中国メーカーのBlackviewが5Gに対応するタフネススマホ「Blackview BL5000 5G」を発売しました。Blackviewの5Gタフネススマホでは「BL6000 Pro 5G」という上位モデルがありますが、今回ご紹介するBL5000 5Gはそれよりも若干スペックが低い、ミッドレンジクラスの製品です。
1.Blackview BL5000 5G スペック
スペック表
Blackview BL5000 5G | |
OS | Doke OS 2.0(Android 11) |
CPU | MediaTek Dimensity 700 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 6.36インチ(2,300 x 1,080) |
LTEバンド | 4G:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19 20/25/26/28A/28B/66 5G: N1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/77/78/79 |
SIM | nanoSIM x 2 |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | イン16MP/アウト12MP+16MP |
バッテリー | 5,280 mAh |
サイズ | 164 × 80.4 × 12.8 mm |
重量 | 270 g |
ポイント
・CPUのDimensity 700はAntutu Ver.9スコア約33万点
・RAM/ストレージとも十分な容量を確保
・ディスプレイはFHD+でパンチホール型カメラ
・5G通信に対応
コメント
OSはBlackviewの独自UI「Doke OS 2.0」が搭載されています。Banggoodの製品ページを確認すると、「ゲームモード」が搭載され、側面にはゲーミングスマホでよく見かける「トリガーボタン」がついているかのような画像がありましたが、ゲームモードについては具体的にどのような機能があるのか不明ですし、製品画像でもトリガーボタンらしきものが確認できませんでした。なので、ここはスルー(期待しないでおきましょう、という意味です)。
CPUのDimensity 700については、ウインタブで同じCPUを搭載する「POCO M3 Pro」の実機レビューをしており、その際のAntutu Ver.9のスコアが33万点でした。また、ゲームプレイについては「ウマ娘」と「Asphalt 9」を試しており、これらのタイトルについては問題なくプレイができました。
RAMは8GB、ストレージは128GBで、ミッドレンジ機の容量としては十分かと思います。また、ディスプレイもFHD+解像度になっています。
カメラはイン側16MP/アウト側12MP+16MPと、特に高画素数ではありません。最近はミッドレンジ機でもアウト側48MPというのが普通になってきていますからね。それと、この画像を見るとアウト側はトリプルレンズに見えますが、どうやら「1つはダミー」のようです。
2.Blackview BL5000 5G 筐体
前面はパンチホールですね。一般的なスマホと比較するとエッジ部分に色(この画像ではオレンジ)がついているのと、ベゼルがやや太めではありますが、あんまりタフネススマホという感じには見えません。背面も緩やかにラウンドした形状で、一般的なスマホよりはゴツいものの、タフネススマホとしてはおとなしめです。
ただし、この製品は「Blackviewのタフネススマホ」なので、IP68/IP69Kの防水・防塵性能とMIL規格(MIL-STD-810G)準拠の堅牢性を備えていますので、タフネス性能について不安はありません。
わかりにくくてすみません。左右側面とボタン配置です。右側面(画像右側)に電源ボタンと音量ボタン、左側面(画像左側)にSIMスロットがありますが、タフネススマホでよく見かける「カスタマイズボタン(ユーザーが任意の機能を割り当てることのできるボタン)」は見当たりませんね。それと、Banggoodの製品ページによれば指紋センサーもついているとのことでしたが、指紋センサーの位置も判然としません。電源ボタンが指紋センサーを兼ねているのかもしれませんが、あまり「それっぽく」は見えないです。
この製品「液冷システム」を搭載しています。このシステム、上位モデルのBL6000 Pro 5Gでも採用されていますが、タフネススマホで液冷というのはあまり見かけません。
筐体色はオレンジ、グリーン、ブラックの3色で、いずれも基調色はブラック、アクセントカラーのみ異なります。
3.Blackview BL5000 5G 価格など
Blackview BL5000 5Gは中国の通販サイト「Banggood」で販売中で、7月20日現在の価格は309.99ドル(34,632円)です。CPU性能から見た価格としては安くはありませんが、5G対応するタフネススマホとしては比較的低価格な部類となります。
この製品とよく似たシステムスペックのPOCO M3 Proをレビューした感想も踏まえると、メインスマホとして十分に使える性能だと思いますし、タフネススマホとしては比較的おとなしめのデザインなので、アウトドア利用だけでなく、幅広い利用シーンに向く製品だと思います。
4.関連リンク
Blackview BL5000 5G:Banggood