していない人(≒普通の人)も多くおられます。なので、ウインタブとしても今後中国メーカーとコンタクトを取る際には、こういった誤解を招くような製品ページの作り込みを改めるよう、申し入れていきたいと思います。

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すみません、脱線してしまいましたが、ウインタブの過去のレビュー経験上、Blackview製品のカメラ品質は悪くありません。ちょっと厳しいことを書くと屋内での発色にクセが感じられますが、日々品質が向上しているのも間違いないので、BV9300 Proのカメラ画質にも期待できそうです。

Blackview BV9300 Pro
BV9300と言えば「バッテリー」です。容量なんと15,080 mAhでリバースチャージにも対応します。また、33Wの急速充電にも対応します。正直なところ、街なかで使うメインスマホにここまでのバッテリー容量は不要だと思っています(バッテリーのせいで筐体の厚さと重量がかなり大きくなります)が、キャンプなどのアウトドアシーンや災害時などで停電が長く続くような場合にはBV9300 Proのバッテリー容量は重宝するでしょうね。

2.筐体

Blackview BV9300 Pro
見た目の印象が従来モデルから大きく変わっています。その理由は…

Blackview BV9300 Pro
背面のサブディスプレイですね。メーカーでは「ディスプレイ」と言っていますが、何でも表示できるわけではなく、どちらかと言うと「通知ウインドウ+α」的なものになっています。

Blackview BV9300 Pro
時刻表示や音楽のコントロール、電話やSNSの通知、撮影した写真の表示(壁紙として)、そしてタフネススマホらしくコンパスの表示などができますが、このサブディスプレイでゲームを動かすとかWebサイトを閲覧するなどは無理です。

Blackview BV9300 Pro
また上部にはフラッシュライトがついています。従来モデルでは「ライト付き」と「レーザー距離計付き」が選べましたが、BV9300 Proは「ライト付き」のみです。懐中電灯としても使える明るいものになっていますので、暗い夜道でも便利かと思います。

Blackview BV9300 Pro
上のカメラのところで書いた「予定調和的」な話をすると、スピーカーがステレオなのかモノラルなのかはわかりません。この画像を見ると「どう考えても上下にスピーカーがある」ように見えますよね?でも、中華製品の場合はここまでの画像を掲載しておきながら実はモノラル、というケースが少なくありませんw 以前は「明らかに2つのスピーカーグリルのあるタブレットが実はモノラルだった(左右のスピーカーから同じ音が聞こえた)」こともあります。

実際、ウインタブの従来モデルの実機レビューでは「モノラル」でしたから、BV9300 Proでも「実はモノラル」と考えておくほうがいいでしょうね。

Blackview BV9300 Pro
Blackview製品の筐体は見た目だけでなく実際に頑丈です。タフネススマホを手掛けて長いメーカーですしね。筐体は補強され、IP68/IP69Kの防水・防塵性能とMIL規格(MIL-STD-810H)の堅牢性を備えています。

Blackview BV9300 Pro
冬キャンにうれしいのがグローブモード。タフネススマホやタフネスタブレットに普及している機能で、BV9300 Proではさらに感度が向上しているとのことです。

Blackview BV9300 Pro

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これもタフネス系の製品によく見られるものですね。ツールキットと称するアウトドア系のツール群です。先程レビュー記事を掲載したタフネスタブレット「FOSSiBOT DT 2」にも同種のツール群が入っていました。街なかでの使用頻度は低いと思いますが、アウトドアでは役に立ちます。

3.価格など

Blackview BV9300 ProはAliExpress内のBlackview Official Storeに製品ページがあり、近日中に発売記念セールが開催されるようですが、この記事執筆時点でセール開始日や価格の情報はわかっていません。従来モデルのBV9300が200ドル台前半で販売されていることが多いので、おそらくBV9300 Proもそれに近い価格になるものと予想します。

5G非対応ながらスペックが良く、カメラも64MP、そしてバッテリーは超大容量と、Blackviewのフラッグシップモデルらしい製品だと思います。

4.関連リンク

Blackview BV9300 Pro:Blackview Official Store(AliExpress)

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