記事にアフィリエイト広告を含みます

Binai M11 - キーボードが付属するAndroidタブレット。RAMとストレージ容量にも余裕があります

Binai M11
中国メーカーのBinaiが10.1インチのAndroidタブレット「Binai M11」を発売しました。CPU性能だけ見るとエントリークラスということになりますが、どうやらキーボード接続をして使うことを重視した構成になっていると思われます(キーボードは同梱されています)。また、筐体デザインも美しく仕上がっています。

スポンサーリンク

1.スペック

  Binai M11
OS Android 10
CPU UNISOC SC9863A
RAM 6GB
ストレージ 64GB/128GB
ディスプレイ 10.1インチ(1,920 × 1,200)
LTEバンド B1/2/5/7/8/20/28AB
SIM SIM × 2(サイズ不明)
ネットワーク 802.11 b/g/n、Bluetooth 5.0
入出力 USB Type-C、microSDカードリーダー、オーディオジャック
カメラ イン5MP/アウト13MP
バッテリー 6,000 mAh
サイズ 243.6 × 162.4 × 7.8 mm
重量 559 g

OSは中華のタブレット製品としては珍しく、Android 10が搭載されています。スマホだとAndroid 10というのは当たり前なんですが、タブレットではまだAndroid 9が搭載されている例が多いんですよね。

CPUはUNISOC SC9863Aです。以前ウインタブで「Teclast P80X」というSC9863Aを搭載するタブレットを実機レビューしていますが、その際に測定したAntutu(Ver.7)のスコアが72,063だったので、「エントリークラスの上のほう」くらいの性能と言えるでしょう。ゲーム向きではありませんが、Android OSの基本操作であるとか、非ゲーム系のアプリであれば問題なく使えると思います。ゲームでもグラフィックの凝ったものとかでなければ大丈夫ですね。

一方でRAMは6GBあり、CPUのスペックとは少々不釣り合いと感じます。また、ストレージも64GBのほか、128GBも選べますので、エントリークラスと言うにはかなり余裕のある容量です。このあたり、キーボードを接続してPCライクに使うことが想定されているのではないか、と感じますね。

ディスプレイは10.1インチのWUXGA(1,920 × 1,200)解像度で、最近のAndroidタブレットとしては標準的と言える仕様です。

スポンサーリンク

通信まわりではWi-Fi6(ax規格)はおろか、a/ac規格にも対応しませんが、LTEモデルではあります。SIMは2枚挿せ、おそらくNano SIMに対応するものと思います。それと、カメラの画素数はタブレット製品としては高いですね。アウト側13MPです。ただ、ウインタブではこれまでタブレット製品でカメラ画素数の高いものをいくつかレビューしたことがありますが、いずれの場合も「スマホカメラの13MPには到底及ばない」画質でした。

サイズは重量がやや重いと感じるものの、厚さ7.8 mmというのはかなり薄いと思います。Binai製品についてはウインタブで実機レビューしたことがありませんが、筐体品質は良さそうですね。

2.筐体

Binai M11
背面はCNC加工の金属製とのことで、見た感じ結構な高級感があります。前面ですが、少し画像が盛られている(筐体が美しく見えるように画像加工されている、という意味)ような気がします。この製品のタテ・ヨコサイズ(Banggoodの製品ページにあったもの)、長辺は並みの10.1インチタブレット、短辺は若干小さめ、というくらいなのですが、それを踏まえるとベゼル幅がやや細すぎに見えます。

Binai M11
側面の画像です。上面にイヤホンジャックとSIM/SDスロット、左側面に電源ボタンと音量ボタン、USB Type-C、そして下面にはスピーカーとキーボード接続用のPOGOピンがあります。なお、スピーカーは「デュアルだがステレオであるという保証はない」とご理解ください。中華タブではしばしば「どう見てもステレオなんだけど、実はモノラル」というトラップのような経験をしますので…。この製品のメーカーのPR画像には「Stereoscopic(直訳すると「立体視」)」という表現がありましたが「ステレオスピーカー」とは書いてありません。

Binai M11
あと、POGOピンのすぐ横にスピーカー、というと、キーボード接続時にスピーカー穴がふさがってしまうのでは?と思いましたが、ちゃんと配慮されているようです。なお、この画像の白いキーボードはBanggoodでは購入できないようです。

Binai M11
トップ画像を再掲します。まあ、よくあるカバー一体型のキーボードですね。10.1インチ用なので、キーピッチは狭いと思いますが、慣れればそこそこ使えるとは思います。

Binai M11
これもよくあるタイプ、といいますか、キーボード部分がタブレットケースも兼ねている構造です。持ち運びには便利だと思いますよ。

3.価格など

Binai M11は中国の通販サイト「Banggood」で販売中で、キーボードが付属し、6月28日現在、ストレージ64GB版が199.99ドル(21,653円)、ストレージ128GB版が219.99ドル(23,819円)です。

キーボード付属のAndroidタブレットだと、Teclast M16(11.6インチ、Helio X27)とTeclast T30(10.1インチ、Helio P70、ただしタブレット単品販売もあり)が思い浮かびますが、M16は182.99ドル(19,813円、クーポンコードBGJP366f5c)で購入できますので、Binaiの価格は少し微妙かと思います。

個人的には「Androidタブレット+キーボード」というのに少しだけロマンを感じていまして、「これでやれるところまでやるのだ!」という使い方も楽しいだろうなあ、と思っています。BinaiはCPU性能が若干低めですが、RAMとストレージ容量が大きいので、キーボード接続をして使うと楽しいかもしれないですね。

4.関連リンク

Binai M11(64GB):Banggood
Binai M11(128GB):Banggood

スポンサーリンク